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安定的な成長市場? 世界の男性の美容ケア市場について、比べてみました。

こんにちは、ダイネータ Marketing & Sales Teamです!

今日は、2023年4月に実施した男性の美容ケアに関する調査結果をお伝えします。アメリカ、日本、シンガポールの男性、687人ききました!


日本の男性はまだ少数派? 日本と海外の男性のビューティ事情​

日経新聞によると、2024年度には1600億円規模に成長すると考えられている日本の男性用美容ケア関連(ビューティー)マーケット。
これまでは”女性専用”感のあった百貨店の化粧品売り場などでも、メンズコスメを見かけるときもあり、マーケットのすそ野の広がりが感じられますよね。

よく聞く話ですが、韓国系男性アイドルを中心に、ばっちりメイクをしていたり男性アイドルやモデルが美容ケアについてSNSでも発信していて、メンズビューティー市場の盛り上がりの一役を担っているようです。

さらに私の身近なところでも、「コロナ禍のおうち時間が増えたことで、ケアをする時間もできた」、とか、「オンライン会議が増えて、自分のお肌の荒れが気になるようになった」、とかいう声もちらほら聴いたことがあります。

そこで今回はアメリカ、シンガポール、日本の3か国の男性にビューティーケアについて、オンラインで調査しました。

その結果を簡単にお伝えします。

どんなアイテムを使っているの?予算は?使う理由は? など

質問したのは以下のような内容です。

1.よく使用する製品カテゴリーに国別の​違いはあるのでしょうか。​

2.最も月額の予算が高い世代、国別の特徴は?​

3.男性が美容ケアアイテムを使う理由は日本​と海外では異なる?​

4.今後試してみたい美容ケアは?​

5.試してみたいアイテムに払える予算金額は?

3カ国ともに洗顔料、ヘアケアを中心のシンプルなケア。「全くケアしてない」という層も。


日本とシンガポールに関しては洗顔料の利用が多く、アメリカではヘアケア製品の利用が最も多い結果でした。日本の回答の特徴的な点として、「全く使わない」という結果が、他2か国と比べると15ポイント高い結果となりました。​

Q4 普段使っているスキンケア関連製品、ヘアケア関連製品を教えて下さい


では、日本の回答がほかの2か国とどう違ったのかというと、「美容アイテムを使ってない」という回答者が、全世代を通して、ほかの2か国よりも多いことが分かりました。​

Q4 普段使っているスキンケア関連製品、ヘアケア関連製品を教えて下さい(日本)


では次にアメリカを見てみましょう。
他の2か国と比較すると、世代を通して、まんべんなく様々なアイテムを使っていることがグラフからよくわかります。​

Q4 普段使っているスキンケア関連製品、ヘアケア関連製品を教えて下さい(アメリカ)


では最後にシンガポールです。
18歳~29歳の若い世代は50ー59歳の世代に比べると、さまざまなアイテムを取り入れていることが分かります。​

Q4 普段使っているスキンケア関連製品、ヘアケア関連製品を教えて下さい(シンガポール)

予算の高さ順で並べてみると、シンガポール>アメリカ>日本。

では、毎月の予算はどれくらいでしょうか。
日本は1,000円以下という回答が55%という結果となりました。​シンガポール、アメリカはグラフの形がよく似ています。​

単純に日本円で換算すると、シンガポールでは約4,080円~​約8,000円(日本で回答者が多い1,000円の4~8倍)、アメリカでは約7,038円~約13,800円(同7~13倍)と日本よりも月額予算を高く回答する方の割合が多いことがわかりました。​

男性が美容ケアにかけている月額の予算とは・・

世代別に予算を見てみましょう。日本で全世代通して、「月額5,000円以下」と回答している人が多い結果となりました。では各世代別の特徴を見てみましょう。​

18~29歳に関しては、シンガポールでは「月額10SG$以下」という​回答は0%でしたが、「月額300SG$以上」という回答が11%で、​この世代の美容にかける金額の高さは調査国中最も高い結果となりました。

​30歳代、40歳代ではアメリカ回答者の予算が調査国中最も高い結果となり​ました。

また、3か国を通して50歳代の美容にかける予算は低く、選択肢で​金額の低い2選択肢を選ぶ回答者が過半数という結果となりました。​

世代別月額予算の内訳

そもそも、なぜケアをするのでしょうか?

3カ国ともに、「清潔感を保ちたい」という回答が最も多く得られました。​日本を除く2カ国は、「美容ケアが好きだから」という回答が第2位となりました。​日本で第2位の回答を得たのは「他人よりもよく見られたいから」(32%)でした。​

あなたが美容に配慮する理由を教えて下さい。

今後試してみたいアイテムとは?

3か国の年代別での月額予算には大きな違いがあり、​日本ではほかの2か国と比べて「脱毛」に関心が高いことがわかりました。特に40代の関心が高い結果となりました。​

シンガポールではスキンケア、ボディケア、ヘアケアに関してどの年代も比較的興味があることがわかりました。​

アメリカでは、ネイルケアや整形といったさらに一歩進んだ美容アイテムの回答がほかの国と比較して多くなりました。

今後3年間で試してみたい美容アイテムを教えて下さい。

これから3年後、メンズビューティー市場はどう変わっていくのでしょうか?? ますます拡大していくのではないかな?と期待しています!

詳細気になるかたは、フルレポートをご送付しますので、
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【調査概要】

調査国  アメリカ(206)、シンガポール(200)、日本(281)​
調査期間 2023年4月24日~27日​
調査形式 オンライン​
年齢   18歳~59歳​
性別   男性​
地域:全土​
※製品の分類等はDynata LLC Japan内で選定。​
※物価については日本円を基準にし、当社内規定の価格レンジで​選択肢を設定​


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