見出し画像

我慢の正体

E3Live 代表 杉浦千春です。
今年も残すところ1ヶ月を切りました。
2024年はどんな一年でしたでしょうか?

さて、前回は 我慢の連鎖 についてでしたが、
今回は [ 我慢の正体 ] について。

ここからは、会話形式で。
ーーーーーーーー
「あなたは、毎朝 どのように起きる?」

「目覚ましで起きる?
   それとも、自然と目が覚める時間に起きる?」

「自然に目が覚める時間に起きていたら
    学校に送れるし、仕事にも遅刻しちゃう!」

「疲れているけど、時間だから無理に起きて
    重い体を引きずって満員電車に乗って、
    決められた時間から仕事をして、
    決められた時間に休憩したり食事をし、
    決められた時間に帰る。
    決められた時間に仕事が終わらなければ残業よね?」

「それって、全てが時計(時間)に管理されていない?」

「でも、時間が決まっていないと仕事が進まないし
     効率が悪くなるでしょ?」

「効率・・・効率って誰にとっての効率なの?」

「え、自分たちでしょ?」

「本当に自分たちのためなの?
    自分が時間、時計で管理されることが、
 自分たちにとって効率的なの?
 そこに、自分たちにとって何か利益があるの?」

「仕事が捗りますよね?」

「本当に?
 眠いのに我慢して、満員電車に乗って、
 お腹が空いていないのに決められた時間に食事をして、
 また満員電車に乗って帰る・・・
 この繰り返しの毎日が、自分たにとって気持ちの良いこと?
 ご機嫌になれる?
 不機嫌な生活をして、何の徳があるのかしら?
 何か利益があるかしら?」

「でも、不機嫌で、ご機嫌でもないけど
 生活のためにも必要なことだよね___」

「我慢が?」

「でも・・・我慢しないと何もできないよね?
 我慢しているから生活ができているよね?」

「我慢するから生活ができる?
 我慢しなければ生活は成り立たない?
    もう一度聞くけど、
 誰のために我慢しているの?
    自分のため?
 自分のために、自分が一生懸命我慢するの?
 自分が生きるために、自分が不機嫌になろうが我慢するの?
 何か疑問を感じない?
 何のために生きてるの?って
 疑問に思ったことない?
 私の人生が我慢するためにあるの?
 って、思ったこともない?」

「我慢することで、次に良いことが起こるから、
    今は我慢すると思ってる」

「そう、それよね。
 我慢の連鎖、我慢の回路・・・」

「え? 我慢の連鎖? 我慢の回路?」

「我慢すれば次に良いことが起きる。
 そうやって教えられてきてるわよね。
 でも、本当は、我慢をすれば我慢の連鎖が起きるのよ。
 良い学校に入るために、今やりたいことを我慢しなさい。
 今、我慢して勉強すれば、良い会社に入って将来安泰よ。
 そうやって、学生時代はやりたいことを我慢して勉強して、 
 そして、良い大学を出て、良い会社に入ったとしても、
 部長になるために、部長になったら、次は役員になるために、、、
 そして、老後を豊かに暮らすために。
 そのために、今を我慢するのが賢い生き方です。って言われて。
 小さな頃から、ずっと我慢をして、気がついたら死の床で、
 もっと好きなことをしておけばよかったって後悔するの」

ーーーーーーーー

我慢の正体が時間というのはわかったけど、
社会がそんなこと許さないし
生活できないじゃない・・・
多くの方はこう思われるでしょう。

時間について考えたことはなかったと思います。
でも、当たり前だと思っていることは、
実はそうではないかもしれません。。。

「時間」とは「時計」なんでしょうか?


ミヒャエル・エンデの「モモ」 
子供の頃に読んだ!と、いう方は多いと思いますが、
時間に追われがちな大人が読むと心に響くものがあると思います。

ミヒャエル・エンデの作品『モモ』は、「時間泥棒」として知られるテーマが非常に重要な役割を果たしています。この物語は、少女モモと彼女の仲間たちが、時間を盗む神秘的な「灰色の男たち」との対決を描いています。

「時間泥棒」こと灰色の男たちは、人々に時間を節約するための言葉巧みなアドバイスをします。しかし、実際には彼らは節約された時間を盗み取っており、その結果、人々は忙しくなる一方で幸福を感じることができなくなります。この物語は、効率や生産性にとらわれ過ぎることへの警鐘を鳴らし、時間をどのように過ごすかという問いを読者に投げかけます。

エンデはこの作品を通して、時間の本質や価値について深く考察しており、現代社会で忘れがちな「心のゆとり」や「生きる意味」を再確認することの大切さを伝えようとしています。時間泥棒というメタファーは、非常に象徴的であり、時間の使い方について考える読者にとっても強い印象を残しています。

大きく変革していく時代を生きている私たち。
占星術では2024年11月20日は大きな分岐点と言われていて、
本格的に新時代へと突入しています。

あなたは、どんな生き方を選びますか?


Universal love and in lak'ech!