ハマるってどういう感覚ですか
なにわ男子って？
まず初めに、なにわ男子というグループを知っているだろうか。今やファンクラブの会員数は50万人を超え、メディアではさまざまなメンバーが活躍しているジャニーズグループである。
私がなにわ男子というグループを知ったのは、2022年1月。たまたま、time viewを歌うなにわ男子のライブ映像を見た。その時の私は、知っているメンバーといえば道枝くんぐらいで、そんな道枝くんのことさえ下の名前は知らないほどだった。
しかし、その映像は、知らない私でさえ涙を流してしまうほどに美しく、輝いているメンバーが映っていた。歌詞も涙を誘うもので、道枝くん作詞だと知り、とても驚いたことを覚えている。続けて2 facedの映像も見たが、ベレー帽をかぶる長尾くんに引き込まれた。そして、そこからの私はなにわ男子を調べ始め…というわけでもなく、素敵な歌を歌うグループなんだなぁと思っただけだった。
"ハマる"を知らないわたし
というのも、私はこれまで生きてきた21年間、何にもハマったことがなかった。好きな音楽があっても、そのアーティスト自体にハマるわけではない。好きな作品があっても、その俳優にハマるわけではない。ライブや舞台挨拶に行って本人を目の前にすればハマるのかもしれない。だけど、お金を出していきたいと思えるほどの熱量がない。そんな私よりも、本気で行きたいと思える人のためのチケットのほうが価値があるだろう。私はずっとそんな風に考えていた。 高校時代、邦ロックが好きな友人がライブやフェスに行っていることを聞いた。いいな、と思ったが連れて行ってとは言えなかった。何かにハマり、そのために何かを頑張り、ただ好きでいることを楽しんでいるみんなが羨ましかった。私も何かを好きになりたい。ずっと思っていたが、のめりこむものに出会えたことがなかった。
「これはファンの気持ちわかるわ。」
4月。新型コロナウィルスに罹患した。幸い、症状は軽かったが、何をすればいいのかわからない療養期間が始まった。6月に大事な試験を控えていた私は勉強しようと机に向かったが、なかなかやる気が出ない。youtubeを開いた私へのオススメに出てきたのは、3月15日にアップされたなにわtubeの【ターキー出すまで帰りません(つもり…)】の動画。試しに見てみると、おもしろい。そして、メンバー1人1人の愛らしさが、なにわ男子を知らない私にさえ伝わってくる。あぁ、これはファンの気持ちわかるわ。と思った。それから関連動画で出てくるなにわ男子の動画をすべて見た。見終わるころには、スクリーンショットでいっぱいのスマホのフォルダ。
”ハマった”って、こういう感覚のことを言うのかもしれない。
私はたくさんのスクリーンショットをインスタの親しい友達機能を使って投稿した。どうして親しい友達機能を使ったのか。それは、これまで何にもハマったことがない私の、気恥ずかしさ、それとジャニーズグループを全く知らない私の無知をさらけだす怖さ(フォロワーにジャニオタがたくさんいたため)などなど…たくさんの理由があって親しい友達にのみストーリーでなにわ男子にハマったことをさらけ出していた。初めて、が故の異常な熱量。21年間なににも注ぎ込んでこなかった”推し”への熱量が放たれた日だった。
どこにでもいる名前だと思った、わが推し
私が特に推したい、と思ったのが 高橋恭平くん。前述したように、2 facedを見た時はベレー帽をかぶった長尾くんにめちゃくちゃに惹かれていたのだが… 高橋恭平くん。彼のビジュアルはもちろん、ボーリング動画のみんなの期待を背負って頑張って投げる姿をたまらなく愛おしいと思った。その時、バイト先になにわ男子のオタク（なにふぁむ）の後輩がいたことを思い出した。彼女の推しは…インスタを確認すると、紫のハート。高橋恭平くん担だった。バイト中話を聞いている時に無知すぎた私は高橋恭平という名前を聞いて、「どこにでもおりそうな名前やな！」といったことを思い出した。バイトの後輩ちゃん、高橋恭平くん、失礼なこと言ってごめんなさい。今は大好きです。
数日後、The AnswerのMVが公開された。私の推し 高橋恭平くんは、なんか前髪があげられていた。うん、顔が良い。言うまでもなく、私のストーリーは大変なことになった。
流れるような入金
この後はもう早い。すでにハマってしまっているから。5月6日なにわ男子ファンクラブ入会。手続き完了のメールはいまだにとっておいている。5月7日、ジャニーズウェブ登録。月額330円は安いな。 お金を払うほどの熱量でハマったことがなかった私が、気づけばするするとお金を払っていた。恐ろしい！！
まとめ 私が人生で初めてハマったものとの出会い
以上、私が人生で初めてハマったもの。なにわ男子との出会いである。偶然が重なり、なにわ男子を知ることができた。人生で初めて推しができてわかったこと、それは推しがいる人生は素晴らしいということ。大げさかもしれないが、なにわ男子を知ってからの私はこれまでとはまた違った楽しみを見つけることができた。何にもハマれない人、ハマったことがない人はたくさんいると思う。もちろん、それが悪いわけではない。だけど、きっと誰にでもハマるものはあるはずで、今はそれに出会うまでの時間なんだと思う。
なにわ男子は、「初めてジャニーズを好きになった」というファンが多いグループである。(そう思う理由はまたいつか。) そのため、足を踏み入れやすい沼である。推しがいない人、何かにハマりたい人、一緒になにわ男子を推してみませんか？？