2019/5/6の話
毎年書くのを自分の中で恒例化しているツアーの備忘録とは別に。
2019/5/6の話は残しておく。
GW、横浜アリーナ連続9公演のラストと言うこともあって正直4人はものすごく体力的にギリギリだったと思う。9公演の前にも、27日と28日には新潟でコンサートをして、そこから間髪入れずに横浜公演。広い会場に、関係者も多く訪ずれる地で、気を張っていたのだろうか。ヘロヘロなのが伺えるけど、アドレナリンと気力でその場のパフォーマンスを乗り越えている感じが見られた。
「ああ、今年も連続公演頑張ったね。お疲れ様」
そんな気持ちで本編が終わりアンコールへ。
最後の曲「いつまでもいつまでも」
この曲を歌うときの彼らは、どの公演でもすごく優しい顔をしている。
「誰か」に向けてと言うよりは、「そこにいるあなた」にいつも歌ってくれていて。私が思うSexyZoneの優しさ・愛情を感じてすごくあったかい気持ちになる曲なんだけれど。その日は、自分が入った公演の中では初めて、メンバーが客席にマイクを向けてくれた。
いつからこんなに大きい声で歌えるファンになったのかな。
そうでなくてもかすかに聞こえていたファンの歌声がグワッと大きくなって。メンバーたちにもそれが聞こえたのかな?
健人君はイヤモニを外して嬉しそうな顔をしていたし、勝利はただでさえこの曲はいつも泣きそうなのに、本当に今にも涙が溢れそうなのを必死に抑えてた。
そしてアンコールも終わり、Jr紹介が終わった後のメンバーからの挨拶。
(みなさんのレポと自分の記憶を元に、当日の帰りに書き起こしていたものなので、ニュアンスです)
勝利「みなさん。今日は本当に、どうもありがとうございました。いかがだったでしょうか?ちょっと泣きそうな感じですね。9公演できるなんて当たり前のことじゃないですから。すごい記録だと思うし、それは、皆がこうやって沢山来てくれたお陰だと思ってます。横アリ完走しました!まだまだこれからツアーは続いていくんですけど、まず本当に支えられました。9公演できたこと。皆が笑顔で、すごく歓声を僕らにくれたから、乗り越えられました。そして、デビュー曲で『時代を作ろうSexyZone』と歌いながらデビューをしたので、もう皆がいれば時代作れると、すごく!思います。そのためにも、松島と一緒に時代を作れればと思っていますので、ずっとずっと応援をよろしくお願いします。今日はありがとうございました!」
風磨「みなさん今日はどうも本当にありがとうございました。とにかく、素晴らしい1ページになったんじゃないでしょうか?今回のツアー、僕たち全力で走り回って、動き回って、少しでも寂しさを感じさせないようになんて言いながら、僕たちでライブを作ってきたつもりです。ただ、こうやってやってみると、寂しさを感じさせないということもそうだけど、やっぱり、寂しくなくなっちゃったら一番寂しいと思うんで。これからも5人のSexyZoneを応援してやってください。みなさんの笑顔は、僕たちの源です。今日は本当にありがとうございました。」
マリウス「みなさん楽しかったですか?今幸せですか?皆僕たちに〜?『ハマリウス〜!!』ありがとう!皆がいるから、僕たちSexyZoneがいるっていうのを一生忘れないで欲しいですし、こうやって皆とともに、令和を、同じ時代を生きて、同じ空気を吸って、一緒にいられるって本当に素敵だと改めて感じました。これからも一生僕たちSexyZoneはみなさんのそばにいますので、一緒にこれからも前に進もうね!」
健人「みなさん今日は本当にどうもありがとうございました。新時代「令和」と言う時代が幕を開けました。「令和」の「令」は清く美しいと言う意味があります。それはおそらく、ここにいる皆さんのことじゃないかな?そして「和」和やか、和やかな時間、和やかな空気、清く美しくて和やかな空気は、もういつ5人に戻ってもおかしくないんじゃないかなと思います。でもそのためには、もっともっと僕たちで、愛を深めていかないといけないし、今の状態でさらに愛を深めていけば、いつか皆で世界にいけると思います。この音楽そしてこの愛を、世界に届けたいと思いませんか?だからこれからも、僕たちについてきてください。皆のことを大切にします。横アリ最高でした。Sexy Thank you forever!」
「5人」とか「あいつ」と暗に言われることはあっても、「松島」って口にしているのを生で聞いたのは本当に久しぶりだったし、挨拶の時のみんなの顔が本当に愛で満ちているのがわかって。正直松島担としてはすごく救われたし、とにかく涙が止まらなかった。
そしてレポでも伝わっている通り、鳴り止まないSexyZoneコール。
出てくる出てこないにかかわらず、どうにかこの感謝や熱を伝えたくて、何よりも、4人に心揺り動かされて、帰りたくない!みたいな気持ちに会場全体がなっていたのかな…その声を聞いたのか、見学席にいた人たちもわざわざ戻ってきてくれたし(菊池家かな?)、スタッフさんも全然帰る気配がなくて。もしかして出てきてくれるのかな?と思っていたら。
4人が出てきてくれた。
そこからまた次々に挨拶をくれるんだけど一番心に残ったのは勝利の
「ツアーをやった意味が伝わって欲しい」と言うこと。
この「ツアーをやった意味」っていうのはこのツアー始まってからずっと勝利が口にしていた言葉で、多分本当に伝わって欲しいことなんだと思う。それが伝わらない勢がいることも確かだけど、きっとツアーに参加した大多数は、その「意味」をちゃんと受け取っているんじゃないかな?
該当担だから正直松島くんの不在をエモーショナルな出来事に昇華してしまうのは本当に苦しくて。彼がこれから先も付き合わなければいけない病と今向き合っているのは決してエモいエンタメにしていい訳ではないし。
特に横浜になってからは、なぜか開演前緑ペンラにするのが恒例化してて、ぶっちゃけてしまうとその景色に素直に喜べないというか、それを理由にまた「松島担は…」って言われるのも嫌だったし、また心ない人から「いないのに、出しゃ張るんだね」みたいな意見を見るのかな…とか思うと苦しくて。始まるとそんなぐるぐるした気持ちは落ち着くんだけど、本来ならすごく嬉しいはずの、愛おしい景色なはずの、「緑の海」が、負担?モヤモヤ?要素で、しんどかった。それが、「善意」や「愛」だからこそ成り立ってるって頭ではわかってるだけに、それがすごくもどかしくもあった。
でも、最後、風磨くんの一言で緑に染まった景色は、
去年の静岡で見たあの景色と同じように忘れたくないなと思った。
今回アルバムを出すこともツアーを回ることも否定的な目線で見ている人たちもいたけれど、でも、実際あの景色にいた人間から言うと、一部のファンがやきもきしているような、パフォーマンス的に松島くんの名前を口にしている訳ではなくて、「愛」を感じ取ることができた、そんな時間だった。
4人ともありがとう。
能天気だけど、そんなに強いオタクでは無いので、いろんな意見を見て、また悲しくなったり、切なくなったりするんだろうけど、そんな弱さまで、包んでくれるような、あったかい空気だったよ。
彼らが守りたいもの、大切にしたいものがあるからこそ、
このツアーがあるんだと、改めて思えた公演だった。
いろんな意味で忘れられない日になった2019年の5月6日の話。
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