休日に仕事をしたくない人は就職先の休日だけでなく取引先の業界もチェックしましょう
年間休日〇日と書いてあるけど信用していいの?
土日祝日は絶対に仕事したくないのでそういう会社を探している
休日に顧客から電話がかかってくるような会社は避けたい
今の仕事で休日に仕事の電話がかかってきたり、頻繁に休日出勤を命じられて嫌になり、転職を考えるほどに悩んでいませんか?
入社時の条件には「年間休日120日」とか「完全週休二日制」とか書いてあったはずなのに、気が付いたら休日も仕事しなければならない身分になってしまっていませんか?
確かに所属している会社自体はその通りですが、取引先は果たしてそうでしょうか?
この記事では休日に絶対仕事をしたくない方に、求人票の採用条件以外にもチェックすべき「ある項目」について経験談から解説していきます。
想定外の休日労働をしたくない方に、当記事の情報が役立てば幸いです。
★採用条件のほかに安心して休日に休めるかを判断する条件
取引先の業界が通常の休日に休む業界かをチェックする
シフト制で24時間365日稼働しているような業界は特に注意
休日以外にも取引先の業界の稼働時間も確認できればしておきたい
当然、会社自体の休日についても条件を満たすかどうか要チェック
休日労働をしたくない人が見るべき条件
取引先の業界の休日について確認する
入社した会社がいくら「完全週休二日制」や「年間休日〇日」などと条件を書いてあっても、顧客からお問い合わせがあれば休日であろうが対応しなければなりません。
代表的な例として、顧客が業務に使用するソフトウェアを導入しているIT会社であれば、システムに異常や不具合が発生したときなどです。
システムトラブルが発生すれば、顧客の業務に支障が出ます。場合によってはまったく業務ができなくなる状態にまで陥ることもあります。
そのような緊急事態では遠隔で調査・対応したり、最悪の場合は直接顧客先を訪問しての対応となります。
自分の会社は休日ですが、顧客は通常営業をしていますので「休日なので対応できません」は通用しないのです。
そのため、ある会社に入社を決めたときはその会社の休日待遇だけでなく、取引先の業界における休日や営業時間帯について調査しておくことを強くおすすめします。
!例えば、こんな業界は要チェック
卸売業、仲卸業
物流業
飲食業、コンビニエンスストア
建設業、不動産業
医療業、介護業
上記の業界は一般的な土日祝日には休まずに、我々が平日として過ごしている曜日に休む形態をとっています。
さらに言えば、ゴールデンウィークやお盆休み、年末年始が繁忙期という業界もあったりしますので、そうした業界が取引先だと連休中でも仕事をしなくてはならない可能性があります。
繰り返しになりますが、これらの業界は土日祝日を休日とは認識しておらず通常営業日として活動されているので、納品した商品がうまく動かないなどで業務ができなくなれば問答無用で連絡してきます。
平和な休日を過ごすためには、取引先の業界が入社予定の会社と同じであることを必ずチェックしておきましょう。
営業時間についても要注意
世の中には、早朝から深夜まで休まず稼働しているような業界もあります。それはシフト制で24時間365日営業しているような業界です。
コンビニエンスストアなんかが代表格ですが、卸売業者や物流業者も生鮮商品を小売業に輸送する関係でほぼ常に稼働しています。
そうした業界ですから、早朝や深夜の時間帯に何かあればお問い合わせがきます。
平日であっても、営業時間外に連絡がくるのです。
当然、お問い合わせを受けたからには対応をしなければなりませんので、普段であれば眠っている時間でも仕事しなければならなくなります。
休日だけでなく、貴重な睡眠時間まで削られることになりかねません。
入社する会社自身の休日条件も当然チェック
ある意味当然のことではありますが、入社を決めた会社自身の休日条件もチェックが必要です。
求人票には休日条件はしっかり書いてあることがほとんどですが、まれに昔の条件を更新しないでそのままにしている場合もありますので要注意です。
また、同じ会社でも職種によって休日条件が違う場合もあります。
加えて、本社以外に支店がある場合には配属先によっても休日が異なるなんてことも・・。
上記のような罠もありますので、必ず募集要項はしっかり目を通してください。入社してからでは、遅いですから・・・
自社と顧客の休日が異なるシステムエンジニアの体験談
前述の結論に至った理由として、システムエンジニア(以下、SE)としての経験から話していきます。
私はまさしく、自社と顧客の休日が異なる会社に勤めています。
普段の労働に関しては問題ないのですが、土日祝日に先輩や同僚から対応依頼のメールやチャットが来ることがあります。
特に、システム導入直後の週末は必ず何かしらの連絡をもらうことになります。会社自体は休日なので、SEに直接顧客から連絡がくるんですね。
場合によっては、顧客から直接電話がかかってきます。
緊急対応が必要な場合は仕方なしに対応するのですが、週明けの対応で問題ない内容であっても連絡してくることがあります。
いつ会社携帯に着信やメール受信があるかわからないので、気が気でない休日を過ごすことになります。
そして、会社携帯が鳴っていないのに鳴っている気がするほどに心身ともに疲労してしまいました。
休日でも顧客から連絡がくる可能性があると、おちおち休んでもいられません。
ITエンジニアは休日関係なく早朝から深夜まで働いているというイメージを持たれていますが、実際は顧客が時間関係なしに連絡してくるから働かなければならないという事情があるのです。
まとめ
★自社と顧客の営業時間が異なると休日が奪われる
営業時間外であっても顧客から連絡がくる
会社自体は休みなので、担当SEに直接連絡が入る
いつ連絡が入るか気にしながら過ごす休日は心身ともに疲弊する
いくら会社自体が雇用条件通りの休日を設けていても、顧客にとっては関係のないことです。
たとえその顧客対応が10分程度で済んだとしても、貴重な休日の一部を奪われるというのはいい気分ではありません。
休日専用サポートダイヤルのようなものが設けてある会社であれば、まだ負担は軽くなると思いますが、最終的に担当SEへ連絡が入ることを考えると有効な手とは言えません。
私の経験上、SEという仕事目線で書かせていただきましたが、他にも同じような立場の会社があることと思います。
土日祝日や年末年始を平穏無事に過ごしたいのでしたら、顧客の業界にも目を向けることを改めて強くおすすめします。
以上です。