すの担、Endless SHOCK初めて観たってよ。
こんにちは！本日もアクセスしていただいて、ありがとうございます。
今日は観劇ではなく映画鑑賞レポになります。
堂本光一さん主演「Endless SHOCK」、帝劇版ではなく映画版で拝見しました！ 今も帝劇では、「Endless SHOCK eternal」と題した特別版で絶賛公演中とのことですが、私はそちらのチケットはないので大人しく日比谷のTOHOシネマズへ向かいました（笑）
当方ジャニヲタ歴は余裕で人生の半分以上になるというのに、このSHOCKシリーズについては今まで一度も観劇したことがありませんでした。滝沢歌舞伎、Johnny's WorldおよびJohnny's IsLAND、DREAM BOYS、少年たち…など、ジャニーズ舞台はある程度観てきた方だとは思いますが、歴代の自担がSHOCKに関わることがなかったため、これだけ観たことがなかったのです。
それらのジャニーズ主催の舞台たちの礎となっていると言っても過言ではないのがSHOCKですからね。観ていて「あ、このシーン他の舞台で観たことあるぞ…」と思った場面はいくつかありました。
同じセリフだなと思ったのは2幕のシェイクスピアの「満点の星よ！大地よ！」のところ…ジャニワでケンティーと勝利が言ってたなぁ、とか。ジャニワでシェイクスピアやってたのがそもそもSHOCKからだったのかと、初めて知ることができました。
あとは、オマージュと言いますか、私の主観で似ていたように感じただけかもしれませんが、序盤の夜の屋上で歌ってるシーンはドリボの桟橋のシーンを彷彿させたし、2幕でボロ切れを着て仮面をつけて踊っていたところは滝沢歌舞伎のMASK DANCEを思い出したし…どれもこれも「元ネタSHOCKだったのか〜！」と気付くことができました。全ての元ネタはSHOCKにあり。いやたまたま似ているだけかもしれませんが。
私の持つSHOCKの知識といえば「階段落ち」「絶望して死ねェェェ！！」「ジャポネスク」「夜の海」などのキーワード、あとは「オーナー」「リカ」がいて、その年によって違う「ライバル役」がいるということ…程度しか知りませんでした。
友人に光一くんファン、上田くんファン、(一昨年くらいまで出ていた)松倉くんファンなどがおりまして、彼女たちから感激した際の話を聞く機会はありました。とはいえ、自分が観ていないと感想を聞いても理解してあげられないことが多く、それがもどかしかったです。
友人たちに「結局どんな話なの？」と聞くと、「コウイチが階段落ちで死んで、幽霊になって戻ってくる」と物凄くざっくりした説明をいただき、それだけ聞いて「ああ～ジャニーズあるあるのトンチキ物語か…」と、長い間そう思っていました。
実際に映画を観てびっくりしました。
「え、めっちゃ話まとまってるじゃん………」と。
フライングなど華やかなショー要素の印象が強いSHOCKですが、それはあくまで「劇中劇」。しっかりとした起承転結のある物語が進行しており、一本の筋がきちんと通っている印象。
私はSnow Manのファンをやっていて、ジャニーさん演出作品やそのジャニーismを受け継いだタッキー演出作品を観る機会の方が多く、そういった舞台だと「物語＜＜＜ショー」という印象です。
多種多様なパフォーマンスが次々と目まぐるしく繰り広げられて、いわばパフォーマンスのコラージュのようなものなのですが、その不自然さを技術力の高さでカバーしている…というパターンが多いです。一つのパフォーマンスに「うわ～、すご～い！」って見惚れている間に次のパフォーマンスが始まり、「展開早いな…」と感じてもまた「うわ～、すご～い！」という思いに違和感をかき消されるような（笑）「中身はよく分からないけど、とりあえずカッコいいからOK！」と思わせるのがジャニーズの世界…という感じがして、そこがまた好きなところでもあります。
それがSHOCKだと劇中劇→本編→劇中劇→本編…と分かりやすく、かつ自然に展開していくので、全体がまとまっているなという印象が強かったです。
物語そのものについても、初見で「ん？」と思ったところはいくつかあったのですが、次のシーンで解説されたり独白で判明したりして、「あ、そういうことね」と全部スッキリ理解して終えられた気がします。
ジャニーズ舞台のストーリーは「考えるな！感じろ！」みたいなところがあるあるじゃないですか…（笑）少年たちとかその典型で、「結局あれ何だったの？」「さあ…」という回収されないままの伏線があちこちに張り巡らされたまま終わりますよね。
そんなところもある種ジャニ舞台の醍醐味みたいなものだと思って、いつしか気にしなくもなりました。ジャニーさんも「結局13月って何なのか？」という最大の疑問をヲタクの心に残したままこの世を去ってしまいましたからね…13月はどうやら心の中にあるらしいんですけど、どんなものかは凡人にはよく分からないままで……（笑）
近年、光一くんが関わるようになってから、(元々はジャニーさんが作った)ドリボの話も分かりやすくなったと聞いています。確かにこんなに分かりやすいSHOCKを作ってくれてる光一くんなら、きっとあの混沌としていたドリボの物語を整理整頓してくれたというのも納得できる（笑）
劇中の「大空〜が〜美しい〜♬」の曲も、聞いたことはありましたがしっかり聞けたのは初めてでした。「CONTINUE」というタイトルだそうですね。SHOCKのメインテーマという感じで、劇中に何度か歌われていましたが、明るく前向きな曲なのになぜか涙が出そうになりました。そういう不思議な魅力があるから、ジャニーズってやめられない。
わりと序盤で光一くんのフライングがあるのですが、観客の一人もいない劇場を飛び回っているのを見て少し切なくなりました。
この人はこんなところで飛んでちゃいけない…熱気をはらんだ満員の客席で、観客の拍手喝采を浴びながら空を飛ぶべき人………と思ったけれど、私が観てないだけで今帝劇では公演やってるのか（笑）でも、マスクで顔の隠れた観客ではなく、笑顔満開のファンの方に見守られてまた宙を舞える日が早く来てほしいですね。
思わず調べてしまいましたが、堂本光一氏、現在42歳とのこと。42歳！？！？ 若く見えるとかのレベルじゃないけど！？！？！？ 王子様というのはおいくつになられても王子様なのですね。最近テニスしてる中学生の王子様ばっかり観てたけれど、王子様って3次元に実在してたんだな…
あと小柄な印象があったので、勝手にスタイル良くないのかと思っていたのですが(ごめん)、身長に対しての腰の位置が高い〜！タキシードなどの脚が長く見える衣装が多かったのもあるけれど、それにしてもバランスが良い。さすが王子様。
余談ですが、コウイチの最後のショーで白地に金縁のお衣装があって、金のリストバンドをしてるのを見た時に一瞬「ゴールデンアーム、いま〜晒して〜もうた〜♬」の歌が脳内によぎりました（笑）「ええ、ええ、コウイチ…がんばるんやで…」(☜イマジナリーヒロムちゃん？)
話戻して去年からライバル役をつとめている上田くん(たっちゃん)。光一くんと並ぶとかなり背が高く見えるマジック（笑）
たっちゃんの個人舞台って今まで拝見したことがなかったのですが、そういえば彼も蜷川チルドレンでしたよね。それ以外にもさまざまなジャンルの舞台を経験して、相当な実力者になられたのだなぁとしみじみとしました。年1のKAT-TUNのツアーでオラオラしてる姿でしかお会いしてなかった私にはビックリでした（笑）
感情の表現がすごい。感情というか激情？ 特に2幕はだいぶ苦悩してるシーンが多く、泣いてるのか怒っているのか笑っているのか…っていう複雑な演技が素晴らしいなと思って観ていました。グワァァァァァ！っと感情を吐き出す演技がオーバーといえばオーバーなんだけど…でも、もし自分が「自分が剣で刺したライバルが1年寝たきりになった」「そのライバルがある日突然ケロッと帰ってきた」「でも実はそのライバルは死んでいた(幽霊？)」という複雑なシチュエーションの当事者だったらと思うと、それはもうメンタル崩壊してもおかしくないわ…と、オーバーな感情表現にも納得できました。
ってか踊れるやん！！ あのたっちゃんが！？ SHOCKカンパニーとして！？ 踊ってる！？！？ 頑なにチャンカパーナを踊らなかったことを今でもネタにされてる、あのたっちゃんが！？！？ というシンプルな感動もありました（笑）
あと脇を固めるJr.たちも、さすが「選ばれし者」だなぁと思うくらい素敵でしたね。
ふぉゆの2人の安定感！！今回の映画はこっしーとマツだったけど、たちゅみとぶぐぢゃんでも変わりない安定感がありそう。歌上手い、ダンス上手い、芝居上手い、アドリブに強い。ふぉゆ、自虐ネタじゃなくて実力派キャラで売ればいいのにぃ…🥺
あと、私が目を奪われたのは寺西くんですね。「誰だあのイケメンダンサー……えっ、テラ！？！？あなた、"あの'"テラなの！？！？」と、ある意味一番キュンキュンしたのは寺西くんでした（笑）生で観なくてよかった、がっつりハマって帰って来るところだった…危ない危ない…
49とか出てた頃はブスキャラみたいな扱いじゃありませんでした？(ごめん) でも確かにポテンシャルは凄かったよな…スタイル抜群で歌もダンスも当時から上手かった…そういえば目黒たちと同じラインにしたな…すっかり舞台班になっちゃったから、8.8のドーム以外は特にお見かけする機会もなかったけれど、本当に素敵な役者さんになった…！！ もしいつかSHOCKを生で観られる機会があったら、その時はテラを双眼鏡でウォッチしようと決めました。
男性陣だけでなく梅ちゃんもBeverly様もお歌がうまくてとっても魅力的…！！Beverly様、12年前？のドリボのマダム以来に拝見しましたが、全く老けないし全く歌声が衰えていない！！本当に素敵だな〜、こういう女性になりたい…！
とにかく終始、「これ3000円で観させていただいて良いんですか…？もっと払いますよ…」と考えてしまうほど、素敵な作品でした。
自担が出てないとチケ取ったりDVD買ったりしないけど、そんな私のようなヲタクの皆さんにもせっかくの機会だから是非観てもらいたいなぁ。私もリピりたいと思ってしまっています。
もちろん舞台はきちんと劇場で観るのが一番好きですが、映画館で大画面と良い音響で観られるというのもまた貴重な経験だったかも。こういう時代ならではの楽しみ方でした。ありがとうございました。
帝劇でのSHOCK公演の成功を心よりお祈りしております！！エンタメの力を信じよう！！