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未来の「学び」のためにできること 【Learn by Creation @NAGANOのイベントに参加して】

先月、Learn by Creation @NAGANO のイベントに参加しました。3週連続、計6日間の非常に盛り沢山で刺激的なイベントでした。(このイベントについても、書きたいと思いつつ、情報量が多すぎて、未だに消化できずにいます)このイベントで特に楽しみにしていたのが、下記のパネルでした。

このパネルでは、教育ドキュメンタリー映画「Most Likely to Succeed」のエグゼクティブ・プロデューサー、Ted Dintersmithさんをはじめ、日本でこの映画の普及活動をしてきた一般社団法人 Learn by Creation 代表理事の竹村詠美さんなど、このドキュメンタリーで描かれているような未来を創造するための「学び」の普及に関わっている方によるトークセッションが行われました。

私も、以前「Most Likely to Succeed」を観て、とても感激し、自身の実践にも大きな影響を与えました。その感想をnoteにも書いています。

これを書いたのは、もう2年も前になるのですが、未だによく読まれており、このドキュメンタリーへの関心の高さがうかがえます。

パネルトークでは、ドキュメンタリーの話にとどまらず、これからの社会に必要とされる「学び」を普及させることの難しさや「数値化できない学び」「測定できない学び」に、どのように向き合っていくのかなどが語られ、様々なことを考えさせられました。

このパネルセッションだけでも、かなり刺激的だったのですが、このイベントの中で、「Most Likely to Succeed」が、オンライン(vimeo)で鑑賞できることを知り、これは、言語化する前にもう一度見なければ、と改めて見てみました。

以前見たときは、内容や字幕を追っていくので精一杯で(ものすごい情報量なんです)、正直、消化不良気味だったので、自宅でゆっくり考えながら見るのに、このオンライン鑑賞は、すごくありがたく、改めて考えることがたくさんありました。

さらに、勢いで下記の本も読みました。

藤原さと(2020)『「探究」する学びをつくる:社会とつながるプロジェクト型学習』平凡社

この著書は、「Most Likely to Succeed」の舞台となったアメリカのチャータースクール「High Tech High」の教員研修プログラムを日本に導入した、一般社団法人「こたえのない学校」の代表理事、藤原さとさんによるもので、ドキュメンタリーではなかなか見えてこない「High Tech High」の中身が詳しく描かれています。

私が行っていた言語教育におけるプロジェクト型学習と重なる部分も多く、最後まで刺さりまくりで、「そうなんだよ!」「それだ!」などと、叫びながら読みました。

あまりにも、中身の濃いインプットが続いたので、ますます消化不良に陥り、どこから言語化したらいいのやら、という状態になっています。

ただ、ドキュメンタリー映画では、ほとんど見えていなかった教育の中身の部分を、活字になった一冊の本で確認できたことで、非常に理解が深まったのは確かです。

そして、今の自分がやらなければならないことは「これだ!」と思いました。私が日本語学校で行っていたプロジェクト型の実践とはどのようなものだったのか。現状、きちんと表現できているとは言えません。自分自身がどういう理念を持って、どのようにカリキュラムをデザインし、具体的にどのような実践をしたのか。これが書けるのは、私しかいません。

それをきちんと言語化していくことをやらなければと改めて思ったところです。

ということで、今回は、自分が最近やっていたことをただまとめただけのnoteになってしまいましたが、せめて、新たな課題を得たという気づきについてだけでも記録しておこうと思って書きました。

ドキュメンタリー映画「Most Likely to Succeed」と『「探究」する学びをつくる』については、もう書きたいことがたくさんあるので、また、ボチボチと書いていこうと思います。

今回も、お読みいただきありがとうございました!

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ヒラサワエイコ
共感していただけてうれしいです。未来の言語教育のために、何ができるかを考え、行動していきたいと思います。ありがとうございます!