ねんねこ猫
家のパトロールをしてくれる
白黒ハチワレの可愛い野良猫がいました。
夏の台風後パトロール中のねんねこ猫を見かけると
腰にビニール袋が巻き付いていて
なんとか取ってあげたくて近づいたこともありましたが2メートル以上近づけませんでした。
暫くすると袋は取れて安心したものでした。
そんなねんねこが朝良く朝日を浴びながら家の外で日向ぼっこしていました。
そんな姿に癒されてとてもふんわりあたたかい気持ちになっていました。
いつものようにねんねこ日向ぼっこをみかけたその次の日。
外でお昼を食べようとしたところ
フガフガっと時々苦しそうな声がしました。
テラスの下を覗くとあのねんねこ猫でした。
もうこころがぎゅっとしました。
昨日まで元気だと思ってたねんねこねこがとても苦しそうにとても力弱く横たわっていました。
いつからここにいたのかな。
声も無くなり冷たくなってしまいました。
ねんねこ猫の一生が終わってしまいました。
ビニール袋が巻いてた時にもっと真剣に捕まえていれば。もっと違うねこ生があったのかもしれないと思いました。
ずっとだっこしたかったねんねこねこ。
こんなに冷たくなってしまってから初めてのだっこだなんて。
ごめんね。ねんねこねこ。
今度はもっといいとこに産まれておいでよ。
幸せな猫生だったかな。
もっとお腹いっぱい食べて温かい所でゆっくり眠って。そんな生まれ変わりでありますように。