dYdXチェーンにワンクリックで入金が可能に SquidとAxelarの機能を紹介
dYdXは、トレーダーのために次世代のブロックチェーンの普及活動においてパイオニアであると自負しています。L2が流行る前にStarkwareのロールアップ技術を最少し、dYdX v4においては、dYdXチェーンのソースコードをオープンにし、独立したアップチェーンモデルを採用しています。 デリバティブの取引所は、その性質上、高レベレッジであり高リスクであります。最大限の分散化が不正操作からの安全性確保や継続的なアップタイム確保の上で必要であると考えています。
アップチェーンの成功には、高い柔軟性と速度、インターオペラビリティ面での容易性が不可欠です。dYdXチェーンは、ロールアップ、イーサリアムのL1、他のアップチェーン、そして中央集権的な取引所のユーザーに使ってもらうことが重要と考えています。ここで、SquidやAxelarといったパートナーが重要になります。彼らは、インターオペラビリティ機能のソリューションを提供し、どのブロックチェーン環境にいてもワンクリックでdYdXにオンボードできる仕組みを作ります。
Squidは、ワンクリックのクロスチェーン取引ビルダーであり、20秒以内でのクロスチェーンのスワップをサポートしています。Uniswapのブリッジプロバイダー評価で承認されたAxelarの分散型インターオペラビリティインフラを採用しています。Squidは、インターオペラビリティサービスをAPI、SDK、またはフロントエンドデベロッパーツールを通じて60超のチェーンに提供し、2023年1月のローンチ以来これまで2億ドルの取引を行いました。
インテグレーション
dYdXのオープンソースコードは、SquidのAPIと連携し、Squidがサポートする全てのEVMチェーンとロールアップからdYdXチェーンのオンボードとオフボートをワンクリックでサポートします。ユーザーは、dYdXチェーンのアカウントにdYdXチェーンのフロントエンドを使ってワンクリックで入金することができるようになります。
どのように使うのか?
ゴールは、dYdXチェーンのアドレスに入金すること、もしくはdYdXチェーンのアドレスから出金することとします。
例①
dYdXチェーンにUSDCを入金したいが、イーサリアムのL1でUSDCを持っている。
ルート: USDCは、AxelarのGeneral Message Passing (GMP)を通じてOsmosisに送られ、OsmosisのNoble基盤のUSDCにスワップされる。その後、Nobleチェーンを通じてOsmosisからdYdXチェーンにブリッジされる。上記全てがワンクリックで実施される。
例②
dYdXチェーンにUSDCを入金したいが、ArbitramでETHを持っている。
ルート: ETHはKyberswap上でaxlUSDCにスワップされ、axlUSDCはAxelarのGMPを通じてOsmosisのNoble基盤のUSDCにスワップされる。その後、Nobleチェーンを通じてOsmosisからdYdXチェーンにブリッジされる。上記全てがワンクリックで実施される。
*上記はdYdX Tradingのブログ「1-Click Onboarding」を翻訳・編集したものです。