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「社会のため」の前に、あなたがいること。あなたの変化が、社会の変化につながる

こんにちは!
-あなたと共に、未来を描く- Draw your Future のごとうえりかです。

今年から「ソーシャルリーダーのためのセルフケア・セルフマネジメント Take Root and Grow」という取り組みをはじめ、
先日、6月22日(土)表現アートでセルフケア「いまの自分の身体と心に気づく」というワークショップを開催しました。

今回、改めてこの取り組みをはじめたきっかけや、ワークショップを実施して感じていることを記録しておきます。


◆Take Root and Growとして考えていること、取り組んでいること

●ソーシャルリーダーのためのセルフケア・セルフマネジメント Take Root and Grow

社会のために、みんなのために、身を削って頑張っているあなたへ。

私たちは、教育や福祉、国際協力などNPO、NGOといったソーシャルセクターで働く経験の中で、ワーカホリック(仕事中毒)やバーンアウト(燃え尽き症候群)をはじめとしたメンタルヘルスの問題を身近に感じてきました。

「ソーシャルなモノコトに取り組む人が、自他ともに大切にしながら歩み続けるために、できることは何か?」

この問いに対して私たちは、「ソーシャルセクターに携わる人々が社会や周りの人を思う気持ちと等しく、自分自身を大切にしながら真に挑みたいことに集中するために、自分のルーツを見つめ直し成長していく機会を提供したい。」と考えています。

ご自身の「いま、ここ」の状態に目を向けてみませんか?

https://note.com/takeroot_grow

●取り組んでいること

ソーシャル×表現アート×セルフケア&セルフマネジメントでおしゃべりする会(不定期)

ソーシャルに関わる人々とおしゃべりする会。
テーマは特に定めず、それぞれの関心をもって集まった参加者の方から沸き起こってきたことを、共に味わう時間となっています。

◆前回のトピックはこちら(一部抜粋)

  • 自分を殺さないと企業で働けないという、自分の中の偏見に気づく

  • ソーシャルの分野はどこまでやればOK?ゴールがない、途方もない

  • (何か行動を起こす際に)怒りや悲しみはエネルギーにもなるけど、自分を傷つける諸刃の剣にもなり得る

  • やりたいことがあるはずなのに疲弊する、バーンアウトする

  • なんで働いている?自分はどう生きたいのか?自分のミッションと出会う、自分の内面が変われば行動、現実が変わる(構造的な問題もある)

  • アートや身体を使ってみると早いし深く気づける。新しい扉を開いてくれる、1つの習慣のあり方、選択肢として提示。合う/合わないを試す


表現アートでセルフケア(月1程度)

月1程度、セルフケアの実践の場として「パーソンセンタードアプローチ表現アートセラピー」の技法を活用したワークショップを実施しています。

表現アートの作品例

前回は「いまの自分の心と身体に気づく」をテーマに実施しました。実施レポは下記にまとめています。

◆前回の参加者の感想(一部抜粋)

  • いざ絵を描き始めると夢中になってすごく温かい気持ちになれました。今の自分の心や状態、特に気付いていなかったことに目を向けられて、自然と向き合えた時間でした。絵が上手い下手全然関係ないのも安心

  • アート表現は正解も不正解もなく、多様な見方ができるのがいいなと気付かされました。そして自分が感じていること、考えていることを、色にのせることで俯瞰して見れるのも大変良かったです。何よりフィードバックでみなさんからいただく言葉に癒されました。

  • グループでのフィードバックから、自身とはまた違う形で言語化してもらえた感覚が得られ、受け止めてもらえた感、違う角度から覗いてもらえた感がじんわりと嬉しかったです。

  • 描きながら子供心を取り戻していく。ピュアな気持ちを見つけられました。他の方の表現を見て、それ自体にほっこりしたり、優しい気持ちに。作品に対してコメントがもらえるのが嬉しい!プレゼントもらったような気持ちです。


◆ワークショップを経て感じていること

率直に、お届けできてよかったなあという気持ちが湧いています。
構想してきたことを形にできた喜びと、自分が必要としていたことが誰かにとってもお役立ちできることなんだ、と確信を持てた日でもありました。

特に、絵にする、身体で表す、文字で記録するなどのアート表現を重ねることや、他者との対話を通して感じていることを外在化し捉え直すことで新たな体感や視点を自ずから獲得する、というプロセスは振り返りや気づきの促進に有効的だと感じています。
引き続きこのプロセスで起きていることは着目し、探究してゆきたいです。

視覚化や対話による外在化、現象としての捉え直し

またソーシャルな領域で働く人は「社会のため」「誰かのため」を主語に語ることが習慣化しやすく、自分が何を感じているのか?自分がどのような状況に置かれているのか?二の次にされがちな傾向があるように感じています。

社会や誰かの状況をよりよくしたいと取り組む人
まずその人自身こそが「私」に立ち戻り、満たされた状態で生きようとしていくこと。
ご自身のありたい姿と現実のあり方を一致させていくこと

それこそが、社会をよりよくすることの一歩に繋がってゆくのではないか、と仮説をもっています。

あなたが語る「社会」の中は、あなたも含まれているということ。
そのあなた自身がまず「私」として何を感じていて、どのような状況に置かれているのか。

そこに自覚的になりケアされることに、社会が変わっていくヒントがあるように思うのです。

「個の中の全」「全の中の個」

答え明確にある、端的に結論が出せる、という道のりではないのですが、こういった探究を共にする場をお届けできたら嬉しいです。


●これからの取り組み

次回のワークショップは8月3日(土)午前「いまの自分が育みたいこと」をテーマに予定しています。

ワークショップのお申し込みは下記フォームよりお受付しております。

ご関心がある方はぜひ、お立ち寄りください。必要な方に届きますように!
ご一緒できる日を楽しみにしています。


まずはこの場を共にしてくださった皆様、応援してくださっている方々、運営を共に支えてくれているおぎんさん、ありがとうございました!
これからも引き続きよろしくお願いします!


◆プロフィール

後藤 恵理香(ごとう えりか/Goto Erika)
Draw your Future 代表
ビジュアル・プラクティショナー(可視化の実践者)

大学卒業後、キャリア教育を推進するNPOに入職。コーディネーターとして、学校・地域・企業など多様な立場の人と協働しキャリア教育プログラムを推進。異なる背景を共有し対話を深める手法として、2016年から対話の可視化の実践をはじめる。
現在、ビジュアル・プラクティショナー(可視化の実践者)として、グラフィック・ファシリテーション/レコーディングなどの技法を活用し、対話の場やプロセスの支援を行う。

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