本当に効果のある暗記方法3選
個人的に「暗記」という言葉は、
あまりいい印象がないように思います。
意味を理解せずに、
そのまま覚えただけという印象です。
念のために暗記の意味を
辞書で調べてみると、
以下のように書かれていました。
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暗記:
文字・数字などを、
書いたものを見ないでもすらすらと言えるように、
よく覚えること。
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また、Wikipediaには、
「暗記」には理解を伴う暗記と、
理解を伴わない暗記の2種類があると書かれています。
そこで、もう少し調べてみると、
「棒暗記」という言葉が辞書に載っていました。
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棒暗記:
文章を、意味や内容に関係なく、そのまま覚えること。
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暗記という言葉には複数の意味があって
誤解される可能性があるので
これからは以下のように使い分けますね。
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暗記:内容を理解したうえで覚えること
棒暗記:内容を理解せずに思えること
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さて、何かを勉強するときには、
できるだけ棒暗記よりも暗記をした方が
いいのは言うまでもありません。
でも、英語を勉強するとき、
どうしても棒暗記が必要になります。
たとえば、どうしてcomprehensiveには
「包括的な」という意味があるのか考えても
答えは出てきません。
また、主語が三人称単数のとき、
どうして動詞にsが付くのかを考えても
意味がありません。
こういうことは、
「そういうものだ」と割り切って、
棒暗記するしかないのです。
ただ、棒暗記はあまり面白くないし、
脳の性質上、子供のときは比較的楽にできても、
大人になってからは難しくなってきます。
そこで今日は、大人でも楽に実践できる
本当に効果のある暗記方法を3つ紹介します。
■1. 思い出すことを重視する
教材を読んだりオーディオを効いたりして
覚えてようと努力しても、
あまり記憶に残らないことは、
誰もが経験済みだと思います。
人間の脳は、
「読む」「聞く」というような
受け身の勉強(インプット)よりも、
思い出して「話す」「書く」というような
能動的な勉強(アウトプット)をしたときの方が、
強く記憶に残すようにできています。
だから、1日目に教材を読んだら、
次の日は、その内容を思い出す練習というように、
思い出す復習法を取り入れた方がよく覚えられます。
■2. 忘れかけたころに復習する
どんなに頭がいい人でも、必ず忘れます。
エビングハウスの忘却曲線によると、
意味のない言葉を棒暗記した場合、
1日後には67%忘れる
6日後には75%忘れる
ということがわかっています。
この「忘れかけた頃」を狙って
復習(思い出す練習)をすると、
記憶に強く残すことができます。
もちろん、記憶に強く残すとは言っても、
忘れなくなるわけではないので、
繰り返しの復習が必要です。
■3. 文字ではなくイメージで覚える
脳の性質上、言葉だけを覚えるより、
言葉とイメージを関連づけて覚えた方が
よく覚えられます。
たとえば、
apple=リンゴ
のように棒暗記するより、
美味しいリンゴを想像しながら覚えた方が
よく覚えられます。
子供向けの英会話教材には、
イラストカードのようなものが
付いていますよね。
これは、この脳の性質を利用するためのものです。
本当に効果のある暗記方法3点
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1. 思い出すことを重視する
2. 忘れかけたころに復習する
3. 文字ではなくイメージする
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知っているだけでは効果はありません。
ぜひ今日から実践してください。
P.S.
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