ハードウェアウォレットLedgerの新商品「Ledger Stax」!本体価格や新機能は?
現在世界の20%の暗号資産を保護するハードウェアウォレットLedger社は、Ledger Op3n(レジャーオープン)という新製品発表イベントを年に2回を開催しています。
2022年12月のLedger Op3nでは、新商品Ledger Staxが発表されました。従来のLedgerデバイスとは大きく異なるハードウェアウォレットに注目が集まっています。
この記事では、Ledger Staxとは何か?値段や機能を徹底解説します。
1. Ledger Staxとは?
そもそもLedgerのハードウェアウォレットは、
Ledger Nano S PlusとLedger Nano Xの2種類が販売されていました。
Nanoシリーズは、両者ともUSBと同様のサイズで小さいスクリーンが搭載。
今回発表された新商品Ledger Staxは、タッチで操作可能な大きな画面を搭載したスマートフォンに近いデザインです。
従来のLedgerデバイスから大きく変わったLedger Staxですが、基本的な用途やセキュリティは変わりません。
Ledger Staxは、5000種類以上の暗号資産やNFTを保管することができるハードウェアウォレットです。秘密鍵をオフラインで生成・保護することで、ハッキングされるリスクはゼロ。
Ledger専用のアプリLedger Liveに接続することで、送受信をスムーズに実行したり、資産のポートフォリオを管理することができます。
2. 従来のNanoシリーズとLedger Staxの違い
Ledger Staxと従来のNanoシリーズを比較してみましょう。
まず、形状やサイズが大きく異なります。
NanoシリーズはUSBサイズであるのに対し、Ledger Staxはスマートフォンよりやや小さい薄型のデバイスです。
さらに、Ledger Staxは以下の特徴を持ちます。
大きな画面でトランザクションを確認可能
Bluetoothでスマホに接続
タッチスクリーン搭載
NFTをトップ画面に設定可能
Ledger Staxでは、電子書籍を読むデバイスKindleと同様のスクリーンを搭載。タッチして操作することが可能で、スマートフォンのようにトップ画面に好きな画像やNFTを設定することができます。
従来のNanoシリーズでは、画面が小さくピクセル状の文字が表示されるだけでした。Ledger Staxでは、より大きなスクリーンにより、より手軽・スムーズにトランザクションの詳細を確認することができます。
また、マグネットが内蔵されたLedger Staxでは、デバイス同士を重ねることが可能。2台以上のデバイスもスマートに保管できます。
今回Ledger Staxをデザインしたのは、Apple社でiPodやiPhoneの設計を手掛けたTony Fadell氏。
iPodやiPhoneが世界中で使用され、常識を変えたように、一人一台のLedger Staxを持つ日が来るかもしれません。
3. Ledger Staxの価格と発送時期
Ledger Staxは、2022年12月現在、こちらのページから予約注文することが可能です。
Ledgerデバイスは、必ず公式サイトから購入するようにしましょう。公式サイト以外から購入すると、細工されたデバイスが届く危険性があります。
Ledger Staxの値段は、240ユーロ(¥39,997)となっています。
従来のNano Xは、¥23,999であることからLedger商品の中で最も高額なデバイスです。
2022年12月現在、Ledger Staxは予約注文のみとなっており、発送は2023年3月末と予定されています。
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Ledgerは、セルフカストディを重要視しています。
「自分の資産は自分で守る」つまり、資産への所有権(オーナーシップ)を妥協しないことを意味します。
セルフカストディとは、暗号資産の軸となる概念なのです。
一方で、中央集権型取引所を信頼して資産を預けたユーザーが、ハッキングや経営破綻により資産を失う事例が多発しています。
Ledgerのようなハードウェアウォレットを使用して、セルフカストディを妥協せずに暗号資産を管理し、運用する方法ことが重要です。
dYdXの分散型取引所は、メタマスクなどの個人のウォレットを接続することで「セルフカストディ」を維持しながら暗号資産のトレーディングを楽しむことができます。