足骨日記8

どうも手術後一日を過ごしました。
激痛で痛み止めを増やしてもらい、若い女の子におっさんのアナルを触らせることはさせずに済んでよかったという感じです。
今も足がいたくて目が覚めて眠れなくなってる状態。
入院中テレビを使用すると一日324円のレンタル料がかかります。使うときだけでもいいですよ。と言われてるのでとりあえず契約せずにティーバーやプライムビデオやGyaO!等のアプリで動画やテレビを楽しんでいて、YouTubeなんかも色々見れてありがたい。
今日は、最近トーフビーツさんがあげてる某リサイクル店で購入した機材で曲を作るという動画を見た。
以前のシリーズではそのお店でレコードを買ってそれをサンプリングして曲を作るという試みがあった。それも大変面白かった。
僕は曲を作ることは出来ないが、ニクラジのオープニングやジングルなんかをたまに作る。
作るといってもアップルループを並べて作るだけなので作曲といえるほとではない。
だから、曲を作れる人に対して憧れもあるし、この手の動画を見るのはとっても楽しいのである。
今パソコンで音楽を作る人のほとんどが実機、いわゆるハードを使わずにパソコン内にある機材を使って音楽製作をしていると思う。
例えば、このアンプを通したギターはこんな音になるよってのをパソコンのなかでやってしまうのである。嘘みたいな話だがそれができる技術が今はあるし、ユーザー側からしても何万も何十万もする機材がまとめて何百台も入ったパソコンのソフトが数万円で購入できる。高くても二十万を越えることはあんまりないと思う。
打ち込みのミュージシャンもアナログで楽器を弾くミュージシャンもパソコンでやる方が圧倒的にコスパもいいし便利なのである。しかもパソコン内の機材は故障も盗難もされないのでリスクがない。
ここら辺の理解がないと、この番組内で文化系の若者たちが取り組んでいる企画の面白さが百パーセント楽しめないと思う。

僕も若かりし頃クラブでバイトをしていた。
その時はパソコンでDJする人もまだいなかったから、DJはレコードをミカンのコンテナやジュラルミンのケースや段ボールにいれて車で運んでDJをしに来ていた。一晩中回すとなるとそれなりの枚数がいるので田舎のDJは自家用車でクラブまで大量のレコードを運んでいたし東京のDJはレコードを運んでくれる仲間や弟子のような存在が必要だったと思う。
そんな時代に僕が出会った機材がMTRである。
今回のトーフさんの動画でも録音する機材に使われていた。この機材は簡単にいうと録音する機械である。略称のとおりマルチトラックレコーディングなんたらみたいな名前の機材で、何個かのトラックに分けて録音できるよ~ていう機材なのである。例えばギターをひいて録音して、ドラムを録音して、ベース、ボーカル等をパートごとに別のトラックで録音できるから、一人で曲が作れちゃいますよ~てことなのだ。
そしてそれに西山くんて人が挑戦しておる。それがこの動画である。
僕はクラブで働いてたときにこのMTRを使う機会があったのは、DJをしてる人のDJMixを録音するときに使っていたからである。今みたいにミキサーにUSBを差し込んだら一発で録音できるからみたいのはなかった時代で、MTRの使い方を録音と書き出しの仕方だけ、教えてもらって使っていた。大体この手の音楽機材は世界共通で使われるので全部英語だし、パソコンと違って録音されてるかどうかがスゲー分かりづらかったりした。恐い先輩のMixを録音してるときに途中で録音が止まったり、途中で録音できてないのに気付いたときには、脂汗が吹き出たもんだ。
教えてくれた先輩も何となくで僕に使い方を教えていたので、誰も詳しい使い方を知らなかった。
今となってはDAWといわれるソフトがMTRの機能を持つソフトだ。録音しているのもパソコン画面で一目瞭然だし、日本語版のリリースがあるソフトも多い。十年前、先輩の前で脂汗をかいて固まっていた頃のD山に持っていってやりたいくらいだ。

この前、関ジャムを見てたら寺岡呼人と朝倉大介とゴッチが実機を持つことや音質についてのこだわりを語っていた。
ある程度まではパソコンでお得に便利に曲を作るということがこの世の中の正解になっていると思う。
それでも、音楽である程度財を成したこの三人がスタジオの機材や改築に全員が何千万円かつぎ込んでいた。
音楽オタクになればデジタルの仮想機材も実機もどっちもほしくなると思うし、復刻版もオリジナルのヴィンテージも欲しくなると思う。

おそらくデジタルで完結する作曲をする人たちがハードオフで実機を買って四苦八苦しながら曲を作ることは見てて最高に面白いし、やってる人も大変だろうけど楽しそうだ。

あと、このシリーズはトーフさんの持ち出し資金でやってるらしい。
出演する若手のアーティストや、何故かナレーションをやってる徳利さんにとってもいい機会だと思うし、視聴者にとっても音楽的な知識がない人でもギリギリ分かる面白さじゃないかなと思う。
結局何が言いたいかと言うと、こんな素晴らしい企画を継続させるためにはみんなが再生して見る必要があるし、トーフビーツの曲は違法ダウンロードしないで買ってよねってことです。

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D山
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