ドとド♯のあいだ
2時間のドライブで
音楽を聴きながら思ったこと
音は線だ
流れるように連なる
鼻歌でゆるやかに奏でるメロディーが
その時だけの私の音
楽譜にするとドの次はド♯
でもドとド♯のあいだの音もある
そんな事をどこかで聞いたな
型にはめると
本当の姿が隠れてしまう
ただ鼻歌のように
ドでもド♯でもない音を
思うままに奏でたい
こうして言葉を連ねながら思うこと
私の奥底で渦巻くあれを
言葉にした瞬間
私はその言葉に囚われてしまう
あの気持ちはなんなのだろう
悲しさでもない
喜びでもない
あの気持ちはなんなのだろう
何度も何度も覗くけど
しっくりくる言葉が見つからない
ドとド♯のあいだの気持ち
たしかに存在する気持ち
たしかに受け取った
ドとド♯のあいだの気持ち
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