エスカレーターに並ぶ人々から生産性について考える
朝の通勤ラッシュ、夜の帰宅ラッシュと駅には多くの人々が溢れかえっています。
足早に移動する人々の群れを見て、ひときわ目立つ「固まり」。
それがエスカレーター前の行列です。
アイキャッチ画像はとある駅でのワンシーンですが、階段のほうはガラガラなのに、エスカレーターの方は長々と行列を作っています。写真の範囲外まで行列は延々と続いています。
この行列について、なんとなく考えた内容を文字にしたいと思います。
箸休め程度に、お付き合いください。
階段を上りたくないし、別に急いでもいない
ほとんどの理由がこれだと考えます。
ですが、エスカレーターの左側に並ぶのであればそれは理由として十分ですが、右側を歩いて上っていく人の数が階段を上っていく人の数よりも圧倒的に長いので、単純に「上りたくない」というのは違うのかもしれません。
また、急いでいないにしてもわざわざ並んでまでエスカレーターに乗るでしょうか。有名アトラクションならまだしも対象はただただ上の階に連れて行ってくれるだけの機械です。そんなに面白いものでもないでしょう。
足を怪我しているとかのよほどの理由がないのであれば、ほとんどの人は階段を上るだけの体力があるはずなのです。
正直な話、エスカレーターを上るのも階段を上るのも、体力の消費ではほとんど変わらないと思います。体感的には楽に感じますが、すぐ横に人が並んでいる空間を上っていくのはなかなか恐怖を感じます。
電車の出入り口から近い
電車から降りて、すぐ目の前にエスカレーターがある。だからこそ、階段ではなくエスカレーターへ向かっていくのでしょうか。
ですが、エスカレーターと階段との距離なんてほとんど変わらないです。
少し歩けば、空いている階段から比較的自由に上っていくことができます。
ちょっと休憩?
エスカレーターでは、立ち止まってでも移動することができる設備です。「ちょっと休憩・・・」といった感じで乗っていっているのかもしれません。
それこそスマホを眺めながらでも、自動的に上の階に連れて行ってくれます。
とはいえ、エスカレーターで上っていく時間なんてせいぜい1分かそこらのはずです。そんな時間でスマホでできることなんて大したことではないと思っています。
それであればさっさと階段で上って行ってしまって目的地に着いたほうがよほどやりたいことができるのではないかと考えてしまいます。
ここで、「生産性」とやらについて考える
エスカレーターで上っていく時間は移動をしているのでまだいいと思っています。
問題だな、と考えているのはエスカレーターに乗るためにダラダラと並んでいる時間です。
並んでいる人々はスマホを見たり、虚空を眺めたり好き勝手しています。
片側を空けるためにもう片方に寄るのは理解できるのですが、急いでいるであろう走ってきたスーツ姿の人もピタッ・・と止まって列に並び始めました。急いでいるのであれば、せめて空いているほうを使うか階段を使えばいいのにと思った次第です(エスカレーターを駆け上がるのは危険なので止めましょう)。
一体この並んでいる人たちは、いったい何を考えて日々過ごしているのでしょうか?
きっと何も考えずに、ただ周りに合わせてなんとなく過ごしているだけなんだと思います。
そういう人々を駅で見かけるたびにいたたまれない気持ちになります。
私は日々余裕なく生きているわけではないですが、階段で上っていく派です。
だって空いてますし、必要のない行列に並ぶのは無駄だと思っているからです。
以上です。