2024POG的預言・コーステッドの22（スティレセイル）

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今回はダノンベルーガ・ボンドガールの下にあたる馬で一本。今回はサンデーレーシングでの募集で、かつ新規開業・福永厩舎とワケアリ感も漂うが、素直に信じていいのか、それとも用意周到に仕込まれた「Z」なのか？

スティレセイル

父キズナ×母コーステッド　牝　栗東　福永祐一

福永厩舎の2歳馬、初陣はこの馬？

【血統分析】

キズナ×Tizway×Malibu Moonの配合。母は米血の塊で、スプリント力の非常に高いTiznow系、パワーのあるSeattle Slew系の２つを強調しており、高速馬場の中距離スローペースに強い配合。母の潜在能力も非常に高く、3頭の産駒はすべて大物感がある。2歳戦のうちは無双するくらいのスピードと完成度があるのもPOG向き。

今回の父はキズナだが、母との相性は非常に良い。キズナの父母キャットクイルは米血の塊であり、母のスピード能力を単純に補完できている。また母母が持つNijinskyと相性がよく、米血スタミナを強調できているのもよい。先行力があってスピードがあるので、高速馬場で上がりの速い競馬に滅法強い。後傾ラップになりやすい1600～2000ｍ向き、時計が速ければコースは問わない。逆に時計のかかる馬場や差し有利馬場は不得手。ダートも合う。

【個体分析】

順調で3月末には移動予定、うまくいけば6月デビュー目標。米血豊富で仕上がりがよく、夏競馬も合うので、早期デビューはかなりのプラス。4番仔でまだ活力もあり、1月生まれなので完成度も高い。血統的にもポテンシャルは十分で、Ｇ１を狙えるレベル。そして牝馬なので、POG期間内にタフな競馬があまりないのもプラスで、序盤はスピード能力で無双できるのでは。総合的に見て、かなり期待できる1頭となる。唯一の懸念は、今回は開業したばかりの福永厩舎。ただノウハウのある厩務員も引き継いでいるだろうし、育成自体は問題ないだろう。むしろ競馬サークル全体が福永厩舎を祝福するムードなので、馬質という点でもそれほど心配はないとみる。

【結論】