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#24:大きな喧嘩から学ぶ夫婦の絆

こんにちは。今回は、私たち夫婦の一番大きな喧嘩の話を振り返りながら、夫婦の歴史から感じる決断の積み重ねについて書いてみようと思います。


これまで、家族やパートナーシップについての想いをnoteに綴ってきました。私たち夫婦の仲が良いことを書いてきました。年齢を重ねるたびに喧嘩が少なくなってきたことは事実ですが、私たち夫婦も若い頃はたくさんの喧嘩を重ねていました。その中でも一番大きな夫婦喧嘩のことを振り返ってみようと思います。

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私が結婚したときは24歳でした。まだ若かったので、結婚当初は希望にあふれていました。主人が長男だったこともあり、義母からは「最初が肝心!同居して慣れることよ」と言われて同居という形で結婚生活がスタートしました。また、主人の実家が新築したタイミングもあって、私たち夫婦だけの形で生活をスタートすることは主人も初めから考えていませんでした。初孫が生まれたときも、面影が義母に似ていたこともあって、それはそれは可愛がってもらいました。

ですが、やはり月並みですが嫁姑の間のトラブルがおきました。トラブルの内容は大小様々ありましたが、私は毎日ヒステリック状態で主人と向き合う日々でした。義母と私の間に挟まれて、主人はさぞ辛かっただろうと、今だときちんと気を配れます。ですが、当時の私にとって主人の行動は、私の感情を落ち着かせるために話を聞いてはくれているものの、その場しのぎに感じられて、ストレスが募る毎日が続きました。

同居する家族は、義父、義母、主人の兄弟たち、そして私たち夫婦の大所帯でした。大家族の家に嫁入りした私は、「結婚って何だろう??」と疑問を抱きました。楽しい夫婦生活も多少は想像しつつ、ある程度は同居で覚悟していたものの…。私の担当は主人の家族全体、子育ては義母がメイン担当といった雰囲気だったこともあって、子育てが私たち夫婦主体にやりづらい状況も私には葛藤がありました。同居の現実は理解していたけれど、こんなにきついものだと思いませんでした。「これはもしや私、家政婦?」と頭に浮かんでは打ち消し、浮かんでは打ち消し、この気持ちは私のわがままと思いながら、考えを繰り返してみるものの、耐えられませんでした。

この頃は、コミュニケーションを考えて、言葉を選んで…、なんていうことはほとんどできていませんでした。

鬱々と考える時間が日ごとに増えひどくなり、あるときひらめきました。
(行き過ぎた行動をとって、自分の苦しさをわかってもらおう…)と。
そこで起こした行動は、
「寝ないで家事をしていれば気が付くだろう」でした。
深夜0時を過ぎても寝室に姿を見せずに怒っている私に、主人は謝りどうしでした。
一軒家の中で大事の喧嘩をしたら、他の家族にも迷惑がかかるので一旦はおさめ寝ることにしました。

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この時に頭に浮かんでいたのは、以前の記事にも少し書きましたが、私の母が問いかけた言葉でした。

私が結婚を考え始めた当時、「何かあったときにあなたの味方になってくれる?あなたにやさしい?ここ大事よ」とアドバイスしてくれたことをよく覚えています。

(主人は私を守ってくれるのだろうか?)

不安な気持ちを持ちながらも、あくる日、限界だった私は家を出る決意をしました。
私が戻ってこないことを知った主人は血眼になって探したことでしょう。私は実家ではさらに問題を大きくしてしまうと思い、近くにいるいとこの家にお世話になりました。後から聞くと、当時の主人は、やはり私の実家に問い合わせたものの、大事になってはと考えて「いや、何でもないです」と電話を切り、他にも私が行きそう場所を探してくれたらしいです。そして、いとこの家にも電話で連絡が入り、
 
「来てないけど何かあった?」
「実は...。」
「あら、それはお姉ちゃん(私のこと)の言い分も考えてあげてね。私も行きそうな場所を探しておくわね」

やり取りしてから電話が切れました。

初めての大喧嘩、そして行動を起こした私は、落ち着きを取り戻しました。これ以上の心配を主人にかけるのは申し訳ないので、少し時間が経ってから、その日のうちにいとこから主人に連絡を入れてもらいました。

そのまま私はいとこの家でお世話になり、戻る決意をして帰宅しました。私たちに、夫婦の大きな喧嘩は後にも先にもこれだけです。

経験して改めてわかったのは、夫婦は距離感が近いだけに難しいことも多々ある、ということでした。「雨降って地固まる」ではないですが、喧嘩も自分の主張と相手の主張のバランスをとるためにも必要なものかもしれないとは考えました。それと同時に、ここまで大きな課題になるまでに、きちんとコミュニケーションを重ねていきたいと思った瞬間でもありました。

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振り返ってみることで、夫婦の歴史からもいろいろ気づいたり考えることが多々あります。今回のケンカを振り返ってみても、日々の決断の積み重ねが、時間の経過とともに大きくなっていくものだと感じます。そして、より良い将来を描きながら重ねていける決断を積み上げて、明るい未来へのつながっていけたように思います。今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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