2024POG的預言・ヤンキーローズの22（マディソンガール）

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今回はリバティアイランドの半妹、2023年サンデーレーシングの牝馬最高額のこの馬で一本。

マディソンガール

父キズナ×母ヤンキーローズ　牝　栗東　中内田充

この血統、しばらくはずっと人気するんだろうなぁ。

【血統分析】

キズナ×All American×Xaarの配合。母は豪州産で、Roberto系、Nijinskyを持つ米国スタミナ系、母母は欧州スタミナを取り入れた米欧混血型。よって母からはかなりズブい産駒が出るはずなのだが、半姉・リバティアイランドは上がり31秒台を繰り出す牝馬3冠馬となった。豪州産のスプリント能力と、米国スタミナを最大限引き出したのだろうが、正直、よくこの血統でズブさが出なかったと感じる。リバティアイランドは稀な突然変異と考えた方がよく、同じような産駒がポンポン出るような感じは受けない。むしろ半姉・ロムネヤ（父ディープインパクト）の方が母のイメージに近い。

今回の父はキズナ。父母キャットクイルの米血を母がしっかり受け止めており、米血スタミナが強調されている。母の米血を活かせなかったロムネヤよりも、当馬の方が父母の相性は良い。米欧混血なのは変わらないが、パワーと持続力に優れ、テンは速くない追込型。距離は1800～2500m、坂のある阪神内回りや中山が合う。ダートは苦手。

【個体分析】

デビュー未定。調整が遅れているようで始動は遅そう。この馬は配合自体は良好なのだが、ことPOGとなるといくつか問題がある。まず牝馬の中長距離タイプだけに適条件が少ない。また3冠牝馬の下かつ高額なクラブ馬なので、大事に使わざるを得ない。合わせて考えると、POG期間内に仕上げてくる可能性は高くなく、緩い状況で使って1勝できれば、それ以上無理に使ってはこないのでは。血統自体は良いし、重賞でも好勝負できるポテンシャルはあるので、ドラフトまでに状態が上がってくれば指名対象としたい。

【結論】