BMSG FES22 全51曲レポ -0918-
今日が過去になったときに、未来の今にきっと繋がっているから、一生懸命全曲レポします。
※セトリはBMSG公式PLAYLISTを参照
※一部順番怪しい
早速だけど、『泣いた』
心がとか、そんな気分だ、とかではなく、物理的に涙が目から溢れて頬に触れ、ライブ中に泣かされた。
こんな経験初めてだし、泣いた場所が感動的な箇所はもちろんなんだけれど、ここまで『かっこよさ』に感性揺さぶられて泣くのは初めてだった。
このレポは後に振り返って『2022/09/18』を思い出すためのものであり、全てを精密に捉えたものというより、自らの景色や感情の描写を曖昧ながらしていく。
『一人ひとり』があなたの目で、耳で感じるものは違うはずだから、配信も見る現地が叶わなかった人も、17日参加、同日18日に参加した人にも読んでもらえたら嬉しいです。
まずは天気。
記録的な規模の台風が日本に接近する中の開催。
前日に開催可否判断のアナウンスが出るほど緊張感があった。
横浜を6:30に出発したツアーバス。到着は8:15頃。
既に富士山ハイランドは駐車場のそこかしこに河川さながらの流れをも作る大雨が降っていた。
9時からBMSG Cafeの列に並び、購入するに至ったのが12:20。
この並んでいる時間にも雨脚は弱まることを知らず、Supply Forest内に流れるスピーカーの音をも上回っていた。
ところがTwitterで知った情報によると、SKY-HIがリハに出た時間帯と時を同じくして、雨が弱まり、雲も薄れ、太陽が覗いてきたのだった。
つい1時間前は大雨から身を護る傘が、今は日傘とし使用する役割に変わっていた。
人間、どうにもならないとき、できることがなにもない、けれどどうにかしたいときに『祈る』ということをして、どうにも説明のつかない、未知の経験に畏怖するときに笑ってしまう生き物だ。
この日は、この経験を台風の接近→予報通りの大雨→誰も予想しなかった、現実的だとは思っていなかった晴れ間 を通して体感した。
マジすごすぎて笑った。
さてお待ちかね、ライブについて、記憶に刻まれている景色、感情をレポしていく。
まず今回の座席はB7の100番台
着席して開演定刻を待っていると、座席後方からざわめきと、ある人の移動に合わせて手を振る光景が。
なんと、BE:FIRST TVのMCである佐藤隆太さんがファミリーでいらして、一礼をしていたのだった。
こうした招待客やVIPが入場してくるのは本当に開演間近だから、一層開演への緊張感がぐっと増し、期待に胸が高鳴った。
ステージへの角度は割と鋭角で、ステージの高さ、前にいる観客の数からして肉眼でのパフォーマンス観戦はややしにくいのが現実だった。
でもモニターに映し出される映像は曲の世界観演出も、ステージ上カメラも、クレーンカメラもどれも素晴らしくて、ライブにしっかり没頭できた。
01. Brave Generation
歪んだギターの音色と共にSHUNTOの自信に溢れた大煽りでスタート。
これまでのフェス参加で培ったメンタル、そのメンタルの表出を歌唱と同等レベルにできるようになっていたSHUNTOにとても誇らしい気持ちを覚えた。
このオラオラはダサい人や実績のない人がやると、興ざめしダサいことになるのだが、上述の通り、SHUNTOから発せられるボースティングでヴァイブスは満タンになった。
ライブのスタートに相応しい力強いパフォーマンスだった。
02. Brave Generation -BMSG United Remix-
BE:FIRSTパートが終わりそこからedhiii、コア、Shota、RUI、TAIKI、RAN、REIKO、SKY-HI(順不同)がマイクパスを繋ぎ、BMSGの登場を高らかに宣言した。
今回、肉眼パフォが厳しい中でモニターを見る機会が多いのだが、モニターは俯瞰のダンスカットは少なく、顔のアップが多い印象だった。
だから彼らの自信、やってやるという青い炎が表情を通して伝わりやすかったように思う。
03. Snatchaway
SKY-HIの『こんなイケてるやつなんざ他にいねーぜYou know!?』からスタート。
THE FIRST FINALでもあったように、SKY-HIの曲をみんなで歌い繋いでいく。
TFFとも歌割りが違ったりもあって一層目と耳が話せず没入させられた。
そして序盤も序盤、ステージサイドにある高台のようなセット(フロート)が、動き出した。
15人を乗せて会場をゆっくりと周回し、後方のファンにも歌を、笑顔を、そしてダンスを届けた。
さっきまで席を探して歩いていた通路がフロートの道になるわけだから、後方の席すらも一時的に最前列になる距離感になっていた。
この曲の時だったか記憶が定かじゃないけれど、SOTA(Souchin)とRAN(RANKICHI)によるダンスセッションが素晴らしかった。
THE FIRST合宿中でこの二人が魅せたダンスリレーと、THE FIRST FINAL開催決定時のインタビューでSOTAもRANも『二人でなにかやりたい』と話していたことが思い出されたし、『あの日の煌めき』 『あの日の見たかった』をこの日繋げてくれて、それにも感謝と感動をさせてくれる暇すら与えないくらい(今だから思い出させられる)ダンスがイケててかっこよかった。
ここは最高のアングルで映像を再度楽しみたい。
フロートで巡回してくるみんなは、感謝で手を振り、全方位に目を合わせて気持ちを伝えてきてくれた。
皆表情が自信に溢れ、たくましく見えた。
04. ナナイロホリデー
SKY-HIから雨が止んだら虹が出て という振りからナナイロホリデー。
ちょっと歌いだしバタついたJUNONが微笑ましかったし、この曲調、天気も全てリンクして、まさに虹がかかったかのような柔らかな空気が会場を包んだ。
05. Mr.Psycho
SKY-HIがWho's Next?とパートを次々に回していき、攻撃力高めなバースが続いていく中、『Who's Next? MANATO?MANATOは違うよな(ニュアンス)』と前フリしておいてからの、いつものまろやかボイスのMANATOが、声をあえて潰し、唸らせた状態でアティチュード魅せて来たのは最高だった。
こんなMANATO見たことないよ。
記憶薄れてしまい済みだけどRYUHEIもかましていた。
06. PANIC!
ステージにコアとSKY-HIが残る。
BMSG立ち上げ時の二人による、スピード感とパワーに溢れるパフォーマンス、そしてこれからのライブにもう“ブレーキはない”ことを告げるスタートだった。
このときじゃないかもだけど、コアが『俺がもう一つのTHE FIRSTだ』と言ったのもしびれた。
07. JUST NOISE
今回モニター映像をビトゲやScreamのMVでお馴染みstuのスタジオが手掛けていて、コアの持つ曲の世界観とマッチしていて、だからこそ、ここからはコアのターンであることが空気からも音からもしっかり感じられた。
多様なアーティストが自分らしくあることを推奨しているレーベルが行うFES.に相応しいハイクオリティな演出だった。
08. BABEL
コアのライブに一度だけでも参加したことがある人、配信を見た人は既に知っているし、覚悟している。
こっからまだまだ飛び跳ねるし、手も上げるし、没入することを。
即興のカルチャーから出てきただけあるから空気の掌握が本当にうまいとつくづく感じる。
09. WAGAMAMA MONDAIJI
Brave Generationと同じく、KMのビート、歪むギターで一気にロックテイストにもって行く。
BMSGのアーティストは本当にほぼ全曲、自分のことを歌っている。Be My Selfな個が、別々の一人ひとりのファンに届けているのに、皆に響いているということがアーティストのパワーの証じゃないかと思った。
10. 独創ファンタジスタ
コアのライブ現場初めての人もいたかと思うけど、あのクラップハンズは老若男女全員参加型で持っていくのはもちろん、本質のラップスキルでもファンタジスタしていたし、嘘みたいな美しさ(造形としても、彼が輝いているという光景としても)に息を呑んだ。
11. Happy Tears
いつもの親友紹介、ラブラブブラザーの曲😂
でも見ていてこちらが小っ恥ずかしくならない素敵な関係。
Shotaの歌唱は、りょんりょん先生がマナトに『風みたい』と言ったのとは違うニュアンスの風を感じる。
心地よくて、耳元を柔らかく過ぎていき、脳が気持ちよくなる。
しかもその風は夜風にもなるし、瞬間最大風速の突風にもなる。
歌うように踊り、踊るように歌う2人を見てHAPPYになった。
12. THANKS ALL MY TEARS
ライブで聞く度に、ラスサビ前のMCで全ての耳目、心を引き付けたあと、歌い出すシーンがまさに映画のワンシーンの中に居させてもらっているかのようだから、是非体験してほしい。
13. 118
TAMTの雰囲気を、音立てて引き裂いてくるこのビート。
edhiiiの激アツラップにアガって『ちょ忙しいんだわッッ』は何か一緒にポーズ的な、決まりのフリがあったらやりたいと思った。
そしてedhiiiのハイトーンの叫びがもはやブレーキ音さながらに響いてた。
SOTAラップも更新されてて、低音の重厚感が増されていた。ラップって低すぎても、何言ってるかわからなくなるところ、SOTAの声は解像度が高く雰囲気損なうことなく重さを重いままに伝えてくれてそれがかっこいい。
コアが歌詞飛ばしてもラッパーならではの合いの手でカバーしているのもよかった。
14. Anytime Anywhere
edhiiiがステージに残り、RUI TAIKIが登場。
この夏、何をしてきて、何をものにしてきたかがパフォーマンスや立ち居振る舞いから感じられた。
フェスの経験、OAの経験、ファンとの対話、これらを過ごしてきた時間が持つ価値をパフォーマンスに昇華していた。
この曲のリリース当初から手を上げ左右に振る景色が見えていたから、この日自分もその景色の一部になれたこと、夏休みが終わり、アーティストとして、一学生とし新生活が動き出すこの刹那の輝きとが尊く美しかった。
15. Nightmare
ダンスもだし、歌唱についても上記同様に積み重ねとその表出が見えて、多くの練習や経験が空気伝って届いてきた。
16. 常懐
ここから改めてShotaがエモーショナルな風を吹かせに来る。
モニターに映し出される夕景ともフィットしていて、ライブ演出の妙を感じたのが印象的だったし、披露された時間帯も全て味方に付けているかのようだった。
17. so so good
コアが『ヘンザー!🙌』とか『クラップ!👏』で、どこで何をすればいいのかをガイドしてくれて、みんなで一体化する楽しさもあれば、Shotaの場合は『揺らしちゃう』というやつ。
体が勝手に揺れ、ダンス経験もないのにステップを踏ませ、考えるより感じさせる音楽にいつの間にひたひたに浸かっていた。
(言うまでもなくどちらがいいかの視点の話ではないです)
18. Like this
SKY-HIボール片手に揺れるShotaがみんなに座ろうと呼びかけて、ここまでぶっ飛ばされてきたオーディエンスをクールダウンさせてくれた。
Shotaが音楽とともにある人だから、こうしたノリや空気も調和させることを息をするようにしていた。
19. IMA
MCにて、BMSGが自分の居場所であるとのこと、続けて音楽ファースト、自分らしくいることを宣言。
そして一拍おいてこう宣言した。
『俺がBMSGだ』
言葉短かに、断定的に強さのある表明に、これ以上解説も必要ないだろう。
しびれたよShota。
20. AURORA TOKIO
そんなShotaの走り出しの原点、一曲めでまた一体にする。彼の所作、目配せ、声の抑揚、全部が音楽だし心地よかった。
21. No Cap Navy
気付くとステージにSOTAとMANATOの姿にNCNのビート。事前のネタバレも回避してこの時を迎えたからやっぱり喜びは大きかったし、楽しそうに歌い踊る3人が重なる瞬間を見て、必然だと再確認した。
アウトロ後に左側へ3人が歩いていき、そのまま捌けるかと思いきや立ち止まり両手のひらでそれを制止する(たしかSOTA)
そう、SMSが新曲を用意してきた
22. Thinkin’ bout you SMSの新曲
Shotaを音楽そのものだと表現したけど、MANATOも同じく、口から出る音が音源なみの精度に、聴き心地をもたらしてくれる音源人間、略して音間(おんげん)だと思っている。
MANATOが表情や表現を出せるようになったら世界が驚く なんて言っていたのが一年前。
言葉で簡単に表せないほどの歌唱、声の成分に聴き惚れるしかなかった。
更に胸熱なのがTHE FIRST最終審査にてSKY-HIがShotaにかけた『SMSが新曲を作ることもいいでしょう』という言葉が、口に出された未来が、時を巡って今日に結実しているんだということ。
後述するけれど、過去の思考から来る展望、希望、夢は、向き合い続けることによって実現可能な未来に繋がる道そのものなんだと感じた。
3人の良さが全て重なり合っていたこの曲、改めて早く聴きたい。
23. スマイルドロップ
SUPER FLYERSらと共に歴年の息が合ったパフォーマンスを披露。SKY-HIがBMSGを作るより前から支え、一緒に作ってきた仲間がこの地で、この場でパフォーマンスすることも地続きの未来だったのだろう。
24. 愛ブルーム
この曲は個人的には、201X年代の日本語ラップシーンを追っている中で、"当時のシーン"では異彩を放っていたこの曲調、方向性、革命に対して、自分が歓迎して…と言うとそんな立場でもなんでもないけど、拒絶せずに聴くことを続けさせてくれた、ターニングポイントになっていた曲だった。
ここの分かれ道で、『らしくない』だとか『違和感がある』として聴くことを止めていたら、もしかしたら昨日この会場に自分はいなかったかもしれない。
大切な曲をここで、改めて聴かせてくれて、思い出させてくれてありがとう。
大切なMC、どこで言っていたか失念したけど、『5年前にやりたいと思っていた夢が今日ここで叶う。』『今から俺が夢を叶える瞬間を見せてやるぜ』こういう強い言葉が好きだ。
25. Sky's The Limit
先日の超・八面六臂のパフォーマンスをYouTubeで見ていたから、早くもライブで見られてよかった。
ラップスキルがワールドクラス。
『お前の不可能が俺のベーシック』っていうパンチラインが強すぎて脳震盪が起きそう。
26. 何様
ここでもスキルフルかつ、SKY-HIのスタンスを全方向に爆散するこの曲。ドラムとのセッションは何度見ても上質エンタメだし、ジャンル超越した音楽を提示されて圧倒させられる。
27. Double down
意図してかせずか、SKY-HIを掘り下げずとも、THE FIRSTを見ていると聴き馴染みのある曲が多いため、余計に誰でも乗っていけるセトリになっている。
28. Seaside Bound
何度か、『このヴァイブスで歌っているのに、踊りだすんだよね、え、こんなに一線なのに、社長業もやってるんだよね→しかもこのヴァイブスで歌っているのに、踊りだすんだよね、え、(以下ループ)を繰り返していた。
どれも一人の人間とは信じられない光り方を見させてもらっていることの重大さに驚く。
29. Fly Without Wings
からの、この疾走感あるソニックソング!
ソニックのことを歌っているけど、SKY-HIを重ねても齟齬なく重なる、ヒーロークラスの名実が楽曲になっていて、おみそれしましたと言わざるを得ない所業。
ラストにかけるオートチューンもライブで聴けて最高に気持ちよかった。
30. Sexual Healing
これもまた、聴く人によってはRUIの声で再生されがちな、そんな印象のある曲。
RUIの憑依型の才能をこうしたときにも実感をする。
31.Tiger Style 寅年メンバーユニット(たしか曲順ここ)
SKY-HI、Shota、LEO、JUNONによる寅年生まれユニットによるパフォーマンス。
最も印象的だったのがJUNONのラップ。
BE:1のMilli-Billiのラップやビトゲ、Screamともまた違ったフロウのラップが聴けて、JUNONの新境地とポテンシャルの高さにこの日上位を争うレベルの衝撃を受けた。
これまではいくらか声がきれいすぎる、優しすぎる印象があったけれど、今回のラップは『ラップ歌唱にチャレンジ』ではできないレベル(※)の、言葉一文字一文字をクッキリと差し込んでくる、切り込んでくるフロウで相当技術の高さと、楽曲への親和を両立していた。
(※これまでのラップも素敵です)
32. Bare-Bare
この曲、Shotaがリリックで参加していることから、曲冒頭をShotaが歌う形でスタート。
自身で書いているから当たり前だけど、自分のもの、自分の風を吹かせて行くのが流石だった。
ラストのSKY-HIのラップシャウトもヴァイブスがこもっててよかった。
あまりこうした熱量をラップにぶつけるタイプの歌い方するラッパーは多くないように思うし、メッセージが歌唱に負けず強いのがアーティシズムファーストたる所以だと感じる。
33. Tumbler
まさかのマイロのパートをRANが歌い上げていた。
元曲のマイロはBE:1のSoftlyをプロデュースしたことで最近知られていると思うけど、未聴のひとはこちらも一聴の価値あり。
RANが歌い上げるとき、表情を変え高音を出すときに、日々の努力の背景が滲んで見えてくる気がして、着実に自分の色を更に伸ばして、輝く日を待ちたいと思う。
34. 14th syndrome
RUIが特に輝いていたなー。
この曲のこの歌い方が好きすぎる。
みんなでぐるぐる回るところも飛び跳ねるところも夏の終わりの1ページ感あって、彼らの花火のようなスパークを見せてもらった。
35. One More Day
REIKOによるロングトーンで既に鳥肌が立つ。
改めてこれは名曲だし、ボーイズだけではなく、SKY-HIの葛藤も歌われているから、個人的にもう一つのTHE FIRSTだと思っている。
36. SOBER ROCK
富士急で撮られたMVや、渋谷でコアがSKY-HIとすれ違う絵、お家ワンマンで印象深く、意味深いこの曲を富士急コニファーフォレストで2周年に歌う。
人生を何歩も先行っているし、逆算しているし、パズルのピースはまりすぎ。
37. カミツレベルベット
"何回だって手を差し伸べに行こう
笑顔の先にEverything's gonnabe alright"
このリリックから、これまでSKY-HIが見てきた景色、これから進む道、共に進むべき未来の明るさのすべてが詰まっていると思った。
38. To The First
自身のみでなく、抱えるアーティスト、スタッフ、ステイクホルダー、ファンらの期待も不安も全て背負って、果たしていくつの『怖いこと』があって、それを何度『怖くても進め』と奮い立たせてきたのだろうか。
最後の最後までシャウト部分も含め、喉のフィジカルや、技術面でアーティストとしての凄みをまざまざと見せつけられた。
39. Shining One
このあたりから雨が降り出す。
SKY-HIのメインステージに気を取られていると、センターステージにいつの間にか現れていたBE:FIRST。
今回の席からだとセンターステージは振り返る形となるため、ほとんどをモニターで鑑賞。
それもあって今更思い出したけど、SOTAのぶるぶるも初めて全く見ていないかもしれない。。
ただ自信に溢れた表情、それに連動する歌唱は集中して楽しめた。
恒例のCan you feel itは『んーちゅ💋』だった😂
ちなみに奥さんが目撃していたんだけど、B7側の前に組んであるスピーカーとか照明積んだ櫓(やぐら)の最上部に照明担当さんが2名が座っていたんだけど、そのうちの一人が結構序盤からリズムに乗っているのは見ていたんだけど、Shining Oneラストで、一緒に指を1にしてかざしたらしい。
MCがどのタイミングだったかわからなくなっちゃったけどRYOKIが、『晴れ男の日高さんでも雨が降ってきたのは雨もBMSG FES見に来たかったんだ』と言っていて、ポジティブさに和んだし、ほんとにSKY-HIの晴れ男パワーに畏怖すら感じた。
40. Be Free
こちらに関してはモニターで真正面のカットの恩恵に授かってオープニングの人入れ替わり立ち代わりの構成がとてもきれいに見えた。
開放感のあるBe Freeは野外コニファーフォレストにも似合った伸びやかなパフォーマンスだった。
41. Move On
ほんとMove On大好き芸人。
イントロの乾いた、徐々に早まるリズムに合わせて心拍数が一緒に上昇し、染まっていくステージと同じ色にアドレナリンメーターが満たされていく。
Move Onのパフォーマンスも全員コンディション振り切っていて、かなり没入できた。
SOTAの破裂させるかのようなラップ発声に、SHUNTOのジリジリと焦土させるが如き高熱のその声、優しく思わせて実は赤黒く引きずり込んで来ようとするLEO、そして正解を判ろうともしない狂気のRYOKI。
シラネェー!もゲラァーも抜かりなく五感で浴び、タッチダウン後のRYOKIシャウトに関してはMove On史上過去一のヴァイブスで燃やし尽くしてくれた。
今回は『BMSGーーーーーー🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥』だった。
ScreamのHaHaHaと同レベルでいつも期待している。
ラストの畳み掛けるダンスも最高でライブ冥利に尽きた。
42. Betrayal Game
ここまで書いてからあれなんだけど、音とモニターのディレイが大きくて、特に音にハマったダンスなんかはズレて届くから、技術的に難しいのかもしれないけれど、なんとかなってほしかった。
このことをビトゲで思い出したのはRYUHEIの、あの"もう少し触って"のデティールをバチッと音楽とともに、より楽しみたかったから。
ただそうしたことも気にならなくなるくらい、全体のクオリティが高すぎた。
ビトゲパフォーマンスが終わり、ステージが暗転すると体感20秒程無音が続く。その次の瞬間、、
43. Scream
あの怒涛のヒットからのイントロ、映像効果、照明が連動してScreamがスタート。
段々と慣れてしまっている自分がいるんだけれど、このハイクオリティでライブをしている事実に驚かされる。
RYUHEIのHaHaHaもRYOKIのも、目を引く花火じゃなくて、曲の世界観にマッチした表現としての芸術を感じるようになっている。
『ヤバー!!』ってなるけどね😂
ラストダンスパートは肉眼で拝みたいところだったけれど距離的に厳しかったため、モニターで見てけど、SOTAによるJUNONフェイク音ハメはしっかり見えなかったから配信を楽しみにしたい。
44. Don't Wake Me Up
MANATOによるMCでDWMUへスムーズに導入。
BE:1リリパYou Tube LIVEでのしれっとMCもそうだけど、話しながら、整頓して言いたいことを伝える、話すのが上手だと改めて思った。
『この日一番楽しかったと思える曲です(ニュアンス)』との紹介からフロートに乗り込んで周遊。
MANATOがフェスやライブに臨む際口にする『熱量の綱引き』みたいなものをフロートから身近に感じて会場が一体となった。
記憶が全然定かじゃないけど、この時にも水バズーカ上がった気がするけど、水と一緒に記憶も高く飛んでいってしまっている。
夏フェスと違ってがっつりダンスをしながらの歌唱じゃないため、歌唱に比重が置かれていて改めて全員の歌の上手さを堪能できた。
45. Message
フロートに乗ったままMessage
優しい空気に会場が満たされる。SHUNTOもSOTAもRYOKIもJUNONも泣き上げる歌唱があるから、DWMUからの繋がりとしてもとても自然に繋がった。
SHUNTOの声成分はこうした切な成分も多分に含まれているから、沁みてきた。
46. Kick Start
THE FIRST開催の富士の地では、やはりこの曲と地続きになっていることを再認識した。
フロートが一周してステージに設置した頃にRYUHEIが『想い』を話し始めようとするんだけど、体勢整って落ち着いてからのほうがいいと察して『降りてから話しますね』と、キュートさで会場を和ませた。
RYUHEIの『想い』からは、BESTYの応援が力になっていること、成長に繋がっていることが話され、顔を歪ませながら、声をなんとか詰まらせないように話してくれた。
JUNONもSHUNTOも、ここコニファーフォレストで夢を見たという経験とその未来である今日ステージに立っている感慨深さを話す。
これまでのSHUNTOはインタビューでも順番が最後になるなとネタ切れになって困った表情を見せたり、ビバラ前のEpisode2ではMCの苦手さを口にも出していた。
ところがこの日見たSHUNTOは別人のように、一つ一つの言葉を大切にしながら、言い淀みなどもなく真っ直ぐに想いを伝えていた。
この成長に対してこの時点で感動をしている。
SOTAは一年前のTHE FIRST時点では先行きが見えていなくて不安だったこと、これから挑戦する先にも暗闇と不安があるけど、先陣切るBE:FIRSTについてきてほしい(ニュアンス)と力強く言ってくれた。
(誰がとのタイミングで喋ったか記憶が曖昧なので、配信見てから追記します💦)
Kick Startの曲途中でのMCだったから、曲の再開をするんだけど、そこをSOTAが『水溜りに桜』とYOLOで歌いだし再開。
このあとのSHUNTOのフェイクがやばかった。
変幻自在唯一無二の声を持つSHUNTOだけど、ここの歌い上げは最高だった。
配信でも改めて堪能したい。
47. Grateful Pain
着席を促してくれて、スマホライトを灯すようにアナウンス。
会場中が白いライトが左右に振られ埋め尽くされた。
Grateful Painを聴いている最中にふと、佐藤隆太の顔が浮かんで、不意に泣きそうになる。
エモーショナルな歌唱は本気度が伝わってくるクオリティでとにかく美しかった。
そして何よりはっとさせられたのがSHUNTOパートで本来
『あの時の笑顔に伝えたいな』を
『あの人の笑顔に伝えたいな』と歌ったところ。
本意は本人しかわからないけど、アーティストは歌詞を大切にしているから意味のある歌い方なんだと感じた。
ラストユニゾンも信じられないくらい美しくて、多幸感に満たされた。
LEOが僕らを照らしくれてありがとうございます、今度は皆さんの顔を見せてください。
からの、、、
48. Bye-Good-Bye
ギリギリ泣き声にならない声でLEOからスタート。
ラップパートではRYOKIがテンションを上げ、空気を一変させる。
RYOKIはどのライブでも安定感が抜群でありながら、いつもとちょっと違うことを毎回やってくる、再現性は高いのにアレンジや熱量の強弱でLIVE(生の良さ)を楽しませてくれる。
50. Gifted.
いつも通りRYOKIの英語からGifted.がスタート。
地蔵定番曲だけど、最近見たGifted.は他界隈ファンもいる環境で見ることがあったから、地蔵じゃない人もまぁまぁいる光景も見てきた。
昨日はあくまでも自分から見える範囲内では二人だけ手を上げ振っている人がいたけど、それ以外は一切見えなかった。
(※地蔵にならなければいけないとは一切思っていません)
パフォーマンスを重ねるたびに過去最高を更新するGifted.
聴き逃すまい、見逃すまいとこちらも集中していく。
ラスサビ前の盛り上がりから(SHUNTO MCら辺から徐々に)目頭に涙が溜まってきていて、圧倒的なパワーダンス、ラスサビMANATOの鬼フェイク、荘厳なラストフリースタイルダンスを見届けたその瞬間に、涙が鼻と頬を伝って、唇はふるふるしていた。
美しくて、かっこよくて、ドラマチックで、気づいたら泣いていたのだった。
こんな経験は生まれて初めてだし、外的要因がこんなに感情に響いて、身体を反応させる、なんて美しい生理現象が起きているのだと更に感動している自分がいた。
51. New Chapter
BMSG ALL STARSが揃い、New Chapterを披露。
ネタバレ徹底回避をしていたため、このときが完全に初見。
印象的だったのがMANATOからのグルーヴを完全に引き継いだまま胸に響かせてきたREIKO。
一人でも魅せられるし、彼の化学反応もまだまだその深さのほんの僅かしか見られていないのではないかと感じた。
他にもRUIとRYUHEIが並んで歩いてきたその画力が、説明のつかないパンチが効いていてここでも泣けてきた。きっと涙腺がバグってきたのだろう。
JUNONとRANが続いて歌っていくシーン様子も印象的だったな。
そして個人的に過去一LEOがかましていた。
相変わらず、『俺をピークに持ってくる』コアのラップスキルも圧巻。
聴いたのが一日遅れに付き、まだ全然聴いてないからこれから聴き込もう。
このトラックはYouTubeの概要を見るまでもなく、Dr.R Sakai氏だと感じる。
こんなに音数が少ないトラックでラップすることも歌唱することも難易度が相当高いだろうと感じる。
和のニュアンスな音にMV、新章突入のクリエイティブ全体から、明らかに世界へMade in Japanを打ち出す姿勢を取っていると胸高まった。
SKY-HIのどこかのリリックの中で、『次はshota、世界に飛ぶビーファ(ニュアンス)』みたいなところがあって、ここ気になっているから配信での復習が楽しみ。
THE FIRSTから振り返ると、届いてくる景色は人間ドキュメントだったし、一人ひとり(アーティストのみならず、ファンにとっても)ドラマまたは、映画なんだと思った。
そう改めて思わせてくれるのは、BMSGアーティストの全員が、視点をファンに合わせてくれた話をしてくれるからだった。
いろんなMCやコンセプト、コニファーフォレストでの実施、開催日、いろんなことを繋げると、『過去が今を作っていて、今が未来を作っているんだと』『それは地続きで夢も追いかけ続けることで現実になる』ということを、ステージショーにして見せてくれた。
過去が今を作っているけど、ファン歴や聴いてきた歴が長ければいいわけではないし、今知ること、今聴くこと、このタイミングが、今後の人生においての接点で最も早いはずだから、今が過去になったときの未来のために、共に走ろうと改めて胸に誓った、そんなBMSG2周年、及び新章突入だった。
面白みのない長文をここまで読んでくださった方がいたとしたらありがとうございます!
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