2024POG的預言・グリーンバナナズの22(パーティハーン)
今回は金子真人HDがセレクトセール1歳で購入した高額馬で一本。日本適性のわからない持ち込み馬に2億9700万円とは、相当な好馬体・超良血なのか、はたまた見掛け倒しのレオパルドンなのか。
パーティハーン
父Wootton Bassett×母グリーンバナナズ 牡 栗東 友道康夫
【血統分析】
Wootton Bassett×Green Tune×Anabaaの配合。母はフランス産のタフな馬力型で、59戦もした「鉄の女」。欧州ND系の塊で、母父Green Tuneを代表とした重厚な欧州スタミナが特徴。その分仕上がりは遅めで、1歳上の半姉・レヨンドゥソレイユは2歳12月デビューで大惨敗、全姉AudaryaのG1勝ちも4歳秋だった。また多重クロスの影響から、母の遺伝力はかなり強い。
本馬の父はWootton Bassett。米欧のスピードが豊富な欧州マイラーだが、母母Anabaa Republicがこのスピードをしっかり受け止めている。また父母のパワーとスタミナもしっかり反応しており、父母の相性はかなり良い。逆に課題は母の影響による仕上がりの遅さ。またパワーに寄りすぎると重さに繋がりやすいのも懸念点。適正距離は1800m-2500m、広くてタフな北海道がベスト。京都外回りや阪神外回りも合う。重馬場は得意、ダートは苦手。
【個体分析】
デビュー未定。一部で目標と言われている札幌は馬場が合うのでプラスではある。ただそれ以外は懸念点が多い。まず母16歳時の産駒、かつ「鉄の女」だけに、活力減退や体質的な不安はある。また馬体が3月時点で490kgと大型で、やはり鈍重さが発現している可能性は高い。また友道厩舎はディープを代表とした日本の主流血統の実績はあるが、コテコテ欧州血統は実績が乏しい。晩成傾向も相まって、POG期間内に仕上げられる感じがない。
【結論】
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