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多分私達に取ってこの世で一番難しい課題「人を許す」という事に付いて


今回は、愛する事より数段難しいと言われる、「人を許す」という事に付いての私の見解をお伝えしています。

生きていれば「人を許せない思い」というものは、人間であるならば誰もが人生の中で味わうものの一つなのではないでしょうか。

でも「人を許せないと思い続ける事」は、実は自分自身の事を傷付け続ける事でもあるという事に気付いておられる方は、そんなに多くはない様に私は思います。

何故なら誰かを「許せない」と感じた時の出来事を、年中自分の中で反芻し、何度も何度も自分の中で再現し、その都度「自分を痛めつける」という事を「無意識に自分に対して行い続ける」という事だからです。

でも無理矢理そうした感情を無くせと言われても、それは絶対不可能です。何故ならそれは「頭(思考)でそうしよう」という事でしかなく、決して自分の心で納得した訳ではないからです。

では私達は、このモヤモヤをどう解決すれば良いのでしょうか?

それはそういう「人を憎んでしまう自分」を認めて、そうした感情を持つ自分を許し、そしてとことん独りで味わい尽くしてしまう事です。

自分の中で「こんなネガティブな感情を持ってはいけない」とか「こんな事を思う自分に対して罪悪感を持ってしまう」と感じ、自分の荒ぶる感情を中途半端に理性で抑えてしまうと、

自分の中に不完全燃焼として残ってしまった感情が、いつまでも自分の中にくすぶり続けて、「人を憎み恨み続けてしまう」という事に繋がっているからです。

不思議なもので、こうした「怒りの感情の完全燃焼」を、誰も傷付ける事無く「自分自身のみで行う」という事が出来ると、

何故か「相手を憎んだり恨んだりする気持ちが自然に薄らいで行く」という事を皆様は実感される事でしょう。

過去に何度も実践して来て、そういう事を実感して来た私は、そう確信しています。

ですので人を許せないと悩んでおられる方達も、自分の中のそうした醜い感情から目を背ける事無く、自分自身で吐き出し切れた時には、

「今までの自分の重たかった心が、嘘の様に軽くなって行く」という事を、きっと実感される事でしょう。

今回の記事が、どなたかの何かの参考になれば幸いです。


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