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ROCK IN JAPAN FES. 2024 BE:FIRSTレポ

8月3日 このロッキンがロスでの経験を経てから最初となるBE:FIRSTのパフォーマンスになるため、もはや緊張もしなくなったフェスへの常連参戦に更なる楽しみが乗っかってこの日を迎えた。

このレポでは見えた景色、感じた感情を書き連ねていきます。
Xでバラバラに書き連ねたもののまとめ版となるので、時系列含めこの日のライブを追体験したい方はこのまま読み進めてください。

それでは『Pull the trigger🔥』
BE:FIRST / GRASS STAGE 8/3(土)16:15~

5月のJAPAN JAM以来の蘇我でのフェス参戦。
今回は前方抽選に当選して開演ギリギリでの入場。
酷暑の中長時間待機することもないし、いいポジションで見られるし最高でした。

そしてBE:FIRSTのライブにおいて個人的に最も重要度が高い要素の一つが、ダンスを正対して見られるかどうか。

前方エリアということで、モニターに頼らずとも近距離で見られるの有難いな くらいに思っていたら、なんと指定されたエリアはここ。

無理なくステージサイドまで俯瞰で見られて、上述した最重要要素の位置に関してはドセン中のドセンだった。

どれくらいドセンだったかというと、ロッキンオフィシャルのカメラマンがいいシーンで目の前来て、踏み台に乗って撮影するくらい、『真ん中から抑えるならここ📷️』ってくらいドセンだった。
BE:FIRSTのドセン定点は至高。(テストに出ます)

その景色がこちら

前方エリアに入場すると、まだ彼らの姿はなく声のみでマイクチェックする声が聞こえてくる。

一瞬Hush-Hushの一節を口ずさむのが聞こえ会場がざわめく。
しばらく発声によるウォーミングアップをした後、彼らが登場しBetrayal Gameでリハーサルを始めた。
衣装はLAのオープニングアクトと同様だった。

MANATOがこの写真より襟足を短くしていたの印象的だった。

下手にはける際にRYOKIが『水飲めよ』か『熱中症気をつけろよ』か発した。
この時、なんとなくの予感だけれど、『この先の本番、きっとMCはないし(BE:FIRSTライブの平常運転)今言ったんだな』と感じた。

会場モニターで登場アーティスト紹介がされた。
西日差す時間でステージ照明と太陽とで一段と輝かしい景色にたくさんの観衆の沸き立つ声が響く。

流れ出したビートは…
M1 Mainstream
登場した7人が定位置のフォーメーションに付くと、センターのSOTAが指を揃えた手のひらをこちらへ向けて静止する。
肩から先が小刻みに揺れだし、その振動が手の先、肩、体へとの伝わっていき、その様子はBESTYのバイブスを受け止め吸収し、体内に取り込んでいるかのようだった。
(ドラゴンボールの人造人間19号)

まだ記憶に新しい、LAのATEEZコンサートオープニングアクトで魅せた、あのアニメーションムーブをやってくれ、BESTYはこの日一番の興奮の様相を呈していた。

開放的な会場に満ちた熱気を切り開くかのようなLEOのクリアな発声が耳に届いてきた。
この時『この声、この音全身で浴びなきゃいけない!』と思い、それまで日差し対策でスカーフで覆っていた耳をしっかり露出する。(自分の話)
布1枚だけれどはるかにクリアに、そして強くサウンドが届いてきた。

印象的だったのが一発目のFuriko。
これまで会場で見た雰囲気だと、音もダンスも抜きの部分ということもあって、どちらかというとBESTYは静観している印象だった。

ところがこの日のFurikoはLAでのリアクションに似て『フゥ〜〜〜!』とかSOTAやReiNaちゃんが言う『エ〜〜イ』の雰囲気が出ていた。

BE:FIRSTのライブと音楽は進化して、伝わっていく生き物みたいで、ROCKIN'ON JAPAN 9月号のSOTAの言葉を思い出した。


https://x.com/BEFIRSTofficial/status/1818120612768100653?t=poYfgSbelsGvT3_m30h2Yg&s=19

SOTAのラップ前の『もうありきたりな…』部分のコレオにもキレがあって、続くSOTA、RYOKIのラップを繋ぎ、SHUNTOの不穏なフリからの、バイブレーション。

この日のSOTAはいつもの両腕突き出して引き寄せるバイブレーションじゃなくて、右腕だけを引き寄せる変則的なバージョンを魅せ、会場の心を掴んだ。

アウトロの電子音フェイク部分では前方にいても後方からどよめきと感嘆が聞こえてきた。

M2 Masterplan
ノンストップでビートが流れ悲鳴が上がる。
結果的に最後まで落ちることはないんだけれど、序盤ということもあってパワフルなダンスとキレが鮮度高く披露される。
SOTAの自画自賛ポイントの一つでもある、JUNONの『そうさこれが』からJUNONを残して6人が立ち位置をスライドさせ、センターの視線移動をさせるあのパート。
今回のドセンポジションから完全にピースがハマった瞬間が拝めて至高だった。

BE:FIRSTのパフォーマンスには要所要所に芸術が宿っていて、初めて見る方にもそうしたアーティシズムが心地よく届いているのだろう。

ダンスブレイクも興奮と『待っていました』の雰囲気入り混じった空気で沸き立つ。

攻撃的なRYUHEIの視線に美しさと精悍さの両方を感じる。
しなやかも攻撃力も兼ね備えた美しい天才には毎度惚れ惚れする。

スクラムで更にパフォーマンスのピークを押し上げ、アウトロは静で終わるところもパフォーマンスの厚みと一体化を感じた。(RYOKIがプリャプリャ!叫んでた)
この2曲だけでも、作品とBE:FIRSTと会場が一つになっているのを感じた。

M3 Brave Generation
静と動、抜きと爆発を魅せたこの2曲で足と目を止めさせ、続けて、SHUNTOの煽りから心を完全にロックした。

かつてのビバラ初参戦時の課題は、当たり前のように身に付いていることはパフォーマンス後の他界隈ファンの方の声を見れば容易にわかる。

Masterplan終盤から入ってきたビーファバンドによる演奏で、ロックBE:FIRSTを提示。

振る舞いもフロウも楽曲と絡んでいて、RYOKIによるシャウトも必然性が強調される。
(シナリオ踏みつけろ部分アレンジしていたけど忘れちゃった。わかる方教えてください😅)

M4 Scream
うん、わかってたよ、知ってる、そうだよね、休憩なんて挟まずに、自ら作ったピークの更なる上のピークを作り出して来るってこと。
BESTYの興奮メーターは右いっぱいに振り切っているにも関わらず強引に更に押し上げてくるのがこのタイミングでのScream!

改めてバンドScreamは全てを今!この瞬間楽器から、身体(という名の楽器)から生み出している生命力!を感じてこちらもパワーが漲ってくる。

それとRYOKIって坊主頭だから じゃなくて、虎つばの直明だから じゃなくて、声が、バイブスが、動きの全てが目を引く、いや、"目を奪う" のはスパソニに出た『あの時』から変わってないんだ、と今日ふと思い出した。
気づいたら目、奪われます。

見る時期によっては心と身体両方にとっていい薬になるんじゃないだろうか。(変な意味の薬じゃなくてね)

M5 Set Sail
BE:FIRSTはアートだけじゃない。
楽しく音楽やってる集団であることをステージで魅せるだけで人の目と耳を止めさせ、心を掴んでくる。

タイアップのタの字を出さなくても、楽曲の中に流れている血液から世界観と良曲であることはきっと伝わっているだろう。

ドーム公演のアマプラ配信を字幕アリで見た僕らは遂に!なんの迷いもなく大きな声で『BF!』のコーレスに『Fly!』と叫ぶことができた。

M6 Don't Wake Me Up
もはやフェスでの定番曲。
MANATOの要所要所の歌い上げは、まだまだ西日で暑い会場に時より吹き入ってくる風のように耳心地がよかった。
モニターに抜かれる顔も相まって、その瞬間は蘇我で森林浴をしている様だった。

ここまでのBE:FIRSTは意図的なジャンルレスを謳って来たし、それを自信にして説得力を付けてきた。

だからHIPHOPサウンドからロックサウンドを経てからのEDMが入ってきても違和感どころか、もうその時にはBE:FIRSTのライブパフォーマンスのドセンに立っていることに気づくだろう。

説得力を携えたBE:FIRSTが、ハード目で意思の特に強いMainstream、Masterplanに対するカウンターとなるような新曲Blissfulが控えていることをとても楽しみにしている。

M7 Shining One
バンドサウンドのSOは5月のJAPAN JAM以来。
RYUHEIの歌い出し直前のSHUNTOとSOTAのハンドシェイクはライブを本当に楽しんでいるし伝わってきた。

SOTAのラップはクリアな発声と爽快な子音のフロウでまた一段と上手くなったと感じた。

『感じて』のブルブルシーンでSOTAがなにやらしゃがみ込みながらブルブルしていたように見えたけど見間違えじゃないだろうか。(前述したオフィシャルカメラマンがちょうどかぶさって見えなかった)

RYOKIのCan you feel itは『BE:FIRSTまだまだ上行くぞ』的なことを言っていた。

BESTYだらけの前方エリアだけあってコレオを小さく身振する人もちらほらいて、この感じスパソニを少し思い出した。

M8 Great Mistakes
LEOからの全肯定MCが楽曲を繋ぎ、というよりあれも楽曲に込めたメッセージであるからそれ含めて楽曲の一部なんだよね。
そしてLEOの言葉に、態度に、目に嘘がない。
曇りのない純真さが本当に胸に刺さるっていうのは、『真面目なことを言う時笑わない、言ってる人も茶化さない』みたいなことをSKY-HIが伝えてきた大切なことなんだと感じた。

BE:FIRSTにおけるMCはシームレスに次の曲へ繋ぐ大切な役割を果たしている。

BE:FIRSTの『音楽』を提示した後にBE:FIRSTの『人』である部分を大胆に出して、心の距離をも縮め、、、縮めるどころかがっしりハグをしてくれたイメージ。

タオルでも拳でもなんでも振ってくれ、と誰も置いて行かずに参加型にするところもライブの醍醐味。

M9 Bye-Good-Bye  -TOUR ver.-
TFTでもお馴染みのバンドバージョンのBye-Good-Bye。
通常版はちょっぴりの切なさの中に前向きな明るさが印象に残る楽曲だけど、 -TOUR ver.-は音の鳴りはもちろんのこと、途中ダンスにFreestyleが入ることもあって全体的に楽しい。

そしてこの日もSHUNTOはしっかりと爪痕を残してくれた。
ラスサビ前でSHUNTOの最高な声の成分がふんだんに刷り込まれた歌い上げがあって、無音からのJUNONのハイトーンで圧倒された。

UVERworldでよく見るSHUNTOを見に来た なんて声がUVERworld未出演の日のSNSで見られたのも嬉しかった。

M10 Boom Boom Back
『俺たちへの声援はもう十分です、まだまだヤバいアーティストたくさんいるから、俺たちからは最後ダンスで返すよ』みたいなことをSOTAが言ってBoom Boom Backのイントロ。

ここで、SOTAがボイパでスクラッチ音を模写して楽曲のムードと一体感を一段上げる。

今回ドセンだったこともあって全てコレオを最高な画角で目に焼き付けることができて、Boom Boom Backの2サビのアイソレも例外なく美味しくいただきました。

このレポに書いたこと以外も、ほぼほぼMC無しでここまで来て、それでいてあのキレが鈍らない、ダンスと一体感と歌唱の数々。

去年のビバラあたりからだろうか、自分のBE:FIRSTレポの中に『厚み』というワードが現れ始めたのは。

ここまでメッセージが乗った、態度が表出した、オーディエンスを引っ張り上げ並走し、一向に落ちないアーティシズムと熱量とスタミナ!
ここに厚みを感じたパフォーマンスだった。

実は気づいたらNEXTレベルにいるBE:FIRSTと、現在進行系でそれを浴びさせてもらえていることが本当に尊いと思う。

有難うBE:FIRST!

次会えるのはサマソニ(TOKYO)!
マウンテンのトリということもあって更なる熱量、そしてその前日のwith MUSICでのBlissful初披露、アルバム2:BEリリースと楽しみ尽きないけど引き続きBE:FIRST、BMSGの音楽楽しんでいこうと思います!

ここまで読んでくださりありがとうございます!
よければXで話しかけてください⑪


おまけ
去り際にRYOKIが『水飲めよ!思ってる7.8倍は飲めよ!』と意味不明な値を提示してきて『なんの数字だよ!』という心の中のツッコミでBE:FIRSTのライブを終えましたw


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