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苦は楽の種【大学受験・資格試験における考え方】
中学、高校、大学の入学試験のシーズンですね。
受験や資格試験の勉強をする上で、私は
「楽(らく)は苦(く)の種、苦(く)は楽(らく)の種」という言葉が好きです。
この言葉は私が資格試験の勉強してたときに予備校の先生から教わりました。
勉強の際に活きる大切な考え方ですので今回ご紹介します。
「楽は苦の種、苦は楽の種」という言葉の意味
この言葉の意味は、楽をしすぎると将来の困難や苦労につながり、逆に現在の苦労や努力は将来の成功や幸福につながるというもので、徳川光圀の言葉に由来するそうです。
たとえば、怠けて努力を怠れば後になってその代償を払うことになるかもしれず、逆に辛い時期を乗り越えることで自分を成長させたり、後に良い結果を得られることがあります。
童話の『アリとキリギリス』の話がイメージしやすいですね。
大学受験・資格試験の勉強でも同じ
大学受験や資格試験でも通ずる言葉です。
勉強を始めた頃は強い意志を持ち、志望校や目標を高く設定して取り組みますが、いざ志望校の過去問を解いたり、模試を受けたりすると思っていた点数・成績が取れないことがあります。
目標達成のためには問題集を繰り返し解いたり、できない単元に向き合ってじっくり参考書を読み込んだりする必要があります。
当然、勉強量を増やす必要も出てきてストレス・プレッシャーがかかります。
そのような生活に嫌気がさし、志望校や目標を下げることで、やらなければいけない勉強量が少なくなり、心理面で一時的に安心感が生まれます。
しかし、余裕ができることで焦って勉強しなくなり、最終的には下げた目標にすら届かないことがあります。
早い段階から楽をすると最終的には苦になることを意味しています。
資格試験の勉強での私の実体験
以前、私は弁理士という資格の試験に挑戦してました。
弁理士の試験は短答式、論文式、口述の3段階の試験となっており、どれも難易度が極めて高いです。
そのため、勉強しているとつい「今年は短答式試験だけ通過できればいいや」、「論文式試験は来年がんばることにし、2年合格の計画にしよう」と無理のない勉強計画を立てがちです。
しかし、長期計画にして短答式試験のみの通過を目標にしていると短答式試験すら通過できないことが多いです。
予備校の先生からも、最初から2年合格で計画すると、結果的にはその倍である4年かかると教わりました。
逆に一年で合格する気持ちで挑むことで、大変ではありますが、時間に余裕がない分、限られた勉強時間を大切にし集中して取り組みます。
仮に倍かかっても2年で合格できる見通しであるだけでなく、1年目に必死に取り組むことで2年目は弱点部分の補強に充てるといった取り組み方もできます。
大学受験における現役時と浪人時の勉強の取り組み方に似ています。
早い段階の苦労が将来の助けになり、まさに苦は楽の種です。
最後に
人間ツラいことが続くとつい楽な方へと逃げがちです。
ときには楽をすることも必要ですが、やるべきことにはきちんと向き合わなければならず、上手く見極めていきたいものです。
今回の言葉は、人生の中で楽な道を選ぶだけでなく、苦労や挑戦を恐れずに向き合うことの大切さを教えてくれると言えます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。