プロジェクトマネジャー試験に合格するために抑えるべき3つのポイント
はじめに
はじめまして、通信系企業のSE として働く「Dyson」といいます。
今年の4月に受験したプロジェクトマネジメント試験に合格しました。その体験記も含め、プロジェクトマネージャ試験で抑えるべきポイントを紹介したいと思います。
プロジェクトメンバー試験とは?
情報処理技術者試験の高度区分試験のひとつでシステム開発プロジェクトの計画し、管理を行うプロジェクトマネージャーを対象とした試験です。
合格率13.2%(H30年度)の試験で論述問題もあり、非常に難しい試験です。
PM試験のメリット
・システム開発に活かせるマネジメントの知識・思考を身につける
・会社によっては手当、奨励金の対象
・キャリアアップ
システム開発のプロジェクトではさまざまな困難に遭遇します。プロジェクトを成功させるために、計画や管理・運営をするための基本的な知識習得に役立ちます。
会社によっては手当、奨励金の対象のためちょっとした収入になります。
また、PM試験の資格をもつことでキャリアアップにも繋がります。
試験内容
PM試験は4部構成の試験です。
・午前I: 選択式(ITの基本知識)
・午前II: 選択式(プロジェクトマネジメントの知識)
・午後I: 記述式
・午後II: 小論文
小論文が鬼門でプロジェクトマネジメントに関するテーマについて適切に内容をまとめる必要があり、求められる文字数が多く試験時間内に書ききることが大変です。実は、プロジェクトマネージャー試験の受験は2回目で1度目の受験では小論文を書ききれず失敗しました。
なぜ受験したのか?
【ポジティブな動機】
入社して5年が経ち、私自身、案件をまかさせる立場へ。
いきなり上手くできるわけもなく、失敗もありました。
プロジェクト成功させる能力つけるために受験することを決めました。
【ネガティブな動機】
個人的には管理業務は嫌いですが、炎上案件はもっと嫌いです。
ただ、プロマネができる人はどんどん出世して現場からいなくなるので、
自分がプロマネやるしかないという現実もあったりします。
合格にむけた3つのポイント
プロジェクトマネージャー試験合格に向けて抑えるべき3つのポイントです。
・午後の試験(記述、小論文)に力点を置く
・午後Iの記述は意図を読み取る
・午後IIの小論文はわかりやすい構成
・午後の試験(記述、小論文)に力点を置く
午前I、IIは6割取れれば、試験は合格です。逆に満点をとったとしても、午後I、午後IIが合格ラインを満たしていなければ不合格です。
午前I、午前IIの試験は確実に8割を取る力がついたら、午後の試験勉強もはじめましょう。どうしても午前の試験を優先するあまり、午後の試験があとまわしになります。リスク管理の面では勉強期間中、如何に早く午前の試験を合格ラインに乗せるかが重要です。8割を安定してとるには、参考書や過去問をしっかり抑えましょう。
・午後Iの記述は意図を読み取る
午後Iの記述試験は、基本的には日本語の試験です。知識は午前で8割取れたら十分です。出題者の意図を読み取り、プロジェクトマネージャーとしての回答をすることで合格できます。特に、QCD(品質・コスト・納期)を意識した回答がもとめられます。
・午後IIの小論文はわかりやすい構成
プロジェクトマネージャー試験の鬼門では、下記を意識しましょう。
・素早くストーリーを組み立る
・わかりやすい段落分け
・書くことを諦めない
小論文で問われるテーマは、過去の経験からどうのようなプロジェクトの課題があり、どのようにして解決したのか問われます。テーマを決めたらまず、小論文の構成を見出しレベルですばやく決め、構成に沿って書いています。
プロジェクトマネージャ試験の小論文では、左端からみっちり書くよりも、わかりやすいように見出しに1行使うなど、相手に伝わりやすい構成がベターです。
最後に、普段鉛筆で文字を書くことになれていなかったので、最後の方は手が動かなくなるほどです。ゴールが見えているなら、諦めず書ききりましょう!
難しいと言われる試験だけどポイントを抑えれば合格できました。
プロジェクトマネージャになられるか是非受験をしてみてはいかがでしょうか?
使用した参考書
午前I・II試験対策
・ポケットスタディ 高度試験共通 午前I・II対応[第3版] (情報処理技術者試験)(Amazon)
午前II+午後I・II試験対策
・2019プロジェクトマネージャ「専門知識+午後問題」の重点対策 (情報処理技術者試験対策書)(Amazon)