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補講その11: SQL不要!?NoSQL関連知識

今回は「NoSQL」についての内容である。

近年は大規模データを扱うケースが増え、従来の関係データベースシステム(RDBMS)で対応しきれない要求も増えた。そこで、RDBMS以外のデータベースが登場し、使われるようになってきた。それがNoSQLである。

NoSQLは今やあらゆるところで使われている。身近な例をあげれば、Netflixのレコメンド機能の裏側では「Cassandra」と呼ばれるNoSQLデータベースの一種が使われていたりする。少し前の情報ではあるが下記の資料を見るとどのようにCassandraが使われているかが説明されている。
https://www.slideshare.net/DataStax/netflix-recommendations-using-spark-cassandra

ちなみにCassandraは元はFacebookが開発しオープンソース化したものである。その他にもGoogleの「Big Table」、Amazonの「Amazon DynamoDB」など、大企業が開発するNoSQLデータベースは多い。それだけ必要とされている技術といえるだろう。

「これまで勉強してきたSQLはもういらなくなるのか!?」と思うかもしれないが、そういうわけではないので安心していただきたい。それぞれに向き不向きがあり、現在もSQLを使うRDBMSはバリバリ使われている。

NoSQLについてはDB管理者であれば知っておく必要があり、DBスペシャリストでも出題されることがあるため、ぜひ今回の講義で理解をしておいてほしい。NoSQLに関連した知識を説明し、最後に試験問題を解くところまで行く。

では、はじめよう。

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