【映画】『Endless SHOCK』
鑑賞日:2021年03月XX日
場所:TOHOシネマズ日比谷
かなり日が経ってしまいました。あとで編集するかも知れないけれど、このままだと下書きでお蔵入りしそうだったので拙い文章ですが、出します。
また軽く?ネタバレしているかもなので、ネタバレ嫌!な方は閉じてね。
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とうとう、『Endless SHOCK』を観てしまった。
映画版ではあるけれど。
20年越し?に観たかったもの。
初年から「いつかは観たい」って願っていた。
「ミュージカルでチケットを獲るのが日本一難しい」とされている。
それが運良く、映像化され映画館で観ることができた。
映画になった事は知っていたけれど、3時間という上映時間とか、
個人的なハードルが高くて3月末迄という事とかすっかり忘れていた。
急に誘いを受け、席を端っこに指定する事で行くことにした。
感想以外も書いちゃったので見出し作りました。(主演の方の感想も異様に長いです)
映画館へ行くという事
前回の映画館は、昨年10月。ファンになった上白石萌音さんが声優を務めた「トロールズ ミュージックパワー」。
この時にも書いているけれど、それまで興行収入のある映画を20年以上映画館で観た覚えがないと言っていた人が、半年経たぬうちに再度映画館へ行った。もう、本人的快挙。
上の記事にも多少書いているけれど、私個人は(隠れ)パニック障害の保持者。今は殆どその状態にならない(ならないようにしている)から、余りわからないだろうけど。最近だと在宅勤務になって殆ど電車に乗らないので久々に電車に乗った時に極度の緊張をして気が付くとちょっと過呼吸気味になっている。そんな感じ。兎に角、映画館やホールなどへ行くことは私にはかなりのハードルなのだ。(発症以前はそんな事微塵も思った事なかったんだよ)
個人的には今年(きっとあるだろう)と来年の(大規模なニュースになっておった)萌音ちゃんの舞台、観に行きたいんだが。怖いなぁ。
感想
正直、休憩時間なしの3時間って長すぎる、って思っていました。初年から見たいと思っていた演目ですから、情報も全部じゃないけれど、それなりにインプット済。インスタグラムはフォローしていて、インスタライブも見ていたし。(トイレ行くタイミングも考えてた位)どんな感想を持つんだろう、って自分でも思っていました。
終わってからの第一声は「観たぞぉ」だったんですが、
最初から泣きそうだし、終わりも泣きそうだし(いや、泣いてた)
トイレは全然行く暇なかったし(笑)
こんなにモリモリと一つの演目に盛り込んでいいんだろうか。
物語としては一瞬「今はどういう状態?」って事があったけれど、
進むと「あぁ、そういう事だったのか」ってわかるし、
歌って踊ってフライングして物語進めて・・・
「ちょっと、一息つこうかね」ってタイミングが難しい。
インスタ等で仕入れていた情報とかは勿論役立ったけれど、物語を繋げてみる良さとか、インスタではなかったシーンなどもあったので、普通に感情揺さぶられて泣いてました。
一緒に行った人は、かなり前(光一さんの手が入る前)のSHOCKを観ていて、感想として「以前はショーとして、てんこ盛りで見せていたけれど、話がしっかりした感じで、解りやすくなってすっきりしていた」と言ってました。(昔は「SHOW劇」と大々的に言っていたような気がするし、「5分に一度は・・・」みたいな件があったよね)
インスタライブの時のようにフライングで2階からカメラと共に飛ぶ事は無かったけれど(あれはあれで大変興奮しました)、今だから出来るドローンを使った撮影や、映画だからこそのアングルや、演者のアップがふんだんに取り込まれていました。映画館だからという事で音もこだわっていましたね。思わず「あれ?今どこから音出た?」ってキョロキョロしてしまいました(笑)
勿論、舞台だからこその、その日のその場の空気を取り込んだ熱みたいなものを感じる事はできないけれど。(それはその日、その場所にいないと生まれないものだからね)これ、本物の舞台で見てしまったら私、多分過呼吸起こしそうだななんて思ったり。それだけ映画版でもグッと迫るものがありました。
余談?としては、光一さんや上田さんの汗とか二の腕をアップで観た時にたまらないなぁ、なんてニヤついてましたケド(笑) 映像作品だから多少本番舞台より汗の量とは違うだろうな、って思っているんだけど、生身の人間の生きざまを観ているようで好きでした。
それでは個人お二人の感想を。(他の方の少なすぎてごめんなさい)
堂本光一さん
主演の光一さん。
多少ご贔屓しているけど、にわかファンである私の知っている光一さんは、テレビできらびやかに歌い踊り、番組で時折?おっさん発言している(笑)のを観ている程度。どんな光一さんが見れるのか楽しみでした。
光一さん、バケモノ(いい意味でよ)だなぁ。どうやってできてるの?(褒めてる)コンサートとか、そういった「舞台」(板の上?)に立つ事が使命というか・・・そこに携わる事が生きがいなんでしょうね。
昨今は他のジャニーズのグループが主演する舞台などにもアドバイスしているそうだし。
「ナイツ・テイル」含め、帝国劇場の神様にこれからも愛されていって欲しい人です。舞台という分野に愛されていって欲しいです。
2幕って言っていいのかな?(普通の舞台の場合、休憩終わった後の所)
あのドンドン狂気のようになっていく顔と叫びのようなセリフに背筋がゾクゾクしました。こんな光一さんを観た事がなかったから。アップで光一さんの狂気の顔を撮れたのは映像版での収穫かも。いつもテレビに映し出されている光一さんはそこにはいませんでした。黒い衣装が本当に怖い。出演したドラマでも観たことない「狂気」がありました。他の場面含め、叫ぶように台詞を吐くシーンがあるのですが、怖いんですよ。それが演技だとしても、本当の叫び。ドラマでは見れない叫び。
色々事前に観た事のあるフライングは、やっぱりどうやって身体を支えているか不思議だし、よく体勢持つよなぁ・・・とか軽々やってるけれどさ、どうなってんの?って思うし。フライングの際の「肩ポンポン」も観れたし。(何故かあれ観れて嬉しかった)結構なスピード出てますよね?本当に同じ人間って部類なんですよね?(褒めてる)異次元過ぎて、どう表現したらいいのか観てから大分経ちますけどやっぱりわからない。
こんな過酷な舞台、いつまで出来るんだろう。記録に拘らない人かも知れないけれど、上演数としては2000回を超えて欲しい気持ちもするし、階段落ちもして欲しいけれど、年齢を重ねるほど、命との闘いみたいになりそうで観る側も(舞台を観ることで自分達の有限の命の時間をSHOCKに向けているけれど)命削ってみないといけないのでは?と思う位になりそう。(それは重すぎるんだけどその位の覚悟が要りそうなエネルギーです)
今、沢山の後輩が光一さんの演出受けたりして、舞台に上がっているけれど、SHOCKを受け継げる人はでるんだろうか。もう、これはこれで完了してしまう演目かもしれないね。光一さんしかできない唯一無二の舞台が出来ちゃったような気がします。光一さんが年齢を重ねて、どういう風にこの演目を演じていくのかも楽しみだし、もし「無理!」になったとしても舞台には立ち続けるだろうから、その先も楽しみです。
上田竜也さん
今迄で一番もしかすると対立する役としては一番はまっているかも。(他にも沢山の方が演じていて、観たわけではないので一番と言ってしまうのはダメかもしれないけど)敵対する際の「怖格好いい」感じが。怖さの迫力もあるんだけど、恰好もいい。中指立てても様になるのですよね。「どうぞ、中指立ててやっちゃってください」って思うもん(笑)
しかもしっかりと普段から鍛えてらっしゃるのでどっしりとしているし。
凄く安定して観ていられるので、話の内容にしっかりと入り込めました。踊りのシーンでは普段やらないような感じで丁寧に踊っているように見えました。衣装の裾がなびくものもあるんだけど、それもきれいにクルクルと回っていて、素敵。演技にしても一つ一つをしっかりと丁寧に仕上げて向き合っている感じがしました。後半の苦悩するシーンも良かったな。光一さんとの年齢差も丁度いい感じがしていて。
KAT-TUNが出来た頃から一応は知っているから年月経った状態を観て、なんかいいなぁ、なんて思ったりしてました。
他の演者の皆様(こういう括りにしてごめんなさい)
他の演者さんも安定していて、流石のふぉ~ゆ~とか。(以前のMAメンバーが退所してしまったは悲しかったけれど、あとをしっかりやっていて滅茶苦茶安心!個々人でも舞台主演されて居たりして頼もしい!!!)美波里さん(名前表記格好いいんだけど)の安定オーナーとか、梅田彩佳さんの身の軽さと結構ハイトーンな綺麗な歌とか(情報仕入れてないですが日生劇場とかの主演も出来そうですね)、本物の舞台観たら音にびっくりしてのけぞるだろう大太鼓軍団とか・・・もう大変!皆さん、この舞台経験しちゃうと、他の舞台やろうとしたら結構な体力できちゃってるんじゃないでしょうか(笑)
終わりに
長くなりました(笑)
「ジャニーズが嫌、とか言ってないで、一生に一度は『Endless SHOCK』を観た方がいい」なんていう言葉もあったりするんですけど、本当に観ておいて良かったなぁ、って思います。良く推しのいる生活をしていると「同じ世界に生まれてきてくれてありがとう」とか言ったりするんだけれど、「同じ時代にこれ観れて良かった」って思いました。内容は多少変化するものの、20年近く続いて来た演目。そして未だチケット購入困難。その理由を観に行く事で発見できるかも。
私は普通なら舞台のその演じている方々のご本人部分については余り考えないようにしているのですが、この舞台に関しては演目とその主演である堂本光一さんの生きざまをも観ることになる、そんな舞台でした。ご本人はそんな風に見て欲しくないかもしれないし、演じている中の人の事は見せちゃいけないものなのかもしれないけれど。なんかね、魂えぐり取るような感じなのです。それを観る側がこぼしちゃいけない気がして。
映画は、2021年3月31日まで。東京のTOHOシネマズ日比谷にて。
舞台の『Endless SHOCK -Eternal-』は、多分チケット獲れないけれど、これも同日まで。ただ、今回「配信」が発表されました。2021年03月28日です。(但し、一般の方はジャニーズネットオンライン(配信専用)などへの登録が必要だったりします。)見逃し配信も日付決まった日時(30日か31日)で可能だそうです。
写真は帝国劇場の地下。偶然楽屋出入り口を通り、付近のエレベーターに乗ろうとした時に見かけたやつ。滅茶苦茶反射してる(笑)