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BMSG Solo Artist Showcaseレポ



今回もHuluでの配信が控えているから、現地に行けなくてもライブの様子を見る人はたくさんいると思う。

なのでここでは便宜上「レポ」とは言うけれど、見聞きした衝撃や感動を、言語化しておいて自身が振り返られるようにする役割にしたいと思う。
あったことを全て書くわけでもないし、時系列でもないのでご了承ください。

ということでネタバレもして書くので、配信見るまで知りたくない方はツイートをブックマークでもして配信後にでもまた見てもらえると嬉しいです。


■まえがき(レポだけ読みたい人は飛ばしてください)
突然ですが皆さんセレンディピティって言葉知ってますか?
自分は昨日初めて聞いて、初めて知った言葉なんだけど、簡単に言うと『何かを探しているときに、他の価値あるものに偶然出会うこと』『偶然の産物』ということらしい。

以前仕事でご一緒した方で、もう5年も会っていない方(今はデータ解析とかのお仕事されてる方)から急にLINEがきて『こんな考え方、捉え方あるみたいです』っていう理系の学術的なお話をされて、なんのことかさっぱり、ちんぷんかんぷんわからなかったんだけど、『○○さんなら明後日の方向からのボールを受け取ってくれると思うし、セレンディピティかもしれんし』と言われて、そこで初めてセレンディピティという言葉を知った。
ー まえがきここまで ー


ー ライブの話 ー
これまでの席運が良過ぎで(ファンミ最前列、TFFアリーナ13列等)、今回20列目だったことに感覚がバグっていて、遠いのか近いのかわからず向かった豊洲PIT。
着席で1500人キャパという規模での20列目は全然遠くない距離感だった。

会場に入っていきなり耳に飛び込んできた「RIP SLYMEの雑念エンタテイメント」
自身の青春の一曲であると同時に、SKY-HIのルーツでもあるこの曲が開演前のBGMとして採用されるだなんてさすが! なんて思っていたらそれもそのはず、これ、SpotifyのTrash Talk Gangを流していたのだった。



Trash Talk GangではSKY-HIの古くからの友人であり、BMSGスタッフの圭介さんと中学時代の音楽ルーツについて語られている。
そこでラップやメロコア、バンドの話や曲紹介がされるんだけど、SUM41やらPharrellにくらってたという話がされる。
個人的にはこの話がライブ本編に対していい伏線になっていて感じ方に刺激をプラスしてくれた。

前から20列目、左から一桁の座席だったけど、左右壁面にモニターも計4つ設けられていて、パフォーマンスは目視、寄りのカメラワークはモニターでで楽しめる会場だった。

男女比率は女性9:男性1といったところで男性トイレ行っても自分含め二人しかいないとかなんだけど、女性と来ていたり、メンズ二人で来ていたり、家族で来ている姿も見えた。

これは自意識過剰なんじゃなくて、男性が少ないってことと、格好(白のエアフォースワン、キャップ、ストリートカジュアル)のせいで、歩いていると結構視線を感じた。
これは男性の少なさの表現と、次に書く出来事の説明に繋がっている。

前述した席だと左側の入り口や通路が近かったんだけど、開演5分前くらいにそこをメンズが3人通り過ぎていった。
この会場において男性が3人も一緒にいるとそれは目を引く。
細身で若そうなメンズ、3人目の首にヘッドホンをかけた彼を、横顔から後ろ姿を目で追ったんだけど、『最近見た髪型だぞ、ん、edhiiiだ』となった。会場内の他の方によると3人組はRUI、TAIKI、edhiiiだった。
最近見た髪型↓


開演間近、バックでかかっていたTrash Talk GangがBrave Generation BMSG United Remixに変わって会場内が手拍子で満たされる。

バンドメンバーが静かに入場し初めに登場したのはSKY-HI

3曲目に披露したJUST BREATHEに鳥肌立たせられた。


このMVのカラーと世界観をしっかり表している緑と青の照明効果に演出のクオリティーの高さを感じた。

歌唱やトラックも、バンドセットだったことも後押ししてか、めちゃくちゃライブ映えが増幅される曲だと感じた。
鋭さとパワーと、スピードがSKY-HIというアーティストを通して表出されている様は圧倒的で鳥肌が立った。

開演前にバンドルーツの話が入ってきていたこと、バンドセットが繋がって、SKY-HIに関しても「存在が音楽」であることを見せつけられた。


Name Tagでラッパースタンスを提示した後にNovelCoreを招き入れ共作を披露。
ステージングも二人の辛みも息が合っていて、慣れたものだった。

ここからNovelCoreのshowcase
コアのライブはチッタワンマン(オンライン)、TFF以来だったけど、改めて再現性と口から音源ぶりに感動した。
そしてカメラで抜かれるアップが美しいこと。
今回特に印象的だったのが、オーディエンスの導き方だった。
チッタワンマンのオンラインでも垣間見えたけど、ほんとにオーディエンスの乗せ方が上手かった。

手を挙げるところ、振るところ、飛び跳ねるところを乗りながら誘ってくれる(いざなってくれる)
これからワンマンツアーに初めて参加する人は、何も心配することなく飛び込んでも問題ない。

あと後ろにいるLIVE DJのKOTA氏やHIRORON氏が腕を大きく降ったり、見本を見せてくれるから、それもライブを楽しむポイントのコツの一つかも。

WAGAMAMA MONDAIJIのトラックとメッセージ、パフォーマンスがかっこよすぎてここでも鳥肌立たせられた。

個人の感覚的にそんなもったいぶられることなく、Shotaを呼び込んで新曲HAPPY TEARSを披露。


二人のMCではお互いに贈りあったネックレスをみんなに紹介して、もはやラブラブカップルだった。

曲冒頭からShotaの声が美しすぎて、何度目かわからないけど惚れ直させられた。
me timeもAURORA TOKIOもメロディーの運びが心地よすぎるし、声がアートだし、『存在が音楽』は伊達じゃなかった。

Shotaは前奏部分なんかで「いい感じですね」とか「踊ってください」とか優しく会場の雰囲気を作っていた。


これは完全に不意打ちだったんだけど、『○○』という曲名の新曲を引っさげてきた。
トラックは80年代を彷彿とする、ちょっとテクノ調で、AURORA TOKIOの柔和な色彩とは反して、原色のライトが煌めいているイメージが浮かぶ、そんな雰囲気だった。
テンポもこれまでの曲より早くて、ゆらりゆらり踊れちゃうナンバーだった。
公開を乞うご期待。


BraveGeneration BMSG United Rimixも披露され、実はedhiii boiの飛び入りを期待していたんだけど、以前Gifted Daysで披露したように、SKY-HIがedhiiiのマネを完全再現させて歌っていた。
これがまたうまいし似ていて可笑しかった。


ライブはラストに向かっていき、終盤でノンブレスで、まるでラップをしているかのように熱のこもったMCを始める。

『1対多ではなく、1対1がこの数ある』なんて言葉もあった。
この熱を隅々まで届けるそのさ様は、ビバラのBE:FIRST出演ドキュメントのEPISODE 2 で言っていた『MCで刺す』そのものだった。
「刺すMCってのはこうやるんだ、見てろボーイ」と言わんばかりだった。


『BMSG供給多すぎ』と言われていることを認識している旨のことを挙げ、それでもエンターテインメントを止めずにBMSGは進んでいく(ニュアンス)、SKY-HI、NovelCore、Aile The Shota、BE:FIRST、edhiii boi、RAN,REIKO、RUIの名前を挙げて、そのメンツで9月17日18日にBMSGフェスを富士急ハイランドで開催すると発表。

この発表がされた瞬間、会場がこの日一番の驚きと拍手でいっぱいになった。


ここで冒頭のまえがきに戻る。
セレンディピティの話だ。
『バンドのルーツを聞いた上で聴くバンドセットのパフォーマンス』だったり、『ビバラのMCで刺す』だったり、いろんな伏線が散りばめられているBMSGの演出。

『これってあれのことだ!』と伏線が回収され、繋がり、まるでセレンディピティのようなエンタメ体験をさせてくれる事務所は他にないぜ!You know!?

ということで、これからもこの事務所についていきます。


ここまで読んでいただきありがとうございました。
次は24日のワンマン、ビバラロックのレポでお会いしましょう!


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