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テニミュ鑑賞記録⑦ わたしのハートに一球入魂(4th関東氷帝線記録)

こんにちは!今日もご覧いただき、ありがとうございます。

↑第一幕

前回に続き、テニミュ4th関東氷帝の感想です。先日無事に(?)大阪のメルパルクホールへの遠征を終えて帰ってきました。実はテニミュ初遠征!!メルパ、大きすぎず小さすぎず、ちょうどいい規模感。音質も良かったのか、立川では聞こえなかった歌詞もだいぶ耳に入ってきたような気がする。また行きたいですね、次は新テニミュ3rdかな〜〜〜??


今回の氷帝公演、手塚の左肩が壊れるのと同じくらい怖かったのが、2.5次元の鳳長太郎に会うことでした。推しキャラというとテニミュではすでに白石くんに出会っていますが、そもそもあの頃はテニミュを生で観ること自体が初だったのでよくわからないうちにキャスト発表があって、よくわからないうちに公演が始まり、終わっていた…という感じだったので(笑)今回ほぼ初めて推しキャラのキャスト発表やビジュアル解禁を段階的に踏んでいく…ということで、けっこう不安でした。名前を見て「ルド吹のボーイズやん!」「跡部様だった長太郎だ」というのはすぐわかったものの、正直全然関心を持って見ていなかったので「ウワーーーこの子どんな感じだったっけ…」と頭を抱えました。跡部といってもCV.高橋怜也だったし…(笑)前に白石は美形であること以外に見た目の特徴が意外と少ないって書いたような気がするのですが、長太郎は「可愛くないと嫌だけど、ナヨっとしているのも違うからちゃんと男らしくもあってほしい」とか個人的にゴリゴリの見た目のこだわりがあったので、それも不安材料でした(笑)

立川初日。いよいよ「推しキャラ」との邂逅。幕が開いて一曲目から氷帝の校歌で始まりました。

「ウワッ……長太郎だ………」

特にけんとの手塚や龍星くんの寿三郎を見て「生きてる!」と実感することはないのですが(キャストのファンなので)、陸ちゃんの長太郎を見て「長太郎生きてる…」「ここに存在してる!」とかつてないほどの喜びと感動を覚えました。テニミュ歴2年の堀尾…じゃなくてスザンヌですが、複数公演を経て一周まわって「2.5次元の醍醐味」みたいなものを感じました。漫画やアニメの世界でしか会えなかった推しが目の前にいる感動。それこそが2.5次元ミュージカルに足繁く通う意味なのだと、改めて思い出すことができました。

スラッと身長が高くて、細身だけど肩幅はガッシリしていて、色が白くて唇が真っ赤で、顔が小さいのに目がくるんと大きくて…オイオイ最高じゃねーの!!!と鼻息荒く双眼鏡を覗き込みました。私の中で長太郎って顔薄めのイメージだったので、それよりは少しこってりしてるかな?とビジュアル解禁のときは思っていましたが、全然いい。かわいければ何でもいい(極論)

長太郎といえば、氷帝ジャージの下が白Tシャツにクロスのネックレスというおしゃれさんなのですが、白Tの胸元でクロスが揺れてキラキラ光っているのを見ることが最も「ああ、生きてる…」と実感できる瞬間ですね(笑)こればかりは二次元ではどうしても味わえない躍動感なので…。動いていなくても、宍戸さんの試合を観ているときとか、曲中とかでたまにキュッとこのクロスを握りしめている場面もあってすごく「生命」を感じる…! たまにTシャツの中にクロスが潜ってしまって、後ろを向いたタイミングでいそいそと取り出しているのを見るのも生きてるポイント(笑)

ビジュアルだけでだいぶ合格ラインでしたが、序盤の宍戸さんとの特訓シーンで、自分の打ったスカッドサーブをキャッチされたときの、びっくり→ぽかん…→パァァァ✨と嬉しそうに変化していった表情がかわいすぎて、その時点で「ハイ合格〜!!はなまる〜!!!」と叫びたくなりました(笑)表情の演技がめちゃくちゃ大袈裟で可愛いんですよね。

そして、そんなかわいい長太郎と並ぶ宍戸亮ですよ………ビジュアル解禁の時から「めっちゃいい!!!」と思っていましたが、実際にステージ上で見ても大正解すぎました。

「ちょうど良い」というと変な言い方ですが、私的に宍戸って普通に男らしくてカッコいいだけでなく、挫折から這い上がった選手なのでちょっと泥臭さがあるところも魅力で、バラ園の中に一輪だけ咲いてるタンポポのようなところが魅力(?)と思っているので、純度120%イケメンだと少し違うかなーと思ってしまうのです。いや雄士くんも相当なイケメンなんだけど、イケメン85:泥臭さ15くらいの黄金比…!! その「イケメンに泥臭さを少々」のバランスが「ちょうど良い」と感じました。私がたぶん鳳長太郎の視点で宍戸亮というキャラクターを見ている節があると思うのですが、「自分が中2男子だったらこんな先輩めちゃくちゃ憧れるだろうな」という理想の先輩すぎて「宍戸さん…かっこいい…♡」と秒でメロってしまうんですよね。表情の作り方とか、お芝居も全て宍戸亮としての"正解"すぎて…こんな…こんな完成度の高い氷帝D1を見せていただいて良いんですか…!?と毎回新鮮に感動させられます。楠田さん早く観に来て!!!!!(大声)

この2人、キャスト同士が同い年で生まれ月も一緒なんですよね。宍戸・鳳ペアの関係性って敬愛が行きすぎて一歩間違うと狂信みたいになりがちなんですが、良い意味でカラッとした関係性のように見える。初日終わったあとに友達が言っていたのは、「3rdの長太郎は宍戸が切った髪を拾って持ち帰るけど、4thは拾わない」という解釈(笑)でもきっと陸ちゃんのちょたも優しいから一緒に箒で掃いてくれたりはしてくれるんじゃないかな…? あときっと陸ちゃんと雄士くんは、どこかの某ダブルスペアみたいに「公演の記念にお揃いのもの買おうよ♡」とか言って同じブランドの指輪買ったりはしないだろうな(笑)あの二人を基準にしてはいけないですね。まあ私がミュの氷帝D1にハマるのは予定調和ですから!むしろツインタワーが背後から殴りかかってきて沼に突き落としたのが予定外すぎただけですから!! ダブルス〜最高!!!!


そんなわけでOPからハスハスしながら楽しませていただきました。長太郎って今でこそ平和の使者キャラというか、優しいお坊ちゃんキャラが定着しているけれど、初期のキャラクターが定まっていない頃のちょっと生意気な感じもよく出ていました。冷たくニヤリと笑う表情なんか最高。ストリートテニス場で桃城やリョーマと出会う場面も、長太郎だけ一言もセリフがないんですが、ずっと顔でお芝居してるんですよね。跡部が青学を煽っていればドヤ顔するし、「マムシよりは気が合うってとこっすかねー!」という言葉には誰?とちょっと眉をひそめたり、リョーマが桃城に噛み付いているのを見て「先輩に向かってそんなこと言えるんだ?」とでも言いたげな驚いた顔をしていたり。普段4thは鉄仮面の手塚を中心にウォッチしていたので、百面相の観察は楽しかったです…(笑)こう「顔が饒舌」な子を見ているとJの自担を思い出す…彼もグループの中では台詞とか少ない方だけどずっと表情のお芝居してたな、って。懐かしいな…(情緒)

レギュラー復活をかけた滝さんとの対戦で、完全に宍戸派閥の長太郎が小声で「ガンバッテ…♡」「ィヨッッッシ!!」って小声でめちゃくちゃ応援してるの可愛かったな。と思いきや少し期間空いて大阪で見たら小声での応援もほぼしなくなって「うんうん、宍戸さんなら当然だよね」とでも言いたげなドヤ顔で頷いて見ていたのでそれもそれで良いなと思いました。宍戸さんが勝ったのに「準レギュラーの日吉が入る」と言われたとき、ちょっと複雑そうな感じで日吉の方を見たりするんですよね。幼馴染の昇格も喜んであげたいけど、でもやっぱり宍戸さんが…という心境がひしひしと伝わる。
「自分は宍戸先輩のパートナーを務めこの2週間、血の滲むような特訓を見てきました」というセリフ、たぶん初日だけ「血の滲むような努力を〜」って言っていたんですよね。意図があって変えたのかな?と思ったら、次に見たときは直っていたので言い間違えただけだったのかも(笑)
「では鳳、お前が落ちるか?」って、部活に打ち込む中学2年生に対してすんごい残酷なセリフだなぁ。それに対して、唇を噛み締め、ぴえん顔をしながら「構いません…」って言う長太郎……か、かかか、かわええぇぇぇぇ〜〜〜〜〜〜!!! ここ感動シーンなのに、ぴえん顔がかわいすぎて毎回ニマニマしちゃう。マスクがあってよかった…(笑)
「宍戸さん、一体何を!?自慢の髪だったじゃないですか!!」というセリフも、原作通りだけど「自慢だったんだ…☺️」って毎回一瞬ほっこりしてしまう(笑)ここの長太郎の、驚きすぎてちょっと笑ってる感じの演技好きだな。実際はショック受けてるから目が笑ってないけど、予想外の展開すぎて笑える時ってあるよね。


試合については、キャストはみんな良かったけど「そこのセリフ削っちゃうんだー…」というのがやっぱりちょっと気になる…やっぱり推しキャラの試合だからわりとセリフや展開もある程度頭に入っていて、気になるんですよね。原作で地味に好きだったのは、D1で宍戸・鳳ペアが出てきたとき、青学ベンチで「あの帽子、宍戸か!」「すっかりレギュラーから落ちたのかと思ったよ」という会話があるところ。宍戸さんってちゃんと青学でも注目されてる選手だったんだなと思えて好きだったんだけど、これ要らないと判断されてしまったか…そうか…

最初にキャストを褒めておくと(笑)、長太郎のスカッドサーブのフォームがとても綺麗だった。思いっきりサーブを打ち込んだ時に揺れるクロスのネックレスと、大きく蹴り上げた足が「生きてる」ポイント(笑)うまく決まったときのドヤ顔もいい。「おっといけね☆ すみません、宍戸先輩」という、今の長太郎だったら言わなそうなセリフも健在ですね(笑)このセリフもだし、「スピードなら全然俺の方が上っすよ!」とかの初期ちょたにしか出せない生意気さが好きだなぁ。陸ちゃんかわいいとかっこいいの使い分けが上手い。

宍戸さんの瞬間移動(と書いてダッシュと読む)についても特に説明がなく、ただ脚の速い人になっていたことがとにかく悲しい…「生まれ持った長身や怪力もない俺は〜」という超大事なセリフがカットだったので、長太郎との特訓の目的も成果も何も知らない人には全然伝わっていない気がする。まあ「何も知らない人」はテニミュなんか観ないんだろうけど…
ここで補足したところで仕方ないけど、宍戸亮の名誉のために書き残しておきますね!! 体格に恵まれているわけでもなく必殺技もない宍戸さんは、ただ足を使って拾いまくるだけでは格上には敵わないと橘に負けたことで悟ったわけですね。そこで自分の得意なライジングショットをより良いものにするために極限まで反応速度を高めることにした。そのために、高速サーブを武器に持つ後輩を練習相手に指名して、ラケットを持たず素手で彼の豪速球を掴む無茶な特訓をしていたんですよ…!! 原作で確認したらおよそ3ページにも渡る宍戸と跡部のモノローグで解説されていたというのに…バッサリいくか……あの特訓はボールをぶつけられるのが大好きなドMだからやってたわけじゃないし、その中で二人の絆や信頼が育ったのは結果論で…!ということは大声で主張していきたい。 

もうひとつ気になっているのが、宍戸に「海堂はもう終わりだ!」と言われて「海堂、お前もう終わってるそうだが?」…でシーンをブツっと切るところ(泣)ここで切るなーーーーーーーー!!!!と毎回叫びそうになります。本来なら「〜終わってるそうだが?」「データ、取れたんすか」「ああ、バッチリな。ご苦労さん」→青学の反撃、と続くのですが、4thはそこで「終わってるそうだが?」で樺地がジローを探しに行くシーンが入ってしまうんですよね。ここ!?今じゃないだろ!?!?と(笑)せめて「〜ご苦労さん」までは一つの流れとして言わせてぇ…ルドルフと樺地の邂逅自体は面白くて好きなシーンですが、せっかくの青学ダブルスの名シーン・名台詞をバッサリ断ち切らないでぇ…と思いながら観ています。

あとその青学ペアの反撃で、乾がリターン位置をずらして長太郎のスカッドサーブをネットさせるように仕向けるところも、「ただ右を意識するとネットしちゃう子」になっていて…! それはそうなんですが彼には右手首をこねる妙な癖があって、そんな細かいところまで乾に見抜かれて悔しかったからちゃんと全国大会のときには修正して同じ手を大石には使わせない、という今後に繋がる展開もあるんですよ…!!? ちなみにこのとき「正面に打っちまえ!」って声をかける宍戸さんって叱咤激励のイメージが強かったんですが、めちゃくちゃ爽やかな笑顔で声をかけているのを見てしまって「シシドサン……♡」ってかなりメロってしまいました。雄士くんの宍戸解釈めっちゃ好きだな〜!

長太郎が不安そうな顔をしているときに、すぐに宍戸さんが気付いて声をかけて、それでまた長太郎が笑顔になったり、またキリッと集中した表情になるんだけど、宍戸亮のコーチング力半端ないですよね?? 本当に中3ですか??? 跡部とはまた別方向で人を導く才能がありそう。

試合が終わって氷帝ペアの勝利!となった時に、初日なんかは二人が抱き合わんばかりにお互いの両腕をガッシリ掴んでいてエッ!?!?とびっくりしました。もし本当に抱き合って喜んでたら…まあそれはそれで発狂したかもしれないけれど…喜びすぎているのもこの場面では少し違うかな?とも思う。「満足できたか?」「いえ…」という監督との会話が次に控えてる訳だから、あんまり喜びすぎるのも良くないんですよね。「いやめっちゃ満足してるやんけ!」って初日は思ったんですよね(笑)でも、立川後半から大阪に進むにつれてだんだん大人しくなりましたね。大阪で観たときには、長太郎は自分のラケットを抱きしめていて、宍戸さんが長太郎の片腕を軽く掴むくらいになっていた。でも「ありがとう…っ!!」って感極まって長太郎に声をかける宍戸さんはとても少年漫画の主人公みたいで良かった。そのくらいの絡み方だとありがたいです、あんまりイチャこかれると心臓保たないんで……!


試合以外で好きな場面というと、長太郎がバックダンサーをしているところでしょうか。陸ちゃんダンスがとても上手! がっくんのソロ、ちょっとジャズっぽい曲なんですが、オシャレに踊っていらっしゃる。盛り上げてみそ〜♬のあとに急にハッと正気に戻って踊るのやめちゃうのも、可愛いんだけどもっと見ていたくて惜しい。

あとはなんと言っても跡部のトリックスターのダンスですよね…! 跡部がポイントを決めて「俺様の美技に酔いな」でイントロが始まるので、長太郎もやったー!とニコニコしながら立ち位置につくんだけど、踊り始めた瞬間にスンッ…と真顔に切り替わるんですよ。そんなのさぁ…好きじゃん……🤦‍♀️!! 私ジャニーズJr.のヲタクをしてきた時間が長いので、メインに限らずバックで踊ってる姿を見るのも大好物なんですよね。バック時代が長い人ほど、「自分がメインより目立ってやる」「自分を視界に入れた女全員落とす」みたいなギラつきを感じることがあって…あ、実際そう思ってるかは知らないけど(笑)いつかは自分がメインに!センターに!という気概を持ってバックで踊ってる子が多いから、そこでしか出せないオーラみたいものを感じることがあるんですよね。実際「当代の長太郎はダンスがうまい」というのが広まってきているので大成功だと思います。
それにしても、陸ちゃんだけでなく、みんなキャラっぽく踊るのが上手いね〜!元々そういう子を見つけてきているのか、それとも意識してやっているのかわからないけど、長太郎なら長い手足を生かしてしなやかな印象で、宍戸さんは力強くキビキビしている。滝さんはザ・優雅という感じ。みんな違ってみんないい。


…というわけで、「長太郎がかわいい」「宍戸さんかっこいい」以外にはそれほど情報量のない感想noteでした。お粗末様でした。

最近ずっと4thの赤ちゃんキャストたちを見ていたのですが、先日かしざわゆうたくんのバーイベ(りゅうせいくんゲスト回)に行ったときにものすごく高校生キャストの2人がお兄さんに見えました(笑)自分の足で立って歩いてるぞ!!みたいな…貫禄があるように見えましたね。ゆえとなんてまだ首も座ってないもんなぁ〜!!(強めの幻覚)

テニミュはこれから福岡、岐阜と続きますが私は凱旋のTDCホールまでお留守番です。2月は龍星くんの舞台があるからなんとか命を繋ぐことができます…(重)みなさま怪我なく、ご病気もなく、元気に公演を終えることができますように。

関氷でもう1本くらい感想上げるかなー!? その時はまたお付き合いくださいませ。それでは、次回のnoteでお会いしましょう〜!

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