見出し画像

ミーハー女のテニミュ鑑賞記録①~城田部長とかとべ様の対峙~

こんにちは!今日もご覧いただき、ありがとうございます。


以前、YouTubeの無料配信でテニミュを初鑑賞したときの記録を書きました。

相変わらずテニプリ沼にはズブズブな状態にあります。

先日、原作者の許斐剛先生のお誕生日がありまして、それにかこつけて昨年発売された(オールカラーA4判の)(定価がクソ高い)ファンブックを購入してきました。

Twitterなどで情報収集していると、たまに「それどこに載ってるの?」っていう情報を見かけることがあって…ペットの名前とかキャラ同士の絡みとかしょうもない情報なんですが…ちょっと調べたらそれは「テニパ」に載っているらしい、と知りまして購入しました。先生に印税のお誕生日プレゼントだ!(ゲスい)

昨年が連載20周年ということで発売された、原作漫画・アニメ・ゲーム・ミュージカルを網羅した超超超情報量が多いこちらのファンブックを、3日間くらいかけてみっちり読み込んでいました。


そこのミュージカルパートで、ネルケプランニングの松田社長と許斐先生の対談があったのですが、「印象に残っているキャストは?」というところで、「1stシーズンの関東氷帝戦で城田優演じる手塚と加藤和樹演じる跡部が対峙した瞬間にドキドキした」と書かれているのを読んで、アホみたいな衝撃を受けました。

城田優が手塚国光を演じたことも知っていた。加藤和樹が跡部景吾だったことも。関東氷帝戦のS1…手塚VS跡部の死闘は、この春にテニプリ熱が再燃してから、漫画もアニメもベスゲ(リメイク版のアニメ)もすでに観直して毎回感動して泣くほど好きだった。

それなのに、この2人が対決したステージがあることに考えが至らなかった…!!

「そりゃそうだよ!同じシーズンの手塚と跡部だったんだから!!城田部長とかとべ様は試合してるよ!!なんで気付かなかったんだ!?!?」…と、それはもう激しく自分のアホさに衝撃を受けました。

次の感情としてはもちろん「観たい」と。その二人の関東氷帝S1、是が非でも観たい。だって、1stのこの代ということは斎藤工が忍足侑士、相葉弘樹が不二周助でしょ…観たい…観た過ぎるよ…なぜなら私はミーハーだから…


ということで公演DVDを探して、定価でも中古でもモノは全然あっさりと見つかるのですが、「いきなり買うのはどうか…」とここで少々チキってしまったんですね。とりあえず1回観て決めたい。まあ中古なら渋る価格でもないんだけど…ウーン…どうしよっかな…

と悩んでいた私、実はTSUTAYAの宅配レンタル(TSUTAYAディスカス)に登録していまして。普通にアニプリのDVDを借りたくて「テニスの王子様」で検索をかけたところ…なんと、TSUTAYAディスカスにて1stシーズンのDVDがレンタルで出ていたのを見つけたのです。(でも1stの比嘉戦まで、という非常に中途半端な途切れ方でした…)

順番すっ飛ばして速攻氷帝戦をカートイン。無事にレンタルでき、我が家に届けられたのでした。


確か届いたのはコレですね。in winterじゃない方も存在するようですが、たぶんレンタルにはなかったかと。ミーハー野郎でキャスト重視なので特に気にしていませんでした。


再生してみて、まずキャストより演出より話より何よりも最初に出てきた感想が「古い…!!!」でした…スミマセン…

おそらく5月に最新版の中の最新版、3rdの全国立海(20年2月上演、5月発売)のゴリゴリに綺麗な映像と凝った編集を観てしまった直後だからかもしれません。2005年の作品、映像が古い!!!!!カメラワーク悪い!!!!!カメラ台数もたぶん少ない!!!!!! 

この15年間の日本の映像技術の進歩には感心しますが、ちょっとここだけ惜しい。惜しすぎた。でも誰も悪くない、悪いのは時代(笑)


冒頭でまず山吹中の千石さんが出てきますが、これがまず和田正人。ほぉ~と思って観ていたら不動峰の石田・桜井ペアも出てくるのですが、ここの石田鉄が宮野真守。ほぉ~!(疼くミーハー心)

改めて若手俳優の登竜門となる作品なのだと実感しますね。マモさんは新テニではリョーガお兄ちゃんの声やってます。


楽しみにしていたキャスト1人目、斎藤工演じる忍足侑士。いやいや斎藤工の顔面が美しいことを除いても普通にめっちゃ似合いすぎでしょ~~~!と前々から思っていましたが、本当に侑士そのものでしたね…クオリティ高め。ダブルス組んでる向日岳人役の青柳さんとの身長差もあって、まさに侑士と岳人そのものかと!!

侑士といえばやはり木内さん(アニメ版CV)の声が特徴的で印象が強いなキャラだと思うのです。めちゃめちゃ低いトーンだけど、手塚や真田みたいには張らない。吐息交じりの落ち着いた感じ。その「エエ声」を見事に再現されていたと思います。ビジュアルももちろん大事だけど、声の雰囲気も大事だなぁと実感。

今でこそ「テニミュきっかけでテニプリはまりました!」って子も多いけど、特にこの世代のテニミュって原作を読み込んできたガチの作品ファンが多かったと思うので、オリジナリティよりも忠実さ重視なのかなと感じました。

話は逸れますが3rdで侑士を演じた井阪くんはもう…この系統の顔ですよね…侑士役の基準は工になったのか?というくらいに雰囲気が似ていて…めっちゃ好きな顔です(結局)

画像1

並べたらそんな似てなかった…?でも写りによっては似てるんです、是非(笑)


そして今回の目的の一つ、城田優さんの手塚国光。たぶん私がこの配役を知ったのは10年以上前かと思いますが、その時は「んー???」と思ってたんですよね。

手塚って、趣味とか自宅の雰囲気とか名前とか(?)から「和」のイメージが強かったので。ザ・日本人、きっと実在したらしょうゆ顔!みたいな。私だけでしょうか? 諸々「和風」な人だと思うんですよね。

だからここでハーフの役者さん使うんだ…?という。別に批判はしないけど「ふーん???」みたいな上から目線(笑)

ですが、DVDの映像の中にいたのは「手塚国光」でしたね…これだからテニミュは……全く…こういうところが好きなんだよ………

本当に、なぜなんでしょうね? 顔はめっちゃ濃いのに、纏う空気が手塚なんですよ。城田優の中にある「和」を総動員したからなのでしょうか。ただ、この手塚はきっとプロを目指してドイツじゃなくてスペインに行くでしょうね(笑)

彼は前から音楽番組とかで見るときに、歌い方がカタコトっぽいなと思っていたんですよ。それこそテニミュの俳優さんって若手だし日本人だしとにかく必死だから、かなり日本人っぽい歌い方をするというか…うーん上手く言えないんですが歌詞を一つ一つはっきり発音するような? 良くも悪くもハキハキ歌うのが「テニミュっぽい」と思っていたんですが、城田さんのカタコトっぽい発音が妙にアーティスティックで玄人っぽさがある。部長だし、最強クラスのプレイヤーだから、その玄人っぽさが逆に役にマッチしているようにも思えました。

yudanセズニーイコウーーーoreターチハーマダーーマーーーダーーーーー♪(褒めてる)


その手塚と対峙する「かとべ」様。これこそ2.5次元だな、と…彼も本当に漫画の世界から跡部景吾が飛び出してきたのかと思うような適役だったように思います。

作中で1, 2を争う人気キャラクターの跡部には、その強さやカリスマ性やセレブっぷりなど魅力は腐るほどありますが、中でもやっぱり「圧倒的顔面」じゃないですか。

もちろん顔面の美しさは大事で、歴代跡部役の皆さんもそれぞれ美しいお顔をしていらっしゃいます。でも、私的にはかとべ様には「冷たさ」がある…と感じました。ただ綺麗なだけじゃなくて、ちょっとキツい感じの顔。跡部は性格も確かにちょっとキツいところはあるけれど、決して性格が悪い訳ではなくて…そこにはプライドとかこだわりとかいろんなものが詰まっているからこそ出る強さ、キツさだと思っているので。だって氷の帝王と書いて「氷帝」ですから! かとべ様の冷たい顔面、とても跡部だったと思います。

あと感じたのは、全然笑わないんですよね。ミュの跡部自体がそうなのでしょうか? 他の跡部を観ていないので…あ、この前3rd全国立海で三浦くん演じる跡部を観ましたが氷帝戦ではなかったからなぁ…アドリブなんかもあって結構笑ってた気がしますが、かとべ様はまじで笑わないんですよね。

高笑いはあったけど…「ハァーーッハッハッハァ!!(真顔)」みたいな。(真顔)なんです、あくまで。楽しくて笑っている訳ではないので…

笑わないから先述の「冷たさ」もまた強調されたんでしょうね。確かに思い返すとこの時の跡部ってそんなニコニコしない。特にこの関東氷帝戦の頃は初登場で嫌なキャラで出てきちゃってから初めての試合だし、関東大会の初戦だから負ける訳にはいかないっていうピリピリ感もありましたしね。そういえば全国大会の氷帝戦ではリョーマと高笑い合戦してたわ。どっちがボウズになるか賭けたり、こっちの方が楽しんでる感はあった。それこそ私は全国氷帝戦のミュを観てないのでどう演じているのかわかりませんが…

まあ手塚も笑わないけど、手塚の「笑わない」と跡部の「笑わない」ってちょっと違うじゃないですか…誰かわかってくれますか、この違い…(笑)


で、本論ですが、この二人の死闘…名勝負でしたね…まさにBEST GAMESですよ…

跡部はものすごいスタミナと技術をもって、本気を出せばすぐに勝てるような相手にもあえて持久戦を挑み、ヘロヘロになった相手の弱点を眼力(と書いてインサイト)で見抜きジワジワいたぶる…というちょっと悪趣味なテニスをします。一方の手塚は、左ひじの怪我がようやく完治したばかりで、まだ長時間のプレイは禁物と言われている状況。部長としてあえて真っ向から跡部の持久戦に挑みますが、左ひじを庇って今度は左肩に無意識に負担をかけてしまいます。あと1球で勝てる、という手塚のマッチポイントの時に激痛で倒れ込み…

という涙なしには観られない試合展開で、漫画でもアニメでもついでにミュでも何回観ても私は泣いてしまう。「現・青学の柱」として、自分を犠牲にしてもチームを全国に導こうとする部長としての手塚の姿がかっこよすぎる。その姿に跡部も感銘を受けて、「この試合は自分にとって無二のものとなる」と正々堂々と手塚に立ち向かうことを決意するわけですよ…わけですよ…わけですよ…!!!

ミュージカルを離れてしまいましたが、この作中一番ともいえる山場をこの2人の名キャストで観られたことは私にとっても無二のものとなりました…「ああ手塚と跡部だ」って、「本当にあの試合が行われてる」って思いました。観て良かった。

リョーマに「俺に勝っといて、負けんな」と言われて「俺は…負けない」と返す姿は手塚以外の何者でもなかった…青学の部長だった。反対側のベンチでそれを見ている跡部も、自分が優位なのに全く嬉しそうではなく、悔しさや淋しさ、怒り、悲しみ、心配などいろんな感情がミックスされた「真顔」だった。


前編観終わったあとに「良いもの見せてもらったな…」という気持ちになりました。それは今人気の俳優さんたちの若手の初々しい頃の姿を見られたレア感もありますが、とてもいい作品を観たなという気持ちいい満足感。

「テニスって楽しいじゃん…」と思わず天衣無縫の極みに到達するレベル。

しかし本当に映像の古さだけが悔しい!!これを2020年の超綺麗な画質のカメラで撮ってほしかった!!!顔がぼやけるんじゃ!!!照明とかスモークだって現代ならもっと凝ったもの使ってるだろうに!!!!

青学は代替わりしてるけど、氷帝はこのメンツで全国氷帝もやっているのでしょうか。確かWキャストとかですよね。DVD探すの大変そうだ…でも観たい…

映像の古さが気になったので、どうせなら一番新しい3rdの氷帝戦も観たい。ミーハー女のわたくし、氷帝だと鳳が好きなんですが、白州迅の演じる鳳長太郎も観たい。ということは2ndも観たい。

こんなに氷帝氷帝言ってるけど、本来の推しは四天宝寺の白石なので四天宝寺戦も観たい。歴代白石だと誰がオススメでしょうか? 当方、歌が上手くて細谷ボイスが出せる白石を探しております。


結局テニプリにハマるとなるとミュージカル沼にもズブズブですね…今3rdが終わったばかりだし、コロナで公演がなくて(私にとっては)よかった…あったら通ってた…(笑)

今日のタイトルも①とついていますが、またどこかの公演を観たら②があるかもしれません。できれば「作品のファン」として見続けたい。「俳優のファン」になるのは難しそうだから(笑)

8月はハッピーサマーバレンタイン🌻🍫もあり、我々にとっては忙しい夏が目の前に来ています。STAY HOMEしながらも楽しく過ごせますように!!



いいなと思ったら応援しよう!