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寄らば大樹の陰【大学受験・資格試験における考え方】
大学入学共通テストが行われ、受験シーズンが本格的に始まりました。
私が資格試験の勉強で予備校に通っていたときに「寄らば大樹の陰(よらばたいじゅのかげ)」という言葉を教わりました。
この言葉は大学受験や資格試験の勉強をする際の考え方として活かせるので今回ご紹介します。
「寄らば大樹の陰」という言葉の意味
「寄らば大樹の陰」とは「頼るならば、力があって安定しているものに頼ったほうが良い」という意味のことわざです。
ここでの「大樹」は大きな木を指し、大きくてしっかりした木に寄りかかるほうが安心できる、というたとえから来ています。
大学受験・資格試験における大樹とは?
①大手の予備校や塾
大学受験・資格試験における大樹の一つ目は「大手の予備校や塾」です。
大樹という言葉そのものの意味である「安定していて頼りがいのあるもの」に由来します。
大学受験や資格試験を勉強する際に独学ではなく、プロである予備校や塾に頼るのも一つの手です。
大手というのがポイントで、合格実績のある信頼できる機関に頼るべきです。
業界大手の場合、他よりもかかる費用が高いことが多いですが、下手に安い予備校や塾に行くよりも信頼できます。
安い予備校や塾は初期費用を抑えられますが、安い分、講師、教材、模試、質問対応サービスなどの質が大手のものより劣っていることが多いです。
もちろん高いお金だけをかけて大手の予備校や塾に全て丸投げでおんぶにだっこ状態ではいけないですが、費用面を考慮するにしても安いものだけでなく、大手のものも選択肢に入れた上で吟味をすることをおすすめします。
②受験生の母集団
二つ目の大樹は「受験生の母集団」です。
大学受験も資格試験も最終的な合否は相対評価で決まることが多いです。
そのため試験本番では、受験生の母集団を意識した回答というのが大切になります。
例えば、試験問題の中には難しくてほとんどの受験生が正解できない問題も存在します。
そのような難易度の高い問題は無理に正解する必要がなく、むしろほとんどの受験生が正解する問題を間違える方が危険です。
正解率の低い問題を正解して一人勝ちを狙うのではなく、周りが正解している問題を安定して正解する必要があります。
まさに寄らば大樹(母集団)という考え方です。
最後に
私は大学受験や資格試験の勉強していたとき、つい周りが知らない知識を身につけて披露し、自分だけが正解して優越感にひたりたくなりがちでした。
そのような場合、大抵もっと大切な基本をおろそかにしていることが多く、今回の「寄らば大樹の陰」という言葉にハッとさせられました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。