【吉川さおり】第204回国会 参議院 決算委員会 第6号 令和3年5月17日

2021年05月17日
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https://youtu.be/4h6vs8VLY1I?si=jRgzY4HYJC3ihKo-
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第204回国会 参議院 決算委員会 第6号 令和3年5月17日
https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=120414103X00620210517¤t=1
本日の会議に付した案件
○理事補欠選任の件
○令和元年度一般会計歳入歳出決算、令和元年度特別会計歳入歳出決算、令和元年度国税収納金整理資金受払計算書、令和元年度政府関係機関決算書(第二百三回国会内閣提出)(継続案件)
○令和元年度国有財産増減及び現在額総計算書(第二百三回国会内閣提出)(継続案件)
○令和元年度国有財産無償貸付状況総計算書(第二百三回国会内閣提出)(継続案件)(国会、会計検査院、総務省及び経済産業省の部)
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発言のURL
https://kokkai.ndl.go.jp/txt/120414103X00620210517/55
○吉川沙織君 立憲民主党の吉川沙織でございます。
 本日の省庁別審査は国会所管も含まれることから、前回、私、平成二十八年四月二十日、当委員会で質疑に立っておりますので、その比較から行わせていただきたいと思います。
 平成二十八年四月二十日の当委員会においては、平成二十六年度国会所管歳出決算から議案類印刷費を取り上げました。平成二十六年度と今回の審査対象である令和元年度における議案類印刷費と、そのうち会議録に関する費用の推移について、参議院事務総長、衆議院事務総長にそれぞれお伺いいたします。

○事務総長(岡村隆司君) 議案類印刷費の支出済歳出額は、平成二十六年度が約四億四千六百万円、令和元年度が約三億二千五百万円でございます。
 そのうち、本会議及び委員会の会議録に関する費用の額は、平成二十六年度が約二億三千七百万円、令和元年度が約一億六千万円でございます。

○衆議院事務総長(岡田憲治君) 衆議院における議案類印刷費の決算額は、平成二十六年度は約五億八千五百万円に対し、令和元年度は約四億六千七百万円となっております。
 そのうち、会議録の印刷等に要した費用は、平成二十六年度は約二億九千三百万円に対し、令和元年度は約二億三千百万円となっております。

○吉川沙織君 平成二十六年度決算分と今回の審査対象である令和元年度の決算における議案類印刷費と会議録の推移、教えていただきました。平成二十六年度と今回対象の令和元年度決算において、議案類印刷費も会議録の費用も低減をしています。
 私は、この平成二十八年四月二十日の当委員会において、参議院規則の中に「印刷して各議員に配付する。」とされた条文番号を全て紹介して、時代背景や財政環境を取り上げて、そろそろ見直す必要があるのではないかと指摘申し上げました。その後、一部ではありますが、ペーパーレスの取組が一定程度進んだ結果が今回の決算であると思います。
 議案類印刷費に含まれる会議録、これは憲法第五十七条にも規定されるように重要なものですが、参議院事務総長と衆議院事務総長にそれぞれから、改めて会議録の重要性について答弁をいただきたいと思います。

○事務総長(岡村隆司君) 憲法五十七条一項は会議の公開原則を定めておりますが、本会議の会議録に関しましては、この原則を担保するものとして、保存、公表、頒布が同条二項で規定されております。
 委員会の会議録に関しては憲法上の定めはございませんが、参議院規則五十六条において会議録の作成について規定されております。
 会議録は会議体が生み出す大切な宝物であり、会議の議題、議事、発言等が記録され、永久に保存されることで、将来にわたって参照され続けるという点で非常に重要なものと認識しております。

○衆議院事務総長(岡田憲治君) お答えいたします。
 議院の会議録につきましては、憲法第五十七条第二項でその保存、公表、頒布を義務付けております。その趣旨は、議院の会議の内容を国民の前に明らかにし、議院の活動を国民の監視の下に置こうとするものでございまして、このような意味で会議録は議会制民主主義にとりまして大変重要な役割を担うものであり、院に永久に保存されるものと認識をしております。