pyRevit その3 Revitでnumpy前半
Revitで使用できる一般的なPythonはIronPythonです。通常の処理をする際にはあまり違いが気になる人はいないと思います。しかし、Pythonの外部ライブラリを使用しようと思うと話は違ってきます。numpyやScipyといったPythonの計算ライブラリが利用できないのでは価値が無いと感じる人も多いと思います。しかしながら、日本語の記事では、numpyを使用できるようにするものを見かけたことがなかったので紹介しようと思います。
まずはpythonのインストールからです。pyrevitで使用しているCpython(いわゆる普通のPython)のバージョンを確認します。
pyrevit>Settings>Engines>Active Cpython Engineよりバージョンが3.7.2であることを確認しました。私の環境では、3.6.8と3.7.2が利用できるようです。新しいバージョンではうまく動かないコードがあるらしく、いくつかのバージョンに対応させているそうです。
Python 3.7.2 をダウンロードしてきます。
現段階では少し古いPythonのバージョンになりますので、下のほうから3.7.2を探してダウンロード、インストールします。
インストールが完了したら、コマンドプロンプトを立ち上げます。
windowsの左下のここに入力して検索より、cmdを検索します。
py -V
でまずはバージョンを確認します。バージョンが3.7.2であることを確認したのち、
py -m pip install numpy
でnumpyをインストールします。
c:\users\〇〇\appdata\local\programs\python\python37\lib\site-packages
すると、このフォルダにnumpyがインストールされています。このパスを環境変数に登録します。また、検索で環境変数を検索すると「環境変数を編集」というアプリが表示されますので、これをクリックします。
変数の新規で
変数名にPYTHONPATH、変数値に先程のフォルダを追加します。
これでpipでインストールしたpythonのライブラリが使用できるようになります。
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