卵巣嚢腫、再び…
こんにちは!今日もご覧いただき、ありがとうございます。
なんとも嫌なタイトルになってしまいました……(笑)タイトルの通りでございます。女性特有の諸々の病気の話なので、ご不快な方もいたらすみません。
昨年こんな記事をアップしていました。
手術して悪いところ切ったら終わり!と思っていたら、つい先週再発が確認されました…悔しいー!!
ただ、今回はまだ左側のみ3~4㎝程度の腫瘍(手術したときは両側に8㎝)だったので、即入院&手術ではなく投薬で様子を見よう、ということになっています。
気付くきっかけは10日ほど前のこと。以前からたまに鼠径部(太ももの付け根)あたりに痛みを感じることがあったのですが、ちょうど下着の擦れる部位だったりするので、かぶれてるのかな~などとあまり気にしていませんでした。が、たまたまお風呂のタイミングで痛む部位を見てみると、何やらやわらかい皮膚の下に硬いしこりのようなものが。
かなり焦りました。「しこり=癌だ!」と素人はすぐ思ってしまうので…ああ私は癌かもしれない、親に何て話そう…とかモヤモヤしつつ、一応ネットで「足の付け根 しこり」などと検索をすると、ちょうど私が痛むのと似た部位のしこりの原因の一つに鼠径ヘルニアが出てきました。鼠径ヘルニアなら、まあ手術は必要だけど日帰りで済むし、腸が飛び出ているだけで(?)それほど重篤なものではない。ハァ~よかった、次の休みに病院行こう!ということでその日は眠りにつきました。
が、翌日もけっこう痛い。今までも痛むこともあったけれど、これまでよりも特に痛い。立ったり座ったりするたびに「イテテ…」と声が出そうになるレベル(仕事中だったので声に出しませんでしたが)。お手洗いに行ったタイミングで昨日のしこりの部分を見てみると、赤く腫れて熱を持っているような感じ。うーん、鼠径ヘルニアってこんな痛いの? やっぱり悪い病気だったらどうしよ…と思うと正直仕事もあまり集中できず、定時まで働いているとどの病院も間に合わないので早退を申し出ました。
「足の付け根のあたりにしこりが出来ていて、けっこう痛むので…」というのを女性の同僚に話すと「あぁ、私もしこりありますよー!」と、あっけらかんと返されて、「え?もしかして私騒ぎすぎ…?」とポカーンとしてしまいました(笑)また別の子も、「私もその辺に出来物ができたことあって、それはムダ毛処理の時にばい菌が入って腫れただけでした」など言いだし、みんな割とそのあたりのしこりや出来物は経験があるような感じ。「え、どうしよ…(この程度で)早退していいですか…?」と逆に心配になりつつ、「まあ気になるなら病院行きなよ」と送り出してもらって病院へ向かいました。異動したての新人で居ても居なくても変わらん、というのもあったと思いますが(笑)
病院はどこを受診するか悩みました。鼠径ヘルニアなら外科?消化器外科?でも痛む場所が場所だから、できれば女医さんに診てもらいたい…ということで、とりあえず女医さんのいる婦人科に行ってみることに。もし違っても「コッチの科を受診してください」なんてことも教えてくれるだろう、と。(ちなみに卵巣嚢腫のときに入院した大学病院も近かったのですが、早退した時間ではすでに診療時間が終了していました)
婦人科で症状を話し、あれやこれや診てもらって、「うーん細菌系かなぁ…」なんて言われているうちに「あれ?左の卵巣腫れてますね」。なんか”卵巣が腫れてる"って、聞いたことのある響き……「あの、私2年前に卵巣嚢腫で手術してるんですけど」「あぁ、また出来てますね」と。リアルに「ゲェェ!!本当ですか!?!?」と叫びました(笑)
結果的に言うと、まず最初の診断結果としては子宮内膜症でした。子宮内膜症って、その名の通り「子宮内膜」が病気になることだと思っていたのですが、実際は子宮内膜という子宮の中にないといけない組織が、卵巣など他の部位で悪さをする病気だそうで、卵巣嚢腫もその一種だとのこと。そもそも「子宮内膜症」と「卵巣嚢腫」って別々の病気だと思っていたので「ダブルで罹ってるっていうことですか…?」と聞いてしまいましたが、子宮内膜が卵巣で悪さをしたから嚢腫ができた、ということなのだそうです。1回罹ったはずなのに知りませんでした…そして元々の受診のきっかけになったしこりも、子宮内膜症のせいだということでした。鼠径ヘルニアではなかった(笑)
子宮内膜症って、名前はよく耳にするけれど、自分とは無縁なものだと思っていました。「生理痛重いでしょ~」などと先生に言われましたが、変な話自分の身体以外の生理痛を経験したことがないので(笑)他の人と比べて重いのかなんて分かりませんよね。確かに毎回薬を飲まないと生活できないくらいの痛みはありましたけど、みんなそうだと思っていた(意外と飲んでない、耐えられるレベルの人っているらしい)。
正直、卵巣嚢腫の再発はちょっとショックでした。この1年半くらいで定期健診も行かなくなってしまって(感染者の受け入れしている大学病院だったので)、「自分は再発は大丈夫」と勝手に油断してしまっていた。もっと定期的に通っていれば、もっと小さい段階で気付けたかもしれないのに…と今になって後悔しています。捻じれて痛み出す前に気付けたのはよかったけど。
ただ、今回の病院の先生曰く「こういうのは体質だから、1回なった人は再発しやすい」とのこと。え~!手術後には「再発する人もいます」程度の言い方だったよ!?…と思ったりもしたんですが、手術を終えて退院したばかりの患者さんに「まあたぶん再発するんで覚悟しといてください!」とはそりゃ言わないよなぁ…とも思って納得しました(笑)
治療方法としては、「ピルを飲みましょう」と言われて一瞬「ええぇ…」と思ってしまいました。ピル=避妊薬とか副作用、というイメージが強くて…良いイメージがあまりなかったというのが正直なところです。でも、ピルってそういった効果だけではなく、子宮内膜症(による卵巣嚢腫)の治療薬としても使われているそうです。子宮内膜症は生理がある限り完治はできない病気ではありますが、症状を抑える・病巣を小さくする働きもあるとのこと。へぇ~!
私のような「本来なら結婚&出産適齢期の女性」ですらこの程度の知識やイメージなので、そりゃ国会で議論してるおっさんらは知らないよな…と(笑)母親ですら「ピルなんか飲んで大丈夫なの?」って言ってきましたからね。
飲み始めて1週間ちょっとですが、私はほぼ副作用はなかったです。飲み始めて3日目の朝くらいに吐き気を感じて、体重が2倍になったような重さを感じたくらい。それもすぐに収まったし、何なら副作用どころかホルモンバランスが整って、少し肌がきれいになってきたような気がしています(笑)
相手はいないくせに「将来子どもが産めなくなったりしますか?」とか聞いてしまうんですよね……ですが先生曰く「影響はない、というか今のうちに治療をしておけば、子どもが欲しくなったタイミングでピルを止めればすぐに出来る」とのこと。そんなもんなのかな…?(笑)まあ子どもを望むタイミングが来たらまた考えよう。時間はたっぷりあるので(笑)
足の付け根のしこりについては、とりあえず抗生剤をもらって(細菌系の可能性もあるので)5日分飲み終えました。痛みはほぼなくなったけど、まだしこりはある感じ。今までも痛まないと気付かなかっただけで、ずっとあったのかなー…? 改善しないようならもう一度病院に行こうとは思います。
このご時世なので早退して病院に行ったら責任者に報告をしなければならないのですが、上司が男性ばっかりなのでちょっと話しづらかったですね…こんなところで女性管理職の大切さを実感するとは…(笑)
「私もしこりありますよ!」と言っていた同僚の女の子にもこの話をすると、「私も病院行った方がいいのかなぁ…」と言っていました。心配にさせてしまったのは申し訳ないけれど、女性なら些細なことでも気になる症状があれば病院行っておくべき…!腫瘍が捻じれてからじゃ遅いぞ!!(切実な訴え)将来にも関わるかもしれませんからね。
そんな訳で卵巣嚢腫のヤローとは長く付き合っていくことになりそうです…!ちょっぴり残念な報告でございました! まあ普段生活する分には何も影響はないので、毎日決まった時間に飲まなければいけないピルだけ忘れないように生きていきます(^o^)
何度も言いますが女性の皆さんは本当に気を付けて…!いや、気を付けてもなるもんはなるので、気になることがあれば婦人科行ってください!女医さんのいる病院とか調べればきっとたくさんありますから!!やっぱり女性の心と身体を分かってくれるのって女性だなって思います…!!
念のための注釈ですが、私は医療についてはド素人なので、病気やピルについての説明など間違っている可能性もあります。一応先生に聞いたことを書いてはいますが、ご自身でもしっかり調べて、病院の先生に聞いてくださいね!それぞれの症状によって診断も違うと思いますので。
余裕があれば今日もう1本記事書きたい!また次回のnoteでお会いしましょう!!