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猫色の日々13〜生きるとは
突然の12時間の絶食
朝夕の口を開けられての服薬
追い込み漁のように捕まられ
車で連れて行かれ
見知らぬ施設で診察
あなたがされたらどうします?
▷たたかう
あきらめる
にげる
わたしなら逃げるな
初診と検査で2日間
これを繰り返したエルは
完全に人間不信で
人間に近寄るのはご飯が欲しい時と
人間がウトウトしてる時だけ
あの元気なおねだり声はなく
多分家族イチ仲が良い私も
高感度ランキングは底辺どころか
マイナスで
地球の反対側にたどり着くレベル
ブラジルの人聞こえますか
甘えん坊で暖かいところが好きな彼女が
家族が起きだすと
ささっと一番寒い部屋へ走り
日の当たらないベッドの下で
座って寝ているのを見ると
うちに来た時のことを思い出す
身体は疲れているだろうに
何とも言えない気分になる
最近は通院した後の関係の修復も
早くなっていたけれど
無理もないね
ごめんね
我が家の子どもたちにも
今後のことを伝えて行かねばならない
わたしが子どもの頃も猫を飼っていて
あの子たちとのお別れはどうだったっけ
と思い出す
うちに来た猫は3匹
1匹は幼稚園に入る頃
地域のボス的な存在になった猫
昔の猫なのでほぼ外飼いで
5.6歳くらいの時にふっと姿を消して
いなくなってしまった
1匹は小3の時
友達と遊んでいる時に見つけた捨て猫
近くの犬猫病院の先生に診てもらい
家に連れてきて1週間ほどで
逝ってしまった
もう1匹は小4の時
友人の家で生まれた子で
この子も半野良みたいな感じだった
ちょっと気弱な子で家出はせず
のんびり生きて
7歳くらいの時に家の外に用意していた
寝床にしていた段ボールの中で逝ってしまった
医療の進歩や去勢避妊により
猫の寿命が延びて
10歳越えてる子も多い
20歳近い子も見かけるし
どこかの大学の研究室での
研究の成果があれば
30年生きられる猫も
夢ではない、らしい
それはそれで素晴らしい
一緒の時間を過ごせる時間が長いのは
前の飼い主さんと話した時に
人も動物も、年取るといろいろ
不具合出ちゃいますよね
と言われて
6歳7歳という年齢は
猫にとって身体の変わり目なのかもと思った
ただ、今は医療も発達していて
選択肢が多くて
時間とお金をかければ
いろいろあるみたいだ
どこまでやるか
ということなんだけれど
良くなっても元には戻らない
としたら?
生き物が生き物らしく生きるとは
まだ検査結果は出ていないけれど
そんなことを考える今日です
急にいなくなる訳ではないけど
その日が来るまで
いっぱい愛でて、声かけて
時々ベソベソ泣いて
子どもたちには検査結果が出たら
それを踏まえて、話そう
だってエルはイマココに
いるんだから
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前回の記事は
まあまあの乱文でした
読みづらくてすみません
少し編集するかもです
記録代わりに続けていきます