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海外一人旅の満足度を引き上げるローカルの生活を体験する旅

こんにちは、Reiです。旅は人生を変えてくれると言いますが、私の人生に影響を与え、旅の概念を変えてくれたのは、「ただ観光するだけではない旅」との出会いです。
イギリス留学中に、カウチサーフィンというサービスを利用して、訪れる先々で人々の優しさに触れることができました。


カウチサーフィンとは?

旅人が集まり、旅人と旅人をつなげるコミュニティ・サービス。登録するとプロフィールに「ホスト」をしているか、「旅人」として利用しているかを表示できます。ホストは旅人にカウチ(寝る場所)を提供し、旅人はホストに泊まらせてもらう代わりに自分の特技を活かしてお返しをします。例えば言語を教えたり、楽器が弾ける人は楽器を教えたりといった具合です。

私は最初、特技がないと思って困りましたが、ホストの家で、お寿司やお好み焼きを作ることにしていました。巻き簀、海苔、マヨネーズを持ち込み、その他の材料は現地で調達しました。いなり寿司の素は失敗がなく、仮に何か他のものが失敗しても一品は必ず完成するので重宝しました。

カウチサーフィンに登録したきっかけ

フィンランド人の友人に、冬休みにヨーロッパ旅行に行くと話したところ、カウチサーフィンを勧められました。彼女はヨーロッパ各国をカウチサーフィンで旅した経験がありました。
「知らない人の家に泊まらせてもらうのは抵抗があるかもしれないけど、リファレンスがちゃんとしていれば大丈夫。これまで良い経験しかないよ。旅人として利用するにもリファレンスが必要。それは書いてあげるから、絶対試した方が良いよ!」とおすすめされました。
知らない人の家に泊まるのは怖いと思う反面、学生でお金はないけど、いろんな国を旅行したい私には最高のサービスにも思えました。彼女以外にも周りにカウチサーフィン使っている友達がいたので、登録してリファレンスを増やして、早速使ってみました。

初めてのカウチサーフィン体験

初カウチサーフィン先は、ベルギーのブルージュでした。ホストは「ベルギー 家」と検索すると出てくるような、窓が特徴的なベルギーの伝統的な家で一人暮らしをしていました。20畳以上ありそうな広いリビングにカウチがあって、リビングを自由に使っていいよと言われました。これまで自分が住んだことがない広さの贅沢な空間に戸惑いましたが、とても快適でした。
家に感動して写真を撮りまくる私に家主は笑っていました。現地の人にとっては日常でも旅人には、本当に非日常でした。
(実はこの旅行の3ヶ月後ぐらいに携帯が水没し、PCのデータも間違って消してしまい、この時の写真含め留学時代の写真がほとんどなくなってしまいました。本当に残念です。)
夜は牛肉のビール煮込みが美味しいバーに連れて行ってもらい、ベルギービールを楽しみました。半分冗談で、お土産に日本のチョコレートを渡したのですが、帰り際にはベルギーチョコレートのお土産までもらい、これが本物のチョコレートだと言われました。

ヨーロッパ数カ国でカウチサーフィンを経験

その後、オランダ、スウェーデンでもカウチサーフィンを利用しました。オランダでは、ホストの家のチーズフォンデュパーティーに参加させてもらったり、スウェーデンでは家具の入れ替えを手伝ったり、湖が見えるレイクハウスに招待してもらったこともあります。
料理は苦手なのですが、行く先々で頑張ってお寿司やお好み焼きを作ったことも良い思い出です。本当に素敵な現地の生活を体験することができました。

美しい湖を眺めるレイクハウスでディナー
レイクハウスのテラス

振り返って

旅が好きで旅人と助け合いたい!という心優しいホスト達と出会いました。
現地の一般人の生活を体験し、ローカルおすすめのお店を紹介してもらい、観光だけでは見られない景色をたくさん見ることができました。

ホストの情報はリファレンスと写真のみ。リファレンスを信じて毎回知らないホストにお世話になりました。ホストとしてもリファレンスと写真のみで旅人を自宅に泊めるのでリスクがあります。
危険だと思う人も多いし、実際にネガティブな経験をした人もいるようです。全て自己責任となり、全ての人に最適な旅の仕方ではないと思います。幸い、私は出会う人に恵まれ、カウチサーフィンでは良い経験しかありませんでした。
カウチサーフィンの経験があったからこそ、以前よりも断然旅に興味を持つようになり、旅は一人でも楽しめることに気付き、人生が変わりました。

出会った人達が本当にホスピタリティに溢れた人達ばかりで、世界にはこんなに素敵な人がいるんだ、優しい人がいるんだと感動しました。本当に感謝することの連続でした。

貧乏旅をしていた時から10年が経ちました。近いうちに世界一周をしたいと思っているのですが、その時は、カウチサーフィンで会った人達にお礼をしに行きたいと思っています。
今、旅にそんな目的を設定できる自分を幸せに思います。
旅の写真はなくなってしまったけど、思い出は色褪せることはありません。

スウェーデンでお世話になったホストの家までの道中

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