u縁meとミネルバ大学について語ります
u縁me
は、「和服をもう一度日常着に」をコンセプトに、2024年02月にローンチをした着物リメイクブランドです。
廃棄されるはずだった着物をレスキューし、着物ジャケットを制作。「気づいたら廃棄物削減や文化の継承に貢献していた」という経験を提供すること、また着物離れが進む日本人に、もう一度着物の魅力を再提示し、日常に取り入れる入口となる目的があります。
これまでの実績
2024/02/22 サステナブルブランド国際会議2024 ローンチ
POPUP @ earth day TOKYO
fashion show 「由縁」@ So-La Tokyo
「サステナビリティーは自分の幸せのため」
高校2年生のとき、環境活動家の谷口たかひささんが「自己肯定感は環境問題解決の第一歩に繋がる」とおっしゃっていたことがとても衝撃的でした。
それから、なぜSDGsは「無理して達成しないといけない」ものとして、「意識高い系」の取り組みとして扱われているんだろう?と疑問に思うようになりました。
もしSDGsが無理をしてでしか達成できないのだとしたら、それは人間にとってサステイナブルではないと思ったからです。
それから、ワークショップの開催やPodcast、イベントでの登壇、エシカルブランドのモデルなど、高校3年間、自分の考えを発信することに全力を尽くしてきたと自負しています。
一貫して常にあったのが「サステイナビリティーと自分のウェルビーイングは両立できる」ということを表現したいというところです。
私は、きっと多くの女の子と同じように「かわいい」と感じるものを身につけたり「美味しい」と思うものを食べることが好きです。そしてそれは、地球を守るために捨てなければいけない価値観ではないと思っています。でも自分のワクワクや自信に繋がる感情を捨てなければいけないと感じている人がいるからこそ「SDGs疲れ」「意識高い系」のようなフレーズが誕生しているのではないでしょうか。
「かわいい」「美味しい」という感情とサステイナビリティーが両立できるのだということを若者に1番共感を持って伝えられるのは同世代だと思うからこそ、自分がその役割を担って、自分の「好き」を追いかけながらサステイナビリティーに貢献し、自分でもできるかもしれない、やってみたい、と考える人を1人でも多く増やしたいです。
もう「持続可能性」という課題から逃れることはできません。どうせ取り組むなら、そして本当に持続可能な環境を作りたいなら、自分もその取り組みに対してハッピーでいられなければいけないと思います。
u縁meに話を戻すと、着物はまさに日本文化の象徴、そしてサステイナビリティーと人間の幸せを両立させる例の一つです。着たとき、長い歴史を持っていたり自分にゆかりのあることで得られる安心感や、国を表現しているという誇りが感じられる上、頑丈さやリメイクのしやすさなど、着物には今でいうサステイナブルな要素も複数あります。着物を通して、日本人が昔から持つ「もったいない精神」のような考え方をもう一度振り返り、何を持ってサステイナビリティーと言えるのか、問い直す機会を提供できると考えています。だから、着物の「着づらい」という印象を払拭し、着物文化への入口を提供するため、u縁meを立ち上げました。
ミネルバ大学で何がしたいのか?
4年間で回る7か国で、7通りの「伝統×伝統商品」を作りたい
ミネルバ大学には、4年間で7都市を回るという唯一無二の特徴があります。
4年間、それぞれの国の文化とそれを形作った国民性、気候、歴史について学び、日本文化と掛け合わせた商品を作りたいと考えています。
複数の文化を合わせた商品を通して、文化が持つ歴史的・現代社会での魅力や、何か一つの国「だけ」ではないアイデンティティーの多様性を表現したいと考えています。
日本の魅力を世界から日本へ
ポップアップやコンテストを経験し、やはり今着物に関心が最も高いのは、ヨーロッパなどの国の方々だということがわかりました。日本文化を逆輸入のような形で、7カ国をまわりながら世界でu縁meに挑戦し、その成果を逆輸入の形で日本に持っていきリバイブさせる、という目標があります。
企業と連携しながら文化の意義について考えたい
ミネルバのカリキュラムには、各国の企業とともに現地の社会問題に関する解決策を考える、というのがメインの学びとして存在します。リアルな現場で社会課題解決に挑める環境は、その国の文化やバリューをどう活用できるか、また人間の幸せを両立させるにはどうしたら良いか考える貴重な経験になります。私が将来目指したいビジョンを踏まえたとき、ミネルバ以上に理想的な環境を持つ学校はないと思います。
さいごに
私は日本の着物や、世界の伝統服をみること、着ることが好きです。人の様々な背景や過去や、アイデンティティーを知ることも大好きです。自分の好きなことにまっすぐ突き進みながらサステイナビリティーを達成することができるのだと、自分の活動を通してこれからの社会に希望を持ってアクションを起こす人を1人でも増やせるようになれたら、それ以上に嬉しいことはありません。もっと新しい世界をみて、成長したいと心から思うからこそ、ミネルバ大学に行きたいです。そして自分の「好き」にこれからもまっすぐ突き進む所存です。
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