介護職によくある利用者との関係の悩み

介護職に就いている人で、利用者との人間関係に悩んでいるケースは少なくない。
実際、利用者から罵詈雑言を浴びせられたり、嫌な行為を受けたり、時には強い抵抗として暴力を受けることもあるという。
そういった利用者の心無い行為に悩み、離職を考える人も多く居る。

利用者との人間関係の悩みを抱えているのなら、まず職歴が長いベテランの職員に相談することが大切だ。
自分の能力が足りないせいで利用者との人間関係が上手くいかないとひとりで悩む必要はない。
多かれ少なかれ、利用者との関係に悩む人はいる。
ひとりで解決しようともがくのではなく、先輩社員の知恵を借りることで、解決するケースはあるものだ。
もし先輩に相談しても解決しない場合は、利用者の担当を変更してもらうことも検討した方がいいだろう。

ただ、そんな中、利用者との信頼関係をうまく構築できた末に、心無い行為が無くなる場合もある。
最初から利用者と良い関係を築くのはやはり難しいものだ。
介護者といえど所詮は他人であり、利用者側が警戒する気持ちもわからない訳ではない。
はじめは抵抗されて嫌な行為を受けるかもしれないが、相手の気持ちに寄り添って真摯に介護を行っていれば、大抵その思いは伝わるものだ。
そのため、すぐに諦めるのではなく、地道に信頼関係を築いてみようとする気持ちも重要だといえる。

そんな信頼関係を築く上で、重要な要素といえるのが共感だ。
相手が楽しそうに笑っている時には自分も一緒になって笑い、悲しんでいる時には悲しみを共有して親身になって話を聞くなどすると、少しずつ心を開いてくれるだろう。

それだけでなく、相手の言葉を繰り返すのも効果的だ。
例えば「今日は暖かいですね」と言われたら「そうですね」と返すのではなく、「暖かいですね」というふうに返す。
そのように相手と同調することで、心の距離が近くなると言われている。
利用者と少しでも親密になりたいのであれば、ぜひこれらの方法を実践してみるといいだろう。
また、今回語ったような利用者との関係の悩みの事例や人間関係改善の方法については、ここのサイト[介護の人間関係改善法]でも取り上げられていたため、一読してみるといいだろう。

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