2024POG的預言・ノチェブランカの22（ウィンターベル）

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今回は社台オーナーズの速攻系で一本。ノーザンF×バゴ産駒×速攻系のカテゴリーにはクロノジェネシス・ステラヴェローチェがおり、打率も打点も非常に高い。当馬もこれに続けるか。

ウィンターベル

父バゴ×母ノチェブランカ　牡　美　木村哲也

馬主「吉田勝己」は社台オーナーズのことです。念のため。

【血統分析】

バゴ×ディープインパクト×Sholokhovの配合。母母ナイトマジックはドイツ血統で、6頭の産駒すべての父がディープという「あなたひとすじ」な牝系だ（※夫は年間200頭以上と浮気している）。母ノチェブランカもディープとの配合だが、Alzao≒Sholokhovで欧州ND系を強調しつつ、同時にMonsunも発現して「重厚な長距離馬」になり、POG期間内には活躍できなかった（みんな大好きフォイヤーヴェルク大先生もこのパターン）。

今回の父はバゴ。フランス産だが米血スピードがベースにあり、早期から活躍できる種牡馬である。当馬は父のNureyevと母のSadler's Wellsが反応しており、良質な欧州スタミナがあるタイプ。ただ父母ともにスピード血統が少なく、日本の高速馬場やマイル以下をこなすスピードに欠ける。適正距離は1800-2600mのタフな馬場。先行有利なローカル長距離の北海道、福島がベスト。重馬場は鬼だがダートは向かない。

【個体分析】

6月東京の1600m～1800mを予定。1月生まれのバゴ産駒で早熟に出たのはプラス。またスタミナを活かせる牡馬に出たのもプラス。2歳戦の手薄な1800mなら勝ち上がれるだろうし、札幌2歳に出てくれば面白い存在。ただ基本的にスピード不足だし、札幌2歳の後は適鞍が少ない。また現実路線を歩む社台オーナーズだけに、適条件が揃う3歳夏まで待たされるリスクもある。デビュー前に好時計が出ればドラフト下位で一考すればよく、ドラフト上位で指名されるなら「どうぞどうぞ」でお譲りして良いのでは。