【読書記録】圕(図書館)の大魔術師(1)(画:泉光)
正直、ここまで大号泣するとは思わなかった。
※「原作:風のカフナ(著:ソフィ=シェイム 訳:濱田泰斗)」の記載があり(但し、ネットで原作が見つからない)今回は「著者」とせず「画」としてお名前を記載しています。
何の気なしに、リツイートされてきたこのツイートをみて「ふぅ~ん」と思って。
私は普段コミックをほほ読まないので普通なら多分クリックしない。昨今の有名な作品はひとっつも読んでないのですよ。このツイートにある某巨人も読んでないし(実は巨人がすごく怖い)。それ位コミックを読んでこなかった。(両親から買って貰った事が無く、しかも世代的に沢山の週刊・月刊が出ていた頃なのに、それにも見向きもしない子供だった)私空想が好きでして、小説って基本、文字だけなので自分の頭の中で世界を作るんですよね。街並みとか住んでいる部屋の感じとか。コミックって想像しなくても絵で街並みとか部屋の感じとかが表現されているから、自分の頭が何か物足りなさを感じてしまっていました。
今回のテーマが「図書館」というキーワードが出てきた事で、ちょっと気になったんですよね。しかも1巻無料だったら(期間限定かなぁ)、読んでみるか…と本当に「気が向いた」程度でした。(司書に一時期憧れた時もございました)
・・・・で、読んでいたら、頭にある通りです。
コミックでこんなに大号泣したのっていつ振り?というかあったっけ?という位。
特に今年、いままで自分が自己啓発系の本から小説にシフトしていて、自己啓発系より前に読んでいた推理小説から普通の?小説なども読むようになって、かなり自分の中に変化が起きた事を改めて今回のコミックを読んで実感したような気がします。今は興味を持った作品たちがAmazonの欲しいものリストに積みあがっていて、更に部屋にも積読しているものがあって。徐々に欲求が深くなっていく最中だったから、主人公の「読みたい」という欲求も、読んだら世界が広がっていく(読んでいる最中は気付いていないし、あんまり気付かないかも知れない)ような気持ちも、体験中。
そんな状態だから、多少共感するような感じになってしまったのかも。
「勇敢に立ち向かう」という主人公という点では様々な作品と同じだけれど、それすら忘れちゃって、誠実に純粋に向かう感じにホロリとしたし。
気付いたら、涙とまんなくて「こんな泣く筈じゃなかったのにぃ!」って思いながら泣いていた(笑)
この作品、いつの間にか結構しっかりと目を据えるように読んでいました。
普段感じるコミックの文字数よりも情報量が多いと感じたし、絵もかなり細かくそれが一つ一つ丁寧。時折読んでいるコミックより時間をかけて読み、読み終わってからの充実感がすごかった。
コミックを1冊買った時、続きがある場合はすぐにポチっと押して2巻とか読んでしまったりするんだけど、今回の作品は1冊読み終えてしっかりとかみしめる時間が欲しい、って思った作品で、「ふぅ・・・」と深呼吸する状態を味わいました。
今回は、読んだすぐ後に兎に角記録は付けておかねば!と思った次第。noteに読書記録書いてるのは1日後とか下手すると1週間後とかもあるのですけどね、今回は熱量高い状態のままで書いておきたかった作品でした。(ただいま夜中4時…予約投稿機能を使っているので投稿日時が実際書いている時間と違います)
続きは購入を決めましたが、実際の紙本がいいのかな、と思い始めたりしていて。2巻を買う前にあともう1回読もうかな・・・・いや、先も気になるなぁ。最新刊まで買ってゆっくり読もうかな。
・・・ってサクッとこの文章読んでみたら、作品の内容とか全然話してないじゃんねぇ・・・。
兎に角凄かったので読んでみて。