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LECの宅建士登録実務講習を受けてきましたので、その内容と修了試験について

  • 宅建士の登録実務講習でどんなことをやるのかを知りたい

  • スクーリングの前の通信講座について知りたい

  • スクーリングの雰囲気や修了試験についても知りたい

2024年の1/30~1/31の二日間にかけて宅建士の登録実務講習を受けてきました。

今回はその内容と注意点、こうしておけばよかった等についてできる限り共有していきます。

★概要

  • スクーリングはひたすら講師の話を聞くだけ

  • 通信講座はやってもやらなくてもよい

  • 修了試験は持ち込み可能

宅建士の登録実務講習とは


まずは「宅建士の登録実務講習とはなんぞや」について簡単に説明します。

宅建試験に合格した後、宅建士として働くために「宅建士登録」をする必要があるのですが、そのためには「2年以上の実務経験か国土交通省指定の登録実務講習の修了試験に合格する」必要があります。

正確には、宅建士登録に必要な書類の一つとして「登録実務講習修了試験の合格証」があるといった次第です。

ただ、修了試験は宅建試験のように厳しいものではなく、テキストの持ち込み・参照が可能ですので大変易しいものとなっています。

色んな団体がやっているのですが、私は宅建受検にあたってLECの参考書に大変お世話になりましたのでお布施・・というわけではないですがLECで受けることにしました。

今回のお話はLECが行っている宅建士登録実務講習の内容になります。
ですので、他の団体が行っているものとは若干内容が異なるかもしれないですが、国土交通省指定の講習になりますので大きく外れることはないと思っています。

また、宅建試験を受験した都道府県とは異なる都道府県で登録実務講習を受けても大丈夫です。
東京都で宅建試験に合格して、神奈川県で登録実務講習を受けても問題ないといった次第です。

登録実務講習の時間帯は通勤ラッシュと被る可能性がありますので、上りの電車が混むのであれば下りの電車で向かう受講地にするのがいいと思います。

事前学習(通信講座)について


登録実務講習にあたっては事前にテキストと資料集、受講証とDVDが届きます。

1ヶ月の自主学習期間という形で連絡が来ますが、体裁上のものですので実際はやる必要が無かったりします。

自主学習の内容としてはDVDを観ながらテキストと確認問題をやる感じです。

DVDは3時間ほどの講義ですのでご興味があれば観ておくのもいいかと思いますが、基本的には講習当日まで遊んでいても大丈夫です。

確認問題の中から数問、修了試験に出題されていたので余裕がある方は取り組んでみてもいいかもしれません。

登録実務講習(スクーリング)の内容


スクーリングは2日間あり、内容としては講師の話をただひたすら聞くというのが基本でした。

LEC講師は不動産業で働かれていた経緯があり、宅建の試験勉強で学んだ内容が実務でどう活きてくるのかについて詳しくお話を聞くことができました。

品確法が施行された背景など、今日の宅地建物取引が安全に行われるようになっていった歴史を学ぶことができたのが大変興味深かったですね。

テキストの内容を読みながら、修了試験で出題される部分について「マークしてください」と指示されるのでそれに従ってマークしていきます。

講義の雰囲気としては居眠りしていても特に何も言われないほどぬるい感じでしたが、遅刻については厳しく指導されます。
※国土交通省からの通達だそうです。

また、重要事項説明書等の書類を資料に沿ってワークブックに書き込んで作っていく作業もありました。
学校の授業のように当てられたり音読させるといったことはなかったです。

★大まかな内容

  • 物件調査のやり方

  • 査定

  • 媒介契約

  • 重要事項説明書

  • 売買契約

あまり詳しく記載すると何かに触れそうな気がしますので大体こんな感じでしたと言ったところで。

登録実務講習を受けるのであれば、宅建試験の内容を忘れないうちに早めに受けたほうが講義の内容もスムーズに頭に入ってきますのでおすすめします。

修了試験について


さて、気になる修了試験についてですが、合格率99%がほぼ約束されています。

といいますのも、講義で使われたテキストや資料集をそのまま試験に持ち込むことができるうえ、試験に出る内容はマークするように指示されているのでよほどのことがない限りは合格点を取れる仕組みとなっています。

テキスト類は持ち込み可能ですが、独自に作成したメモ用紙を持ち込むと不正行為になるので持ち込めるものは確認しておきましょう。

形式としては○×問題が20問、記述式問題が20問。
それぞれ80%以上の正解で合格となっておりました。

不合格になった例もあるようですが、講師のお話によると・・

  • 問題用紙に解答を書いていて、解答用紙を白紙のまま提出した

  • ○×問題で長時間悩み、記述式問題に至れなかった

とのことでした。

仮にも難関の宅建試験に合格しているにもかかわらず、持ち込み可能な試験で落ちるというのはにわかには信じがたいですが・・・。

試験時間は60分ですが、20分経過してからは途中退室が可能です。ただ、終了5分前からは退出できなくなるようです。

試験問題の漏洩防止のため、問題用紙、解答用紙ともに提出となります。

まとめ


★登録実務講習について

  • 通信講座をやるかやらないかはお好みで。宅建試験と違う都道府県で受けてもよい

  • スクーリングはテキストへのマークは忘れずに

  • 修了試験はテキスト類の持ち込み可能

登録実務講習で久々にいわゆる授業というものを受けましたが、学生時代のように「興味のないことをやらされている感」はなかったですね。

自分の意志で受けに行っているという意識があったので眠くなることも退屈だと感じることもなく充実した時間を過ごすことができました。

ただ、周りを見ると居眠りしてたりスマホを隠れていじっていたりと「この人たち本当に宅建に合格したんだろうか・・?」と思うような感じでしたが、流石に私語はなかったです。

宅建士登録に必要な登録実務講習について疑問が解消されれば幸いです。

以上です。

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