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#37:結婚生活34年、私たち夫婦が大切にしてきたこと

こんにちは。結婚生活34年が過ぎました。長い年月を共に歩んできた私たち夫婦の関係は、時に空気のように自然で、時に笑いであふれます。日々の小さなすれ違いや、年を重ねる中での変化を受け止めながら、いつもどこかで支え合ってきました。今回は、私たち夫婦が大切にしてきたことや、長い道のりの中で気づけたことを振り返ってみようと思います。


夫婦生活も34年ともなると、時間が経つのはあっという間に感じられます。普段の会話も自然なものとなっていて、時にはほとんど話さないこともあれば、笑い合う瞬間が多い日もあります。特に最近は、ちょっとしたすれ違いや勘違いもあって、まるでアンジャッシュのコントのような笑いが生まれる場面がしばしば。小さな記憶違いが増えたり、全く別の話をしていることに最後まで気づかなかったりして、「あれっ?」とお互い気づいた瞬間に思わずお腹を抱えて笑うことも増えました。若いころと比べて記憶が飛びがちになったり、抜けてしまったりすることもあります。特にプライベートは糸が切れたように緊張感がなくなり、天然ボケのような場面がしばしば。そうしたことで笑い合う機会が増え、夫婦二人の楽しい時間がより多くなっていると感じています。

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更年期の影響は人それぞれだと思いますが、私の場合は、気持ちが沈むと体にも影響が出てしまうことがよくあります。そこで、主人のアドバイスもあり、毎日体を動かして代謝を上げることを心がけています。主人は学生時代に長距離選手だったこともあり、今でも走ることを習慣になっていて、あまり深く悩まない性格です。彼のそのポジティブな姿にいつも助けられ、私も前向きな気持ちで日々を乗り越えていることも感じます。

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また、長い夫婦生活を送る中で、自然とお互いの健康にも気を配るようになりました。年齢を重ねるごとに、こうした気配りが増えることは自然なことですが、それがまた「夫婦であること」への感謝にもつながっていると思います。若いころは友達と過ごす時間が多かったものの、今では圧倒的に二人で過ごす時間が増え、互いに支え合い、笑い合う日々を送れることが何より幸せです。だからこそ、一緒にいるときは笑顔でいたい、そんな気持ちが自然と育まれてきたのかもしれません。お互いが望む関係性が一致していなければ、このようなおだやかな時間は長続きしなかったかもしれません。

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振り返ってみると、私たち夫婦は長い年月を経ても、お互いの価値観や背景が大きくずれることなく過ごしてこられたことが、長続きの秘訣だったのかもしれないと思います。若いころからお互いを家族の中でも一番大切な存在として優先して、またお互いへの気配りを大切にしてきました。コミュニケーションも、相手を思いやる気持ちがあってこそ成り立つもので、価値観が大きく離れないことも夫婦にとって大事な要素だと感じています。

結婚を決める際に、価値観が一致している方がきっと楽だろうと思い、私は相手との価値観のすり合わせを大切にしていました。たとえば「自分と合っているかな?」と感じるために、相手にいろいろと質問をしていました。私は美容に興味があったので、当時も自分と同じように外見にこだわりを持っている人に惹かれました。「髪のセットにどのくらい時間をかける?」「どれくらい洋服にこだわる?」といった質問をしていたのを覚えています。自分自身の価値観を大切にしながら、相手にもそれを尊重してもらえるかどうかを知ることはとても重要です。こうした共通点が、主人と私の価値観の一致に繋がったのだと思います。

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今の時代は、男女それぞれに個性があり一概には言えませんが、やはり自分自身の価値観を知っておくことは大切です。価値観は、両親や育った環境から得られたもので、とても尊いものです。その価値観をしっかり理解しておくことは、どんな出会いや関係においても大事なポイントだと感じます。

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長い年月を共に歩む中で、支え合い、笑い合える関係があることは本当に幸せなことだと感じます。これからも、お互いを大切にしながら、ささやかな日常に感謝して歩んでいきたいと思います。そして、そんな夫婦の時間が少しでも娘たちや若いご夫婦たちへの励ましやヒントになればとてもうれしいなと思う日々です。今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

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