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テニミュ鑑賞記録① 4th青学VS不動峰~キャストに振り切った感想編

こんにちは!今日もご覧いただき、ありがとうございます。


さて、前回の宣言通り、記憶が鮮明なうちにテニミュの感想を残しておこうと思います。

毎度のことながら自分用の観劇メモのようなものなので読みにくかったら申し訳ありません。一応キャストさんの話は基本はキャラ名で書くつもりですが、本名とかあだ名とかいろいろ混ざったらすみません…(笑)

やはり時間とスペースと私の目玉が2つしかない都合上、全員分は書けないと思いますが、皆様素敵だったのは間違いないので!!ご了承ください。


1. 手塚国光

ラブ!ケン!ティー!!!(いきなり名前で呼ぶな)……ということで、本公演の私のお目当ては彼でした(お披露目会で惚れたと言ってたキャストです)。その歌声と笑顔にに一瞬で引き込まれました。新テニでは後輩力が強かったし、その後すぐドイツに行ってしまったので、山田くんの演じる手塚を…いうなれば初期の「手塚らしい手塚」をちゃんと観たいなぁとずっと思っていたのでした。

良い。とても良い!! やっぱり手塚はスキルがある子に限るなぁと思います。喉強そうだから低い声でもよく通る。全員の曲でもちゃんと彼の歌声が聞こえてくるのはすごいですね。個人的には歌うときにカッと目を見開く瞬間が好き。年齢は22歳とか、確かかなり若かった気がしますが、しっかりと謎の貫禄がある。まあ手塚国光も15歳(14歳)なんですけどね…

以前「ベンチワーク最高~!」っていう話を書きましたが、手塚は残念ながらベンチワークを観察するのには本当に向かないキャラだなと思いました(笑)基本壁に背中をぴったりつけて90度の角度で座ってる。たまに腕や足を組む。大石や不二と一言二言話す。以上!っていう感じのベンチワーク(笑)

これは演じる側も工夫するのが大変だろうな…と7月の東京公演の頃には思っていましたが、凱旋ではベンチではなくとも徐々に日替わりコーナーで輝くようになってくれて嬉しかったですね。「手塚が日替わりふざけるのはちょっと…」なんていう声もありましたが、一応「あくまで手塚」なんですよね。別に笑ったりヘラヘラする訳じゃないし、手塚が言いそうなことしか言わない。たぶん(全公演を観ているわけではありませんが)

凱旋で観た日替わりの鰻の下りは可愛かったなぁ。「土用の丑の日」を「土曜の牛の日」と勘違いしていた菊丸に乾が突っ込んで、それに対して「土曜日は鰻を食べる日だ!」と手塚が言い出して「善は急げだ…行くぞ」ってレギュラーを先導して走って行く、みたいな。また別の回ではタカさんに「鰻は全員分ないかも…」と言われた手塚が「ジャンケンだ!(良い声)」って言い出して、結果全員パーなのに手塚だけグーで負ける…とか。別に手塚としておかしいことは何も言ってないんですよね、口調もお堅いままだし、手塚は鰻(うな茶)好きだし(笑)

あと少し気になったのは、不動峰戦でスミレちゃんの台詞だったところを手塚が担っているのですが、スミレちゃんが海堂に「お前のテニスはどういうテニスだったかな?」と言うところを手塚は「お前のテニスとは何だ」と言っていて、急に重いニュアンスになったな…とは思いました。「どういうテニス」と「何」って似て非なるものというか…how you playとwhat you playの違いというか…日本語ムズカシイネ…

手塚って基本寡黙だし喜怒哀楽が全て同じ表情なので、ホント難しいキャラだな…と(演じてないでただ観ているだけの)私の方が改めて実感しました。キャストご本人はもっと実感していることでしょう。でも出来る範囲の中でベストを尽くせていたと思います! 関東氷帝戦は絶対観たいし、山田くんののドイツのユニフォーム姿も観られるまでは通うぞぉ(n回目)


2. 橘桔平

もう基本的に私はGAKUくんの橘に文句ないんです、本当に! かっこよくて優しくて強くて、それでいて「昔ちょっとヤンチャしてました」という雰囲気も持っていて………何より千歳を知っている橘だから…(※当アカウントは九州二翼を応援しています)

正直なところ不動峰は出番がそれほど多くなかった(1幕はほぼリョーマのレギュラー入りまでの話なので)のですが、それでも充分すぎるほどの存在感があった。1幕ラストの不動峰の半年前の回想シーン、「行こうぜ、全国!!」の言葉に何度私も「ハイ!!!!」と返事をしそうになったことか(笑)私も半年前に不動峰のみんなと一緒に校舎裏に新しいコート作った気がしてきた…というような幻覚も見えるほどです(笑)そのくらいの統率力がありますよね。

私は見逃がしてしまったのですが、リョーマがVS伊武戦でリョーマが目を怪我したのを見て、複雑な表情をしていたと千秋楽後のレポで聞いて…!!観たかったですねぇ…九州での千歳とのことを思い出していたであろう橘………円盤が出たら、その表情もしっかり確認したいと思います。

ガクくんの好きなところは、なぜかキャラの名前に全員「さん」を付けるところ(笑)「伊武さん役のなお」とか、作中では後輩のキャラにもちゃんと「さん」をつけているようです。作品へのリスペクトがあるのはすごく良いことだけど、敬うのそこなの!?とTwitterなど見ているとたまに面白くなります(笑)いや、良いんだけどね…可愛いので今後もぜひ続けていただいて…(笑)


3. 海堂薫

海堂といえばマムシ、マムシといえば蛇、蛇といえば爬虫類、爬虫類顔の男子といえば美形ですよね。つまり海堂は美形なんです!!!(断言)

例に漏れず、本当に綺麗な顔した薫ちゃんでした。爬虫類顔の子って「イケメン」とか「かっこいい」とかよりも本当に「綺麗」ですよね。どちらかというと薄くてサッパリした印象を受けるんだけど、パーツは大きくて最高の配置にあって、最高の目の保養でした(笑)

インスタライブなど拝見していると普段は爽やかに話す子ですが、海堂のときはドスの効いた声でとても良い(喉は大切に!)。海堂は試合の時に低い姿勢で構えるのが特徴ですが、手足が長いのでサマになってる! さらにくるぶしソックスで足がむき出しになるため美脚なキャストさんが選ばれることが多く、岩崎くんの海堂も足が長くて細いのに程よく筋肉質で最高。さっきから最高しか言ってない(笑)

手塚に比べるとダンスがちょっとほにゃほにゃしている。そこも可愛いのですが(笑)彼に限らず、全体の群舞を観ていてしみじみ思うのが、「ああ、皆違う事務所出身なんだな…」ということ。私はジャニヲタなので、基本的に入所時から同じ先生に教わって、出来るだけ揃ったダンスが良しとされている。一方テニミュだと、子どもの頃からダンスを習ってた子もいればあまり慣れていない子もいて、得意なダンスのジャンルも違って、今作では同じ先生に教わるにしても違うバックボーンで育ってきた子たちなので、「同じ振付なのに全然違う!!」という新鮮な感動がありました。しばらく手塚をウォッチした後に海堂を観たときにそれをかなり感じました。

海堂というキャラクター自体、改めて良いな…と思いました。他のキャラについてもそうですが、ここまで不動峰戦のストーリーをかみしめたことがないので、新たに気付くことや見方が変わったことなどがたくさんありました。大人になってから見返してみて良さがわかってきたキャラの1人だな。

ランキング戦でのリョーマに敗北する姿は「少年漫画の初期の悪役」の典型っぽい負け方ですが、それをバネにさらに強くなろうとする。神尾にはマッチポイントにまで追い込まれても、何度も何度もしつこくデュースに持ち込んで、最終的には粘りの精神で勝つ。そして「小さなガッツポーズ」を見せる。海堂と神尾の試合で「ラブ!フィフィティーン!サーティー!フォーティー!ウィニショッ♬」の曲(タイトル不明)が挟まれるのすごく好きで、毎回泣きそうになりました。この曲が二幕のテーマソングのような扱いで、これを歌うということは大事な場面なんだな!と改めてステージも客席も引き締まる気がしましたね。1勝1敗で迎えたS3なので、「個人ではなく、チームで勝つぞ!」という気合が青学・不動峰双方に見られる素敵な挿入歌だったと思います。


4. 乾貞治

まさに乾が実在したらこんな感じ、という2.5次元のお手本のようなキャストでした。乾ってほぼ顔の印象がない(眼鏡で目元が見えない&眼鏡の印象が強すぎる)のですが、たぶん「素材は良いのに活かしきれていない」ような残念なハンサムなのかなーと思っていました。塩田くんの乾、背が高くて優しくて賢そうな顔をしているんだけど、でもイマイチ垢抜けていない感じ(笑)(※ご本人はとても垢抜けています)効果音をつけるなら「ぬぼーー」みたいな…? ぬぼーーっとした乾。

途中で気付いてかなり好きだったポイントなのですが、乾は常に口がパクパクしているということ! みんなの試合を観ながら、何かずーっと独り言を言っている。最初は他キャラの曲も一緒に歌ってるのかな?と思ったのですが、そうではなく…とにかくぶつぶつ言いながらノートに書きこんだり、顎に手を当てて考えるポーズをしたり、その後一人でうんうん頷いてまたノートに書いたり…本当にずっと口がパクパクしています(笑)普通の人がやってたらドン引きと言いますか、「やべぇ奴だ…」と距離を置きますけれど、「乾貞治ならありえる」から受け入れられてしまうんですよね。データに夢中になりすぎて、コートに侵入したり人に近づきすぎたりするのも、「やべぇ奴」なのに乾だから許されてしまう(笑)

ぬぼーっとしているけれど、長い手足を活かした高速サーブはかなり迫力があります!手が大きくて骨張ってるのもいいなぁ。あと腰とお尻の位置が常人より高くてびっくりします(笑)ランキング戦での「ハズレだ」とか「ぬかせ!!」とかの語気の強い言い回しがかなり好きでした。初期乾って感じですね。

乾も海堂同様に敗北をバネにさらに強くなって戻ってくるキャラ。海堂には3戦3勝だったのに、今回のランキング戦で初めて敗北。でも「ここもまだまだ強くなるぞ」とチームが強くなることを前向きにとらえて、更に自分を負かした後輩に対して「新技の練習メニュー作れるぞ」と声をかけてあげたりする。これも全て関東大会の乾&海堂ダブルス結成に繋がっていると思うと…!(ここのダブルスも大好きです)さらに次のランキング戦では手塚といい勝負ができるくらいの実力をつけて戻って来るわけですよね。めっちゃ良い。思う存分口パクパクしてくれ!(笑)


5. 井上守

今作の井上さん、ある意味一番「キャラ解釈」というものをぶち壊してくれたキャラ!いい意味で、ですね。なんだかすっかりアニメ版の郷田さんの演じる「優しくて落ち着いた井上」に慣れきっていてしまったから、北代さん演じる熱血系の井上は最初かなりギャップがありました。でも、冷静に考えてみると、井上さんってまだ30歳だし、「テニスが好きすぎてテニス雑誌の記者をしている」くらいの人なんだから、あれほどテニスに対して熱くなるのも納得できます。ほんと松岡修造みたいな井上ですけどね(笑)もっと熱くなれよぉぉぉぉ!!

スミレちゃんと電話で話すシーンの台詞とか、漫画やアニメでの雰囲気と違い過ぎて「オリジナルの台詞かな?」と思っていた程です。でも観劇後に原作を読み返してみたら、実はそのままの台詞だったんですね。「十数年前のテニス黄金期を再び、ってね!!」のあたりとか。ええ~~~同じセリフも言い回しでこんなに印象変わるの~~~!?と…本当に「キャラ解釈」とは何ぞやという質問を投げかけられたような気分です。どちらが間違っているとか正しいとかではないんですよね。演じる人がそのキャラをどう読んだか、なんだなぁ。

凱旋を観に行ったとき、もう終盤の井上が南次郎と打ち合うシーンで、井上がサムライ南次郎の正体を確信するところ…「間違いない…この人だぁぁぁぁ!!」と叫ぶシーンで、なぜかブワァァッとこみ上げるものがありました。他のシーンで泣かないのに!?ここなのか!?と自分でもびっくりしましたけど(笑)まあ本当に、テニス雑誌の記者になっちゃうくらい学生時代テニスに夢中になった30歳男性が、いきなり当時憧れていたテニスプレイヤーと打ち合うチャンスが持てたら…とその気持ちを想像すると確かにグッとくるものがあります。30歳かぁ〜…小学生の頃アニメで観てた頃はすごく大人(というかおじさん〕に見えたけれども、今自分がそれに近い年齢になってくると「まだまだ若くてエネルギー溢れてるよね!」という気がしますね(笑)

やっぱり、20年選手もゴロゴロいるテニプリおよびテニミュのファンに、一番近い視点で試合を観て伝えてくれるのが井上なんだろうな。だから、今大人になってしまった観客が感情移入しやすい。ルドルフ以降も井上さんが出てくるのか分からないけれど、歌詞にある通り「みんなを守る〜♬」立場のキャラがいてくれるとありがたいと思いました!



…とまあ、印象に残ったキャストはまだまだおりますが、全員について話していると5,000字どころか50,000字超えの超大作になってしまうので、この辺で。

それこそ書ききれなかったけど、今牧リョーマ、どんどん良くなっていますね〜!生意気具合に磨きがかかって、南次郎や井上にも容赦ない感じ(笑)でも嫌な感じじゃなくて、かわいくて憎めないんだよね。

とにかく出ずっぱりで大変そうだった…キャストが気力も体力も有り余ってる高校生のうちだからできることですよね。確か(ちょっとした打ち合いも含めたら)7試合くらいしてたんじゃないかな。初日配信で観てた時も、汗で学ランが光ってるのが見えて、「や、休んで〜〜〜〜!!」と叫びたいくらいでしたから(笑)

あとそーしょーちゃんの菊丸、最初観たときは「可愛いけど演技がちょっとオーバーだな」というのが正直な感想でした。新テニミュの跡部にも同じことを言いましたが、「俺、いま菊丸英二!!菊丸英二120%!!!」みたいな…観てる側としては「そんなに頑張らなくても伝わってるから大丈夫だよ〜」と思うくらい(笑)でも、凱旋でけっこう抑えめなお芝居に変わってて「お!」と思いましたね。菊丸英二120%から103%くらいになってたかな(笑)

先述の通り、お目当ての手塚があまりベンチワークのないキャラだったので、試合中はよく菊丸を観てました。海堂に絡んで嫌がられてもめげずに絡みに行っていました(笑)あといいなと思ったのは、不動峰戦D2で不二がタカさんの怪我に気付いて「棄権します」って言った時に、他のキャラはびっくりしているのに、黄金ペアは意外にも冷静なんですよね。「ま、そうだよね」みたいな顔をして、その後2人で目を合わせて頷いてD1の試合に向かう、と。ここの演技めっちゃ良かった!!

結局追加で2人語ってしまいましたけども…(笑)本当に目が足りない。私の顔に、目玉あと8セットくらい追加でつけてくれます?(怖いよ) 推しが青学キャラなもので青学中心になってしまったけど…皆さん素晴らしかったです。再演、次回作、円盤発売、ドリライ、とにかく何でも良いのでまたお会いできる機会を楽しみにしております…!!

まだまだ始まったばかりの4thシーズン、これからの公演にも期待大ですね(^o^) 大変なご時世で、公演始まってから陽性者出てしまって中止…なんて舞台もたくさんあった中、欠員や休演もなく全員で最後まで走り抜けることができて本当に良かったです。本当にお疲れ様でした。素敵な夏の思い出をありがとうございます🎾


さて、ぼーっとしている間に映画も公開されてしまいましたね!私はとりあえずDecideを1回観ましたが、白石推しなのでGloryを観てから感想まとめますね。秋も楽しんでいきましょう!

では、また次回のnoteでお会いしましょう〜!

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