絵を買う勇気
湯谷温泉 湯の風HAZUに、また、行ってきました。館内に、大きな絵画が、あちこちに飾ってあります。部屋にも。
なんとなく暗い色調。渋いというか、昭和レトロな館内にはぴったりかもしれないけど。
どういう気持ちで、このような絵を買ったのかと思う。聞いてみたい。
私の知ってる人は、幼い頃から絵画教室の先生として師事してきた画家に、四六時中、発注して、家中、飾っている。先日、その地元で名士の画家は亡くなったのですが。その人の高齢のお母さんも絵が好きで、三越の画廊で、林武の絵を値切って二千万で買ったという。ほんとかいな。。その絵は秘蔵している。なんでも鑑定団なんかには出してはいけないという。
画廊といえば、最近では、画廊ストーカーの迷惑行為が、若い女性画家を悩ませているそうですが、それでも身銭を切って高価な絵を買ってくれるなら、有り難いのではと思うが。
無名の画家の作品を買うのは勇気がいりますよ、きっと。下手をすれば消耗品ですよ。
芸術品というのは、必ず、転売できる価値があるものだと思う。転売で値がつかなければ、消耗品ですよ。
何が言いたいかというと、購入した瞬間から、持ち主には絵をケアする義務が生じるということです。絵は生き物です。湿度、温度、日当たり、素人ながら気を使います。疲れて、いつか手放したくなるかも。
だから絵を買うというのは勇気がいります。その絵を崇めて、そういった奉仕をする気持ちになれるかということです。
画廊で気に入った絵に奇跡的に出会って買いたくなる。そしたら買う前に、画家のことを知りたくなる。リサーチして、お金を掻き集めて無理して買う。すると、もっと絵を愛してしまう。絵を集めたくなる、画家をなんとか有名にしたくなる。
ストーカー行為は迷惑だけど、
そういった押しの気持ちの循環が生まれないと、アートシーンは盛り上がらない気がする。
まあ、偉そうに話すそういう私も、画廊で絵を買ったことはまだありませんから戯言です。。。
とにかく、絵を描く人は多い。
どんだけ~
売れる絵を描く人は少ない。
※追記
なんでも鑑定団に応募したら、
電話がかかってきました
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