将来への備え”2000万円問題”②
こんにちは、牧野肇です。
お待たせいたしました。
先日、投稿させて頂いた「2000万円」問題について続きを書かせていただきます。
■前回の投稿について気になる方は以下をクリックしてみてください。
→https://note.com/dynamic_cc/n/n12663ea7aff7
〇前回の振り返り
前回は「2000万円問題」はなぜ起きているか、そして今後「2000万円問題」の向かっていく方向について書いてきました。
〇退職金の平均金額
まずは、2000万円に対してどのように備えて行くかを考えていきたいと思います。
日本の退職金は以下の表のとおりです。
※引用元:東京都産業労働局『中小企業の賃金・退職金事情(平成30年版)』
勤務している企業がご自身の定年まで存続していれば、「2000万円問題」を帳消しに近いことができるかもしれません。
もちろん、個人差はあります。
業績や個人成績によってはより多くの金額を受け取る方もいるかと思います。
ただ、気を付けたいのは「2000万円問題」はより深刻になっていく傾向にあることです。
更には退職金が多く受け取れないまたは年金の制度がない会社に勤めている方。
転職を経験されている方もそうです。
定年後を退職金だけに期待するのは難しい方も多いのではないでしょうか。
〇改めて考える「2000万円問題」
ここで改めて「2000万円問題」について考えたいと思います。
・少子高齢化の進行により「2000万円問題」は深刻化する可能性が高いこと。
・退職金のみに期待することが難しい方が多いこと。
この状態でもかなり深刻な問題だと捉える方も多いと思います。
先日の投稿に載せたデータをよく見た方はお気付きかもしれませんが、
「2000万円問題」で計算されている平均の生活費は現実で考えるとかなりの節約家のように感じます。
たとえば、家賃と光熱費は合計で¥32,923なのです。
現在、暮らしている中で私は現実的な数字であると感じられませんでした。
持ち家のローンを返済しきった方なら可能かもしれません。
もちろん、維持するのにはお金がかかります。
水回りの修理や外装その他にも出費は必要となります。
維持するにもかなり厳しい状況ではあるかもしれません。
〇将来への備え
それでは、ここから本題に入っていこうと思います。
退職金だけでは退職後が不安だと感じている方も多いと思います。
では、どのように将来に向けて備えていけばよいか考えていきましょう。
「将来への備え」これはシンプルに他からの収入があれば解決するのです。
収入には二種類あります。
①労働収入
②権利収入
イメージしてわかりやすいのは①の労働収入だと思います。
⇒会社で働いている方やアルバイトをしている方の働き方で自分が働いた"時間の対価"として収入を得る方法です。
②の権利収入でイメージしやすいのは株の配当収入です。他にも本の印税や不動産の家賃収入があります。
株の配当収入は考えた方や既にやっている方も多いかと思います。
株にかかわらず投資は原資が必要となります。
⇒年利5%で年間120万円の収入を得ようとすると原資が最低でも2400万円必要となります。
株は自分の管理下にない為、安定したプラスを生み出すことが難しいことは事実です。
定年後に投資で生計を立てるにもその時に原資が必要となってきます。
つまり今から原資を作る必要があります。
そのためできることは今から収入を増やしていくことです。
ちなみに例として25歳の方が65歳までに2400万円をためようとすると月5万円積み立てることができれば計算上可能です。
〇5万円を積み立ててみる
具体的な方法は二通り
①節約をして5万円を作る
⇒取り組みやすく、貯金をしている方は多いですね。
②収入を増やして5万円を作る
⇒Wワークや残業をしてつくる方法です。最近はこういった方も増えてきているように感じます。
漠然と不安に思っているだけではなく、何が必要なのかを考えるキッカケになれば良いなと思います。
とはいえ行動することが大切です。
まずは来月5万円を生み出すため行動してみてはいかがでしょうか。
以上です。