おはようからお休みまで国会mgmg!国会の美味しさを伝えたい草食動物ろばが、臨時国会について、テンション(´∀`∩)↑age↑(´∀`∩)↑age↑でお伝えしたいと思います!よろしくお願いします!
という事で、草食動物は臨時国会中はできるだけ毎日、ツイキャス配信を目指しております。
一人で30分から1時間30分めっちゃ喋っています。今回は、ろばキャスで良く使うワードの一つを解説をしたいと思います。
題して!常任委員会と特別委員会とは何ぞや?ということで、mgmgしてみようと思います。
まずは常任委員会について。常任委員会は国会法で定められています。
読んで字のごとく、常任『いつもその任務についていること。』という意味の委員会で、継続して課題を審議する委員会です。
議院運営委員会や予算委員会、懲罰委員会も常任委員会なので、その点はご注意ください。
特別委員会は会期事に設置を本会議で採決が行われている、特別に設置されている委員会の事です。
第212回国会現在では、常任委員会衆議院は17委員会、参議院も17委員会で同数ですが、衆議院は外務員会と安全保障委員会は分かれていますが、参議院は外交防衛委員会と一つの委員会となっています。また、衆議院では決算行政監視委員会は一つですが、参議院では決算委員会と行政監視委員会で分かれています。
特別委員会では衆議院は8委員会、参議院7委員会で委員会名を見ると微妙に違います。例えば衆議院では地域活性化・こども政策・デジタル社会形成に関する特別委員会ですが、参議院では地方創生及びデジタル社会の形成等に関する特別委員会となっています。
地こデジ特は第211回国会に新設された委員会です。
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という事で国会法から確認。
必要な項目を抜き出すと、
『第四十条 各議院の委員会は、常任委員会及び特別委員会の二種とする。』
『第四十一条 常任委員会は、その部門に属する議案(決議案を含む。)、請願等を審査する。
② 衆議院の常任委員会は、次のとおりとする。』
『第四十二条 ② 議員は、少なくとも一箇の常任委員となる。』
『第四十五条 各議院は、その院において特に必要があると認めた案件又は常任委員会の所管に属しない特定の案件を審査するため、特別委員会を設けることができる。』
『③ 特別委員長は、委員会においてその委員がこれを互選する。』
この辺りですかね?
といったこと書かれています。
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衆議院
参議院
とはいえ、実際に見えている部分を順番に追っかけるのがわかりやすいと思うので、2022年臨時国会召集日の議事録から抜粋します。
まずは衆議院本会議から議事議事します。
日程第一で議席の指定、二で臨時会期の合意を求めます。
常任委員長辞任の件を読み上げ、許可を求めます。
常任委員長辞任の件
『○議長 常任委員長辞任の件につきお諮りいたします。 内閣委員長○○君、総務委員長○○君、法務委員長○○君、外務委員長○○君、財務金融委員長○○君、文部科学委員長○○君、厚生労働委員長○○君、農林水産委員長○○君、経済産業委員長○○君、国土交通委員長○○君、環境委員長○○君、安全保障委員長○○君、国家基本政策委員長○○君及び決算行政監視委員長○○君から、それぞれ常任委員長を辞任いたしたいとの申出があります。これを許可するに御異議ありませんか。』
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
『○議長 御異議なしと認めます。よって、許可することに決まりました。』
次に常任委員長の選挙を行います。
常任委員長の選挙
『○議長 つきましては、内閣委員長外十三常任委員長の選挙を行うのでありますが、既に懲罰委員長が欠員となっておりますので、この際、内閣委員長外十四常任委員長の選挙を行います。』
\ぎちょー!!!!!!/
『○○○君 各常任委員長の選挙は、その手続を省略して、議長において指名されることを望みます。』
『○議長 ○○君の動議に御異議ありませんか。 』
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
『○議長 御異議なしと認めます。よって、動議のとおり決まりました。
議長は、各常任委員長を指名いたします。
内閣委員長 ○○君
〔拍手〕
総務委員長 ○○君
〔拍手〕
法務委員長 ○○君
〔拍手〕
外務委員長 ○○君
〔拍手〕
財務金融委員長 ○○君
〔拍手〕
文部科学委員長 ○○君
〔拍手〕
厚生労働委員長 ○○君
〔拍手〕
農林水産委員長 ○○君
〔拍手〕
経済産業委員長 ○○君
〔拍手〕
国土交通委員長 ○○君
〔拍手〕
環境委員長 ○○君
〔拍手〕
安全保障委員長 ○○君
〔拍手〕
国家基本政策委員長 ○○君
〔拍手〕
決算行政監視委員長 ○○君
〔拍手〕
懲罰委員長 ○○君
〔拍手〕』
という事で、常任委員長は本会議で選挙を省略の動議が出され、議長が指名を致します。この後、情報監視審査会委員辞任の件、情報監視審査会委員の選任と続きます。
そして、特別委員会委員長は特別委員会設置後に特別委員会が開催されます。
特別委員会設置の件
『○議長 特別委員会の設置につきお諮りいたします。
災害対策を樹立するため委員四十人よりなる災害対策特別委員会
及び
政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する調査を行うため委員四十人りなる政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会を設置いたしたいと存じます。これに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長 起立多数。よって、そのとおり決まりました。
次に、
沖縄及び北方問題に関する対策樹立のため委員二十五人よりなる沖縄及び北方問題に関する特別委員会
北朝鮮による拉致等に関する諸問題を調査し、その対策樹立に資するため委員二十五人よりなる北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会
消費者の利益の擁護及び増進等に関する総合的な対策を樹立するため委員三十五人よりなる消費者問題に関する特別委員会
科学技術、イノベーション推進の総合的な対策を樹立するため委員三十五人よりなる科学技術・イノベーション推進特別委員会
東日本大震災からの復興に当たり、その総合的対策を樹立するため委員四十五人よりなる東日本大震災復興特別委員会
及び
原子力に関する諸問題を調査するため委員四十人よりなる原子力問題調査特別委員会
を設置いたしたいと存じます。これに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長 起立多数。よって、そのとおり決まりました。
次に、地方創生に関する総合的な対策を樹立するため委員四十人よりなる地方創生に関する特別委員会を設置いたしたいと存じます。これに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長 起立多数。よって、そのとおり決まりました。
ただいま議決されました九特別委員会の委員は追って指名いたします。』
という風に議事は進みます。衆議院の特別委員会はこの時は共産党、維新、れいわがそれぞれ反対を表明していたので個別で賛否を求める事となりました。
第212回国会ではれいわ新撰組のみが特別委員会設置に反対したようです。
衆議院本会議で特別委員会設置が行われますと、各特別委員会が開催されます。例えば災害特を抜粋します。
『(委員長代理) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
本院規則第八十条第二項の規定により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。
これより委員長の選任を行います。
つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。』
『(動議提出者) 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。』
『(委員長代理)ただいまの○○さんの動議に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
異議ないと認めます。 それでは、委員長に○○君を指名いたします。
〔○○委員長、委員長席に着く〕』
『(委員長) 挨拶』
といった流れで指名されている様子があります。
参議院については疲れたので抜粋は省略します。下記に各議運と本会議の議事録をペタリしたので、ご確認くださいね。
と、このように国会で見えるところでも常任委員会と特別委員会の違いがわかります。
ちなみに210回国会衆議院では設置されていたイノベ特は現在地こデジ特に編成されました。
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第210回国会 衆議院 議院運営委員会 第1号 令和4年10月3日
会議録テキストのURL
第210回国会 衆議院 本会議 第1号 令和4年10月3日
会議録テキストのURL
第210回国会 参議院 議院運営委員会 第1号 令和4年10月3日
会議録テキストのURL
第210回国会 参議院 本会議 第1号 令和4年10月3日
会議録テキストのURL
★2021年の記事ですが、維新が特別委員会設置反対についての参考記事
第210回国会 参議院 災害対策特別委員会 第1号 令和4年10月3日
会議録テキストのURL
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第1回国会 衆議院 議院運営委員会 第1号 昭和22年6月27日
発言のURL
特別委員会はなぜ会期毎に設置するの?経緯
日本語なのに読めない日本語をほぼ縦読みをした感じ、まず常任委員会を設置し、そこに属さない場合や2つ委員会がまたがる事案があるときに、会期はじめに設置する事を合意したみたいです。当時は外務関係を想定していたみたいです。
『例えば特別委が常任委になったりすることはないのか?』
常任委員会はだいたいは省の名称委員会で設置されています。委員会名でこのルールに当てはまらないのが『衆議院 安全保障委員会』と『参議院 外交防衛委員会』です。
とりあえずwikiで衆議院安全保障委員会を見てみます。