テレコンテンツ NEO宝島(トムソーヤ:日本(北海道))
テレコンテンツの良いところ、それは距離の壁がなくなるところです。
日本のどこに住んでいていも同じように遊べる、それも日本全国どこにある団体のコンテンツも同じようにです。これは団体には好機。地方で良い公演をしていてもプレイしてもらえる機会が少なかったですが、オンラインならチャンスがあります。
プレイする側としても、いろいろな団体の公演ができるチャンスですので、楽しみましょう。
そういうわけで、本日は北海道の団体トムソーヤさんの遠隔公演です。
NEO宝島〜トムソーヤ×オンライン〜
ストーリー
(公式サイトより転載)
1年に1時間だけ姿を現す幻の宝島。
そこに眠る秘宝を手に入れるためには、様々なナゾ・仕掛けを乗り越えなければならない。
全ての謎を解き真の秘宝を見つけ出して脱出せよ!
感想
丁寧にオンライン専用公演を作ってきたなという印象です。
GoogleDocをうまく使い宝探し感を出しています。チーム感の会話や前説、後説でZoomを使ってはいますが、ゲームはほぼ全てGoogleDoc上で完結。
これは体験という点では出来ることが減りますが、謎解きの遊びだと思えば悪くはないかなと感じました。多少操作に癖がありますが、事前に練習用のデータが送られるので、練習しておきましょう。
GoogleDocが遊びのメインなので、カメラ酔いの可能性はほぼありません。一方でスマートフォンでの参加はかなり厳しそう。実際に公式サイトの注意事項にもありますが、画面は大きい方が良いのでPCでの参加がお勧めです。
謎はそこそこ歯ごたえがある感じ。うまく情報共有ができるかが肝ですね。
制作者的に面白かったのは、運営負荷をできるだけ下げるように設計されているように感じたところ。前説や終了後の解説、成功失敗判定は収録でしたし、ゲーム中も少人数で運営できるような仕組みを散見しました。ビジネスで考える場合、スタッフの人数はかなり重要なポイントなので、その辺りも洗練されているように思います。
全体として謎解きによせた設計になっているので昨今の体験重視の流れからは外れるのと、少し問題にレガシーな感じはあるもののプレイ感が面白いので、謎を解きたい方にはお勧めできるゲームなのではないかと思います。
おわりに
今回ご紹介したトムソーヤさんは北海道の謎制作団体です。実は謎制作団体としては、かなりの老舗。webサイトを見ると2014年の作品など載せられており、北海道では知る人ぞ知る団体。
道外で活動されているのを見かけることは少ないですが、しっかりした謎を制作されるところなので、ご興味を持たれた方はこれを機会に遊んでみてはいかがでしょうか。
作品情報
タイトル:NEO宝島
制作団体:トムソーヤ(北海道, 日本)
公演時間:120分(解説含む)
プレイヤー人数:~6名(チーム戦)
価格:グループチケット:12,000円
アプリケーション:Zoom、GoogleDoc
目的:秘宝を見つけ出して島から脱出すること
面白い記事を書いていけるよう頑張ります!!