ep.13 頭で考えないで撮る
キャッチに使った写真は、京都造形芸術大通信である有名写真家のワークショップでの講評会で参加者の人気投票があり、一番となった写真です。このワークショップでは、事前に、糺の森で撮影会が行われ、池の水面に映る空を撮影した写真です。凸凹に写っているのは、湧き水の影響で偶然の産物です。
考えて撮るクセをなくせ
作品づくりを目的とした写真は、直感に任せて撮るべきだということを教えてくれた写真家。それは平間至氏である。俳優で舞踏あら家の田中泯さんをライフワークとして撮り続けている写真家である。
写真は記録でもあると同時に、人に感動を伝えるメディアでもあります。大学で写真を勉強しなければ、私にとっては記録以外のなにものでもなかったでしょう。
作品づくりとの矛盾
作品づくりというのは、1つのテーマを決めてそのテーマに合わせた被写体や構図を決めて、写真を撮り集めていく行為です。そこで、私のような直感的に写真を撮ることに慣れていない人間は、また頭で取り始めてしまう。なかなか先に進めない。
以下のぴんぼけ写真は、朧げな思いを表現したいがために、あえてピントをずらして、撮影しました。
これらの写真を平間先生のワークショップの合評会で見せたら、全否定されました。写真はピントを合わせて写すものと。とりたいものを撮っていないことがバレバレでした。急いで撮りたいものを撮ろうとシャッターを切って、たまたまピントが合わないのと違うわけです。
それから、直感に任せて撮るように心掛けると同時に、芸術作品といわれるいろいろな物を見たり、い感動を与えるといういろいろな場所に行くようにしました。その話はまた後日。
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