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2023POG的予言・ラルケットの21(ラケダイモーン)

今回は半兄がG1を勝っている名牝の産駒で一本。

ラケダイモーン

父レイデオロ×母ラルケット 牡 栗東 須貝尚介

私は長兄・ボルゲーゼを指名してステルヴィオを指名できず。こういうの本当多いよね。

【血統分析】

レイデオロ×ファルブラヴ×サンデーサイレンスの配合。この血統は母母アズサユミの持つ日本の在来血統(欧州スタミナ)の影響が強い。ここにロードカナロアをつければ、米血スピード×欧州スタミナで短距離型ステルヴィオ・ステルナティーアが出るし、ルーラーシップをつければ欧州スタミナを活かした中距離型ヒシゲッコウが出る。本馬はこの母に同じキンカメ系・レイデオロをつけており、当然ニックスでしょ、と思いたくなるが。。。実際には相性はよくなく、米欧混血のズブズブになるだろう。原因はレイデオロの母父・シンボリクリスエスにある。シンボリクリスエスはRoberto系×Seattle Slew系でゴリゴリの米血スタミナを持ち、これが母母アズサユミの欧州スタミナと相性がよくない。またシンボリクリスエスと母父ファルブラヴは共にSeattle Slew系を持つため相性がよく、より米血スタミナが強調されやすい配合。兄たちとは全く違うタイプになりそうだ。スタミナ豊富で距離は2000m超がベター、時計のかかる平坦馬場で強い。もしくはキレの全く要らない1200-1400mやダートにシフトすることも考えられる。

【個体分析】

6月デビュー予定。1月21日生まれで順調だし、須貝×金子ラインにはフリームファクシがいるし、プロフィールとしては満点☆青空レストラン。ドラフト上位で消える馬だろうが。。。逆にいえばプロフィールに騙される地雷パターンとも言える。血統からは得意条件は2000m超になるだろうし、夏の高速馬場への対応も疑問が残るので、早期デビューがアドバンテージとは言えない。さらにNF・足立厩舎長は「レイデオロに似ている」「長くいい脚が使える」とコメントしているが、裏を返せば「アズサユミっぽくはない」「キレる脚は使えない」とも読み取れる。さらにさらに、母が16歳と高齢の域に入っており、なおかつ4連産のため、体質も疑問が残る。飛びつきたくなる気持ちはわかるが、ドラフト上位で取るにはかなりリスキー。

【結論】

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