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「京町家の暮らし」の講座に参加して
京町家、しかも重要文化財に指定されている町家の中で、生活の息づかいを感じながら、住んでいる方から、直接レクを受ける機会なんて滅多にない。下京区綾小路通り西入るにある「杉本家住宅」である(ちなみにキャッチ用に使用した写真は、玄関の上にある魔除けの鐘馗様ですが、杉本家住宅とは関係ありません)。受講したのは2012年9月のことなので、しかも2年前に、大屋根の葺き替え工事をやっていたので、現時点で継続されているかは定かでない。レクをしていただいた杉本歌子さんは、現在十代目当主をされている、料理研究家の杉本節子さんの妹さんで、著書『京町家の木もれ日』(光村推古書院)がテキストとなりました。
杉本家住宅は、いわゆる〝鰻の寝床〟タイプの町家ではなく、間口が16.6間ある大きな町家。
講義中におやつに出していただいた仙太郎の和三盆山椒餅が美味しくて、四条通りの大丸でお土産に買って帰った記憶があります。
杉本家住宅のある場所は山鉾町であり、祇園祭のある7月はたいそうな賑わいになるそうである。
『京 杉本家の四季』もご参考に。