予選・人と出会う
予選の人気投票が始まった。
熊本を10月に50ccで飛び出して
4ヶ月も経っていた。
九州→四国→小豆島→岡山→群馬
雪が降ってきたので、バイクを実家において
北海道まで旅立っていた。
懐かし札幌。
今年の雪はものすごい降り方だった。
激しい冬の中、新しい出会いを楽しんでいた。
そして、予選前に仕上げないといけない企画書の提出があった。
企画書なんて書いたことがない。
こんな難しいことをしないといけないのか!と毎日PCと向き合う日々が始まる。
ハウトゥなんて分からないから、やはり私は思いのままに文章を綴っていくだけだ。
類書というものも探さないといけない。
これが必死になって書いた
当初の企画書だ。
企画書の提出が終わると
ラインでの人気投票期間が始まる。
さて、どうしよう。
やり方は分からないけど、自分が今何をしようとしているのか
まずは
沢山の人に知ってもらう必要があった。
毎日結果が気になる。
初めて最初の発表では10位入り。
しかし、予選を勝ち抜けるには上位7名だ。
その7名に入ろうと必死だった。
なぜこんなにも必死なのか
私は本がどうしても出したいのだ
夢を叶えたい。
摂食障害を克服したら、誰かを勇気ずけられる本を出したい、
優勝したら商業出版が決まる。
正直、出版業界のことなんて何もわかっちゃいない。
ただただ、情熱だけで突っ走ってく日々だ。
楽しさと、
表現することへの苦しさや
不安
思うように表現できないことへの苦しさ
それを癒して、励ましてくれたのは
紛れもなく出会って応援してくれていた
仲間たちの存在だった。